こんにちは、李哲です。
倪海厦(ニハイシャ)先生1の乳がん論文シリーズ2を翻訳しました。長い論文で、乳がん治療の様々な面を話しています。乳がんで悩んでいる方へ参考になると幸いです。前回の論文シリーズ1は以下をご覧ください。
中国古代の記録:乳癌の特徴
乳がんしこりは、石みたいに硬い
乳がん。
中医学歴史に記載されている一番早いのは、宋朝 の時です。その時、記載の名前は『乳巌(岩)』。
こんな名前を付けた理由は、乳がんしこりの特徴は、「石みたいに硬い」からです。
中国の昔は、男性の乳がんの記載もありました。男性の乳がんの原因は、科挙試験 が受からなくて精神的にショックを受けて、男子の精子が逆流して胸(乳房)に入ったからです。
乳がんの詳しい症状は、乳首の周りに石みたいな塊ができて、最後破れて黄色い液体が出てくる。
現代になってから、男性の乳がんの原因はまた増えました。
西洋薬と女性ホルモン剤が入った食べ物!
以下は一つの治療例、参考になると幸いです。
男性の生理循環システムは女性と違うので、今後また改めて話します。今回は女性の話だけ。
乳がんは何も治療しなければ、14年は生きられる
中医学の記録によると、乳がんしこりを発見してから死ぬまで、平均生存期間は14年。
この14年間、乳首の周りにピンク色の(乾癬)皮膚が出てきた後、石みたいな塊がどんどん大きくなって、乳房も大きく硬くなります。最後、石みたいな塊が皮膚を破って外に出て、ただれて中から濃い茶色の液体が出ます。西洋医学で言う「がん性皮膚潰瘍」。そのにおいは、10メートル外でも分かるくらい臭い。
ただれが最後になると、中の肋骨まで見え、黒い血が中から出ます。
不思議なのは、なにも治療しない状態で、患者は最後まで痛みがありません。心臓が刺されるような痛みがあるのは、死ぬ直前だけです。
がん性皮膚潰瘍でも、漢方薬で治った例があるので、以下の記事をご覧ください。
本当の乳がんは痛くない!
最大の特徴を覚えてください。
本当の乳がんは痛くないです!
こんな記録は、昔だからこそありました。その時は、科学技術がないし先生も少なかったから、ほったらかすしかなかったから。
今はこんな記録はありません。
テクノロジが発達すぎて、病院はどこでもあるから。
上記の説明したように、乳癌は何も治療しなくても、14年は生きられます。普通の人みたいに生活できて、痛みもないし、ご飯も食べれるし寝れます。ただし最終期になると、乳がんの部位からただれて悪臭があるだけ。
病院の乳がん治療をして、痛みなし・ご飯が食べられる・ちゃんと寝られる患者はいますか?
ニハイシャ先生は臨床で38年も治療してないのに、生きている乳がん患者を見ました。あなたの周りには、こんなに長く生きた乳がん患者はいますか?
