こんにちは、李哲です。
私が尊敬する倪海夏(ニハイシャ)先生1の症例、胰臟癌與慢性胃病(2008-3-21発表)を翻訳しました。主にすい臓がんに関する治療内容が多いです。
以下からは翻訳文になります。
コーヒー大好きな膵臓がん患者が死亡
前の記事:余命6ヶ月の肺がん末期の患者、漢方薬で1年も生きている。すい臓がんを作り出すコーヒー、甘い物、ビタミン剤、西洋薬。に書いた、生きたい気持ちがなくなった患者さんを覚えていますか?
彼は5日前に死亡しました。
一生コーヒーが大好きな彼は、すい臓がんに敵えなくて亡くなりました。
私はとても心痛いです。
皆さんは同じミスをおかさないで下さい。
賢い人は他人事から教訓を得ます。
2週間で食べられるようになり、左脇腹の痛みは徐々に消え、不眠症・大小便も良くなった膵臓癌患者
41歳の中国人患者、すい臓がんです。
2週間の漢方薬と鍼治療で、今日はご飯が食べられるようになりました。
治療してから彼の変化は以下の通りです。
- 昼間は非常にお腹が空いて、食べ物を探しまくっている
- 夕食のとき、食べ物を見ただけで吐いちゃう症状は治った
- 夕ご飯のあとに胃が冷える感覚が治り
- 左脇腹の氷みたいな冷えている症状も治りました
- 左脇腹の激しい痛みは、徐々に消えている
- 睡眠はよくなり
- 大小便は正常になった
- 夜寝れないくらいのほてりは半分くらい治って、今は夜寝るとき少し寒く感じる
以上の様々な症状は、すい臓がんが良くなっている事を示しています。
私も彼を見て嬉しくなりました。彼はまだ若いです。そして、去年可愛いお子さんが生まれたばかりなのに、西洋医学の診断ですい臓がんだと言われたのです。
彼は生検を受けてるけど、私は例外として受付しました。もし私が受け入れなかったら、彼はどうしたらいいですか?今は全力で救ってくるしかありません。
彼は日々進歩して、回復は非常に早いけど、私はまだ一つの症状を待っています。この症状さえ出れば、彼の膵臓がんが完治した事を証明します。研修に来てる先生たちと人紀クラスの生徒さんたちは、何を待っているかが分かるはず。
癌患者さんは、強い生きたい気持ちがないと駄目です。
医者も、たまに事実が話せない状況に陥ります。私の考え方は、落ち込ませる言葉より、前向きな話がもっと有意義ではないか?
皆さんに話したいのがあります。
たくさんの人は、「中医学は科学的根拠がない」と言うけど、彼らの中医学に対する認識はすべて間違っています。本当の科学的なものは中医学。
中医学は患者さんの状態がどの段階にあるのか、病気の原因も分かっています。病気の原因が分かる医師こそ、病気の予防ができます。
30年の胃痛は一晩で治った
1人の患者さん、30何年も胃痛が続いています。西洋医学の診断は、「ヘリコバクターピロリ菌感染症」。抗生物質をたくさん飲んだ後、検査結果は「ピロリ菌は全部消えた。」しかし、胃痛は相変わらずあります。
毎朝起床の時は、彼の悪夢の始まりです。
朝から晩まで胃が痛い!
このような胃痛は、中医学でいう胃の寒症。私が処方した漢方薬を飲んで、翌朝から胃痛がなくなりました。
彼はまだ漢方薬を飲んでいます。胃は陽の臓器に属しているので、昼間にすごくお腹が空くまで治療しないとダメです。
ピロリ菌と胃癌は関係ない!
私はもう一度強調しますが、「胃がんはピロリ菌と関係ありません!」
上記の例がナマの証拠です。
彼はもし正しい治療を受けなかったら、将来的に確実に胃がんです。
皆さんも気を付けて下さい。ピロリ菌がないからと言って、長年の慢性胃炎など忘れないで。胃の問題があったら、近くの中医学の先生にすぐ診てもらって下さい。ほったらかしらダメです。 (人紀くらすの生徒さんに託する言葉は省略)
すい臓がんの可能性があると言われた時、それ以上の検査は止めて!
すい臓がん患者さんへのアドバイスです。
ある日、病院で「すい臓がんかも知れない!」と言われた時、それ以上の検査はしないで下さい。検査して本当にすい臓がんだと分かって、何が役に立ちますか?過度の検査は病状を悪化させるだけ。中医学治療が更に難しくなります。
生検してすい臓がん末期だと診断された。しかも肝臓に転移している。もうこれ以上の悪い告知はいらないでしょう?
これ以上検査をして、何が役に立つことが起きますか?たとえ結果を知ったとしても、あなたはまた何ができますか?
続けて検査して、検査で治るならもちろんやるべきです。しかし、検査しても治らない、逆に病状を悪化させる。あとで中医学治療が入るとき難しくなる。これは患者さんに有利なことですか?
病気治療のとき、正しい選択ができることを願います。
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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