生理痛は鍼したその場で治り、30年の胃痛・歯を磨くときの出血は1杯目の漢方薬を飲んで治った。ピロリ菌で胃が痛くなるのは間違い!

生理痛はその場で消え、
30年続いた胃痛は漢方薬1杯で完治した――。


中医学の真価が一瞬で現れた、驚異の治療記録です。

※中医学の第一人者、アメリカの著名な中医師、倪海夏(ニハイシャ)先生1の治療日記、三十年的胃家寒症(2008-3-25発表)を李哲が完全翻訳しました。

目次

奥さんの関節痛は「風寒湿」が重なった病気

『黄帝内経』が示す“寒による痛み”のメカニズム

03/14/2008。
トロントから来た中国人男性、38歳。
奥さんと一緒に診察に来ました。

奥さん主訴は

  • 手足の関節が痛い
  • 生理痛がひどい
  • 冷たい水を飲むと、全身が痛くなる
  • 普段からすごく寒がり、冷え性

黄帝内経こうていだいけい2に書いてるのは、「寒気客於脈外則脈寒,脈寒則縮踡,縮踡則脈絀急,絀急則外引小絡,故卒然而痛,得炅則痛立止;因重中於寒,則痛久矣」

奥さんの関節痛は長い間、寒気にやられたのが原因です。

🔎あわせて読みたい:肩関節の激痛が鍼1本で即改善した症例

関節痛・生理痛・冷え性が同時に起きる理由

故郷を聞いたら、中国のハルピン。ここ最近、トロントに引越したばかりだそうです。ハルピンであろうとトロントであろうと、みんな北方でとても寒いです。体が強くないと、すぐ寒気にやられます。

奥さんの関節痛は風寒湿気が重なった病気。特に寒湿が多いです。ほかの症状もあるので、私は寒湿を取り除く生薬以外に、またアレンジしました。

私が使うのは、みんな『傷寒雑病論しょうかんざつびょうろん3にある処方です。人紀くらすの生徒さんたちは、どの処方を使うか予測できるはずです。処方箋は全部で11種類の生薬を使いました。効果はどのくらいあるか、皆さん想像して下さい。

🔎あわせて読みたい:関節リウマチの痛みと便秘が同時に改善した中医学の症例

夫婦の深い愛情が治療を後押しした

ご主人「奥さん病気は、治療にどのくらい日数がかかりますか?」
私「あなたは何日滞在できますか?」

ご主人「今度は奥さんのために治療に来ました。病気が治るなら、彼女が痛くなくて済むなら、何日でも滞在できます」

ご主人の愛情に私を含め、周りの研修医たちも感動しました。

精神状態と病気の関係(乳がん・うつとの関連)

もし世の中の男性が、みんな彼みたいに奥さんを愛しているなら、世の中の女性の乳がん.うつ病…など精神状態と関係ある病気は、圧倒的に減るでしょう。

乳癌は晴れない気持ちと大きな関係があります。具体的な説明は以下の記事をご覧ください。

乳がんの判定、しこりの特徴、転移、母乳との関係、乳がんになりやすい7種類の人

こんなに仲良い愛し合っている夫婦は、私はもちろん全力で治します。一日でも早く痛みから逃れて、ご主人と幸せな生活を送るように。

我々中医師の仕事は、みんな健康で楽しく生活を送ること。
毎日飲み切れない西洋薬を飲ませたり、検査をして病気を我慢させる事ではない。

生理痛は鍼をしたその場で改善した

三陰交・血海の即効性

診察に来たとき、奥さんはちょうど生理中。

私はすぐ三陰交と血海と刺して、生理痛はその場で治りました。

中医学は生理痛を治すのは朝飯前。
人紀くらすの生徒さんは、どう治すかが分かるはず。

鍼した瞬間に生理痛が消え始めたのは、ほかにも症例があります。以下の記事、どうぞご参考に。

🔗目の奥の重だるさと生理痛が一瞬で消えた鍼治療の記録

鎮痛剤より鍼灸が優れる理由

鍼灸の効果は、このくらい早いです。
副作用もありません。
西洋薬の鎮痛剤は、針の足元にも及ばない。

鎮痛剤は飲むと肝臓と腎臓に傷つける。百害あって一利なし。

🔎あわせて読みたい:西洋薬の副作用を知る専門家が語る東洋医学の価値と症例

ご主人の30年続いた胃痛の正体

幼少期から続く胃痛の経過

先日、夫婦は再診察に来ました。今度はご主人も治療することになりました。ご主人は中医学の効果を目で見て、自分の30年の胃痛も治したかったから。

ご主人が言うのは、7~8歳の時から胃痛があって、毎朝目覚まし時計がなくてもピッタリの時間に胃痛で起きる。しかも、胃痛は年々ひどくなり、つらくてつらくて仕方ない。

ご主人は胃痛を治すために、幼い時からどれだけの先生に診てもらったか覚えてないそうです。

小さい時に西洋医学の先生に診てもらったら、「十二指腸潰瘍」だと言われ、西洋薬を飲んだけど効き目がなかったです。

胃痛でみぞおちを押さえて苦しむスーツ姿の男性
みぞおちの強い痛みを訴える男性。中医学では「寒」「湿」「気の停滞」などが原因となることがあります。

たくさんの薬を飲んだけど、胃痛は治ってない

1992年、黒竜江省の中医学病院で治療したけど、改善はない。
1997年、上海で中医学の治療をしたけど、改善はない。
2000年、西洋医学の検査を受けたら、ピロリ菌感染症だと言われて除菌してから少しだけ緩和し、その後はまた再発。