古代の乳がんは、気持ち(うつ)が主な原因だった
『肺主憂、故憂傷肺、腎主恐、故恐傷腎、肝主怒、
故怒傷肝、脾主思、過思傷脾、心主喜、過喜傷心』
上記は『黄帝内経』に書いてる言葉です。
その意味は:気分、気持ちは体への影響が大きくて、生理を乱すこともできる。
昔の中国の女の人は外に出るのが禁止だったので、女性は毎日家にいて、うつで乳がんになりました。
今の女性はこれはないですが、生活と仕事のプレッシャで毎日あれこれ心配したり、その上に西洋薬の毒素と害しかないビタミン剤・サプリの影響で、心臓はどんどんやられています。
総合ビタミン剤、サプリは当院の禁止物です。詳しい理由は以下の記事をご覧ください。
中医学の乳がん、母乳、生理に関する知識
前回の論文で、乳がんは母乳のたまりすぎで、栄養が腐ったのが原因だと言いました。以下は、中医学の基礎知識。乳がんの原因など、さらに分かりやすくなると思います。
生理と母乳は同じものである
中国の『黄帝内経』 に書いてるのは、「女子二七天癸至,月事以時下,七七四十九天癸竭。」
この天癸と言うのが、女性の生理です。
簡単に説明すると
2×7=14歳に生理が始め、7×7=49歳に生理が終わります。
今は食事の乱れと病院の薬の乱用で、10歳あるいはもっと早く生理がくる子がいます。これはすごく良くないこと。
鍼灸経絡学から見ると、乳房の区域を通るのは手太陰肺經 、手少陰心經 、手厥陰心包經 、足陽明胃經 、足少陽膽經 、足太陰脾經 、足少陰腎經 、そのあと奇経八脈の陰維脈 、陰蹻脈 、任脈 。乳首の下は足厥陰肝經 が通ります。
全部合わせて11本の経絡が通り。そのなか正経8本、奇経3本。乳房は、すごい混んでいるところです。
言い換えると、交差点(乳房)に11本の道(経絡)があって、コントロールするのは一つの信号(心臓)だけ。事故が起こりやすいのは当たり前のこと。
中医学の理論で、母乳は生理と同じものだと言います。
母乳は生理と同じもの。
生理は卵子と関係ない。
なのに、西洋医学の研究者は妊娠したこともない男達が、閉門造車 の研究をしているのですCommon senseがありません。だから、いまだに乳がんの原因が分かっていません。
母乳育児の時、生理が来る女性もいます。それは、赤ちゃんがいろんなワクチン接種で不健康で、食欲が減ったのが原因。
もう一つは、お母さんの体がそうとう強くて食欲もいいし、母乳を増やす食糧をいっぱい食べたからです。
閉経後、母乳は大便から出るので、毎日の便通は大事!
閉経した女性は、気をつけてください。
閉経後は母乳の出が終わったわけではないです。
体は相変わらず、母乳を作っています。この時、母乳を外に出せるのは大便。なぜかというと、中医学で大腸と肺はつながってるから。
私はよく閉経後の女性患者に言います。
「便秘より下痢のほうがまし!」
この『理』を知ってるから、私は肺がんの予防もできます。今、たくさんの女性はタバコも吸ってないのに、肺がんになるのはこれが原因です。西洋医学では、タバコの吸い過ぎが肺がんの原因だというけど、これは大間違い。
以下はタバコ吸ってないのに、肺がんになった患者さんの例が入った記事です。どうぞご参考に。
中医学では、『気血流注時間』 でどの内臓の問題かを判断します。
例えば、
肺に問題がある時、夜3時~5時は必ず起きてる。
肝臓に問題がある時、夜1時~3時は必ず眠れない。
私の経験から見れば、中医学は西洋医学より二年くらい早く癌の判断ができます。中医学でいう『上工治未病』がこんな意味です。病気になる前に解決する。
未病を治す意味を解釈したのは、以下の記事が参考になると思います。
乳がんは遺伝しない!
西洋医学は「乳がんは遺伝する」と宣伝していますが、これも大間違い。
乳がんは遺伝しません!
遺伝するのは親の食生活習慣だけ。
例えば悩みやすい性格、体力を高めるために飲むサプリ、ちょっとした病気になったら病院の薬...
治療もできないやつらが、仮説ばかり出して女性を怖がらせ、その上に「毎年検査をしたほうがいいよ!」とすすめ。その結果は、女性の悪夢が終わりません。
乳がんの死亡率がずっと下がらないのが証拠。
これは、西洋医学の理論が間違っている事を示します。
母乳はなぜ最初黄色くて、あとは白いのか?
母乳は脾臓から来ます。
脾臓は陰陽五行論からいうと『土』、肺は『金』。
『土生金』といいます(土が金を生む)。
脾臓は中医学で、『主中州、主運送』。
脾臓は小腸から栄養素を取って、その中の白い栄養を肺まで送るのです。肺はこの白い栄養をまた乳房に送り、それで母乳になるから白い。
母乳育児をする女性に聞いてみれば分かりますが、初乳の色は黄色です。なぜかというと、母乳は脾臓『土』から来たから。黄色いのは脾臓『土』の色です。
女性の生理(母乳)は、心臓がコントロール
心臓は中医学で『君主之官』、病気にならない臓器です。
心臓の周りにある『心包経』 が、心臓の代わりで病気になります。
世の中にはいろんな癌の名前があるけど、心臓癌は聞いたことがありますか?