今までたくさんの薬を飲んだけど、胃痛は治っていません。

ご主人の胃痛が治ってないのは、我々みたいな経方家に会ってないから。我々経方家の漢方薬は、胃痛を治すとき朝飯前。以下はもう一つの症例、参考にしてください。

🔗十二指腸潰瘍の激しい胃痛が漢方1回で完治した症例

ピロリ菌治療でも治らなかった理由

私はよく言いますが、胃は家のドアと同じようなもの。ドアも治せないなら、部屋中は更に治せない。西洋医学は胃痛も治せないくせに、心臓病.肝臓病。腎臓病…を治そうとしています。

可能ですか?!

西洋医学は「ピロリ菌の感染症で胃痛が起きる」と言うけど、ご主人はピロリ菌を殺す薬を飲んでも胃痛は治っていません。胃痛の原因は、ピロリ菌ではない事を証明してます。

西洋医学は寒熱の観点がない。
だから、胃痛の原因もわからないし、治療もできない。

ピロリ菌を殺したけど、胃痛が治ってない患者さんはほかにもいます。以下の記事、どうぞご参考に。

胃痛の原因は「冷え」だった

これから私の説明を聞いて下さい。

ご主人の30年の胃痛です。

  • 毎朝胃痛で目が覚める
  • 食事後は胃痛が消えて、少し経つとすぐ痛くなる
  • 喉は渇かない
  • 夏は冷たい水を飲みたがる
  • 冷たい水を飲むと、お腹を壊す
  • 排便のあと、まだ便が残っている感じがする
  • 頻尿。小便は透明でたまに黄色い
  • 風と寒いのが苦手
  • 歯を磨く時によく出血する
  • 足は冷えて、足裏にはよくに汗をかく

以上の様々の症状で分かるのは、体内の冷え。
でも、舌診から見ると黄色いのがあるので、体内の冷え以外にまた熱証もあります。これは寒熱が同時に存在していること。ただ、冷えがメインです。

🔎あわせて読みたい:重度の冷え性が鍼1回でポカポカに改善した例

漢方薬で湿疹が出たのは“好転反応”

体内の毒素排出が起きる理由

ご主人は2回目の診察に来た時に話したのは、1杯目の漢方薬を飲んでから胃痛が治った。
3杯目まで飲んだら、前腕の内側に湿疹ができて消えたら、今度は右腕の内側に湿疹ができて、またすぐ消えた。これは漢方薬の力で、長年胃腸に溜まっていた毒素が出ているからです。

たくさんの人は漢方薬を飲んだあと、湿疹がでると「漢方薬アレルギーだ」と言い、続けて飲むのを怖がります。これは間違っている認識です。

漢方薬を飲んだあとに湿疹ができるのは良いこと。
体内の大掃除をしていることなので、間違えてはいけない。

🔎あわせて読みたい:湿疹・痔・脱腸が改善した漢方症例と強い好転反応の記録

漢方薬1杯で胃痛・歯茎出血・首コリが同時に改善

ご主人は漢方薬を飲んだ翌日から、30年間の胃痛が消えました。
それだけではなくて、歯を磨く時に歯根の出血も首コリも治りました。

私の処方箋は、とても簡単です。
台湾の道端で任意の中医学の先生に診てもらっても同じ。効果が早いのは経方のお陰です。

🔎あわせて読みたい:歯茎の出血を数回の鍼灸で改善した2つの症例

私はよく言いますが、治療の最高レベルは、漢方薬を1杯目飲んで良くなる。鍼1回しただけで良くなる。これより早い治療法はありますか?

最強の中医師は、最短時間で痛みを治すだけではなくて、占い・風水にも詳しいです。以下の記事で詳しく説明しているので、どうぞご参考に。

🔗黄帝内経が示す「最強の中医学」—病死・事故死を防ぐ知恵

おわりに

生徒さんも同じ処方できるように、私は頑張って教えます。教えてみんな最高級の医師になって、たくさんの患者さんを治せるように。そうなったら私は喜んで退職して、自分の好きな音楽をやってPUBを経営します。いや、嬉しい(大笑い)

この治療日記は私の生徒さん(楊先生)が書いたものです。彼女は私の真似をして書いたけど、余りにも似てるので一文字も修正しないでアップしました。

こんな素晴らしい生徒さんがいて、私は本当に嬉しいです。研修医たちの訓練が終わったら、彼女の本名を公開します。

胃痛のほかの症例(内部リンク)

🔗歩けないほどの胃痛が鍼1回で劇的に改善した症例

🔗手術後の生理痛・胃痛・不正出血が改善していく23話の記録まとめ

🔗大腸がんの胃痛・腹部膨満・腸閉塞・倦怠感・吐き気の改善と腫瘍縮小した症例

🔗高校生の胃痛と勉強時の頭痛が漢方で改善した症例

🔗胃痛・胃もたれ・吐き気が鍼1回で改善した症例(陰陵泉+足三里)

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

    ↩︎
  2. 黄帝内経の解説は、黄帝内経:古代の叡智が教えてくれる、体の「宇宙リズム」をご覧ください。 ↩︎
  3. 傷寒雑病論の解説は、傷寒雑病論の詳細:歴史的偉大さと衝撃的な影響をご覧ください。 ↩︎
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