生理の周期と量などは、心臓が管理してます。
一旦、心臓がやられたら生理のトラブルが出ます。
心臓が損傷した最初の症状は「不眠」
心臓が損傷したのは、どうやって判断するか?
簡単です。
長年手足が冷たい、しかも不眠症の時は、もう心臓が弱っています。
これは、あなたが何かを間違えていることを示します。
不眠の原因は、西洋薬の副作用。もしくは家庭問題。
西洋医学は、過度の心配事が原因なのかも知らず、ひたすら患者に安眠薬、抗うつ剤を飲ませるだけ。その結果、火に油をかけるように心臓がもっと損傷し、母乳が完全に下の子宮まで行けなくて、生理が終わった後でも母乳がまだ乳房に残り、毎月蓄積するのです。
不眠症は漢方薬・鍼灸で簡単に治ります。
以下は一つの治療例、どうぞご参照に。
西洋薬のおかげで、心臓疾患の患者が増えている
中医学数千年の歴史記載には、今の心臓弁膜症、閉塞不全などの器質的な損傷はなかったです。西洋薬の製薬会社が現れてから、こんな新しい病気が出ました。
抗生物質、鎮痛剤、解熱剤、コントロール性の薬(例えば女性ホルモン)など、西洋医学が作ったビタミンEなども心臓を傷つけます。それなのに、製薬会社はあちこちで、「ビタミンEは心臓病の予防になる」と嘘ばかり言っています。
これだけではなく、世の中の人たちがあまりにも、科学(Science)と科技(Technology)の区別が分からないのもいけないです。
西洋医学の乳がん健診・治療の罠
西洋医学は早期発見早期治療を訴えているけど、これには罠が多いです。皆さんは検査の無意味・危険性に関して知らないといけません。
マンモグラフィ検査は、乳がんを作り出す
西洋医学は、「母乳が乳房に溜まりすぎたのが乳がんの原因」だと知らないから、毎年女性を励ましてマンモグラフィ、レントゲン検査をすすめています。
西洋医学はこの検査の害を知らない。
中医学からいうと、マンモグラフィ検査は三焦経 系統(乳腺)を傷つけるので、母乳がもっと溜まりやすくなります。つまり、マンモグラフィ検査をすればするほど、乳がんになりやすくなる!
乳がん検査に1番ふさわしい先生は、あなたのご主人。婦人科の先生ではありません。
乳がん健診に関して、ほかの中医学の先生も痛烈批判してました。
がん性皮膚潰瘍になった時、手術は更に乳がんを悪化させる
皆さんも分かるを思いますが、食物は腐った後、毒になります。
過度の母乳が乳房に長期間たまる場合も、同じように腐る。乳がんの第一線で戦う先生は、みんなこの臭いが分かるはず。どんでもない臭いだから。私はいつも臭いで失神しそうになるけど、頑張って座るしかない。これ以外にどうしたらいいですか?
乳がんが腐った時に、西洋医学の手術と化学療法をやれば、結果はもっと悪くなるだけです。しかも、母乳を増やす食べ物・ビタミン剤などが母乳を増やすことを知らない。次から次へと、心臓を傷つけ大量に母乳を作り、結果は悪化するだけで治らないのです。
以下の記事を読んで見れば分かりますが、西洋医学の治療を受ければ受けるほど、乳がんは悪化します。
女性ホルモン剤は母乳をたくさん作るので、乳がんを悪化させる
なぜ、更年期の女性が女性ホルモン剤を飲むと、乳がんになりやすくなるのか?
人工的な女性ホルモン剤は、母乳を増やすからです。
今のアメリカFDAは許可を出して、農家では牛に女性ホルモンを飲ませています。牛乳の産量のために。
私はアメリカの牛乳は絶対飲みません。飲んだら私の胸が大きくなって、男女区別がつかなくなる。台湾の女性、豊胸したいんだったらアメリカ牛乳をどんどん飲んでください(笑)
女性ホルモン剤は乳がん以外に、もう一つ「骨粗しょう症」を作り出します。
乳がんは西洋医学の治療で早死
乳がんは西洋医学が治療すればするほど、がん細胞の拡散が早くなり患者は早死する。逆にほったらかしすれば、14年後にやっと腐った母乳の毒素が内臓に入り、致命的になります。
もし、西洋医学の治療で14年より長かったら、私は有効だと認めます。
でも、現実は違う。
患者は乳がんで死んだのではなく、過度な治療に殺されています。
乳がんの転移するルート
「乳がん源は、母乳の過度の蓄積からくる」。
これが分からない西洋医学はがん細胞を殺しながら、いったいこのがん細胞は、どこから来たんだろうと迷うばっかり。
患者はもっと不安、恐怖になって、もっと不眠になり、うつになり、深夜目覚めて自分がまだ生きてる死んでいるかも分からない生活。
皆さん、これはどんな生活だと思いますか?
中医学の理論から言うと、『憂傷肺』。
肺は母乳が出るところです。
うつで肺が損傷したら、母乳は逆流して肺に入る。
だから、西洋医学の治療を受けた後は、乳がんから肺がんになりやすい。
心臓が損傷して母乳が心臓に入ったら、全身性エリテマトーデス(SLE) になる。
乳首の下は肝臓の経絡が通るので、母乳がこの経絡に入った場合は肝臓がんになる。これが乳がんから肝臓に転移する原因。
中医学で言うのは、『肺為腎之母』。『脳為髄之海』。
母乳がいったん肺に入った場合は、腎臓に入りやすいです。腎臓はもともと上がる力がすごい強いし、患者の恐怖心でさらに母乳を一番上(脳)まで上げる。乳汁は食物と同じなので、簡単に血液脳関門 (Blood-brain barrier)を通り脳に入ります。これが悪性脳腫瘍の原因。
乳がんのいろんな転移は以上です。
乳がんが転移したとしても、漢方薬・鍼灸は関連の治療ができます。以下は一つの鍼治療例。末期乳がんには敵わなかったけど、生活の質を保ちました。
乳がんになりやすい7種類の人
中医学の論点からすると、以下の7種類の人は乳がんになりやすい。
1.喜ばない。
どうでもいい事でほかの人と計算したり、ほっとくことができない。つまり、心が広くない人。
2.西洋薬、サプリメントが大好き。
3.プレッシャが強くて、ストレス解消できない。
4.病院の先生の話に従って、毎年ちゃんといろんな検査をする。
5.病院の先生の話を信じて、閉経後に女性ホルモンを使用する。
乳がん以外に悪性脳腫瘍、白血病、肝臓がん、肺がん、全身性エリテマトーデス(SLE) 、悪性リンパ癌などになる危険が高い人たちです。
6.恨み、嫉妬が強い、悪口をよく言う。
こんな人は不眠になりやすいし、生理不順にもなりやすい。
7.一生休みなしで、家族のために働いて自分を養う時間すらない。
病は気からと言いますが、患者の気持ちは病状進展にも影響があるし、病気も作り出します。
おわりに
西洋薬で心臓を傷つけたか、過労で心臓を傷つけたか、精神的のものが原因だったか関係なしで、原因は一つだけ:心臓が弱くなった!
過度の心配、不安、緊張、恐怖、恨み、悲しみ、うつ…などは全部乳がんと関係しています。
一人の女性が毎年病院に行って検査し、毎回検査が終わってから乳がんかどうか不安になり、夜もちゃんと眠れない。検査結果を見る日は、緊張で手まで震える。乳がんがないと言われたら大喜び。
でも、来年はまた同じ検査があります。また不安と恐怖の生活が始まるのです。この繰り返しで、あなたは乳がんがなくても、緊張と不安と恐怖で乳がんになります。
『早期検査、早期治療』と言い訳で、毎年検査をすすめているけど乳がんの死亡率は減っていますか?この間違えた政策で、どのくらい無辜な女性が死んだでしょう!
この論文を見ても、あなたが執着して病院の薬を飲むなら、最後は神様でもあなたを救えません。
もし、全世界で病気を治した先生だけ論文が書けるようになったら、西洋薬の製薬会社は終わり。彼らの生存空間がなくなるから。その時は、どんなに良い社会だろう。
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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