乳がん治療の成否は、「水」と「食物」をどう扱うかで大きく変わります。
中医学では、癌は“冷たい水”を好み、真気(熱)が満ちれば生きられないと考えます。
本記事では、倪海厦先生が語る乳がん治療の2大原則を、現代の読者にもわかりやすく整理して解説します。
※中医学の第一人者、アメリカの著名な中医師:倪海厦(ニハイシャ)先生1の論文:乳癌的判定法(03/21/2005漢唐中醫倪海廈於佛州)を李哲が完全翻訳しました。
中医学が重視する乳がん治療の「2大原則」とは
基本的に私たち経方家が癌を治療する時は、二つの大原則を守らなければなりません。
第一は水の問題、第二は癌が食物を得るのを遮断する方法です。
第一の原則|「水」と「真気」が乳がん治療の鍵になる理由
真水=気の概念
まず水の問題を論じましょう。
西洋医学は血液検査だけを重視し、水を検査する先生はいません。しかしこの水こそが人体の約70%以上を占めています。
中医は真水こそが人体に必要なものだと定義します。この真水とは「気」のことです。
いわゆる気とは気化した水です。寒い日に息を吐くと熱気が見える、これが気です。人体内の真気は非常に熱く、この熱気こそが人体を守る最も強力な防御壁です。

西洋医学は水の状態がわからない
西洋医学はその重要性を知りません。なぜなら西医は寒と熱を区別せず、すべてH2Oとして扱い、何の意味もないからです。 私が西医の血液検査報告を信じないのは、血液が人体の約25%しか占めていないからです。
どうしてこの25%の資料だけで病状を判断できるでしょうか。それは不完全であり、全く科学的ではありません。彼らは誤りだらけでありながら、自覚していないのです。
中医学は、もし全身が真気で満ちていれば病気はないと考えます。なぜなら熱気はすべてのウイルスと癌を根こそぎにできるからです。
心火と小腸の関係
では全身が熱気で満ちているかどうかをどう知るのでしょうか。
とても簡単です。
中医は肺を天幕のようなものと見なし、寒を主るとします。心臓は一日に十万回以上拍動するため非常に熱く、心を火と定義します。肺は心臓の上方にあるため、金は火を制することができ、肺の寒は熱気を下に導いて小腸に入れます。
そのため小腸と心臓の間には同じ温度、同じ速度、同じ圧力が生じます。『黄帝内経』はこれを「心は熱を小腸に移す」と言います。
小腸が心臓からの火を受けると、熱を得て食物の消化を始める能力を持ち、周囲の臓腑、例えば膀胱の水を気化させ、その精華たる熱気を肝臓に入れて肝臓内の毒素を清理するのを助けます(水は木を生む)。

大腸内の水を気化させて肺に入れ、唾液を生成して口と舌を潤し、食物をよく咀嚼できるようにします。 腎臓内の水を気化させて脳に上昇させ、脳組織を潤します。したがって腎は脳を主るのです。
私たちが気功を練習する時、吸気を関元(道家では丹田穴と呼ぶ)に引き入れるのはこのためです。 へそ下三寸の関元穴は小腸の募穴であり、中医学は小腸と心が表裏関係にあると定義します。その源はここにあります。
小腸の作用は「吸」と「収」
私たちが大量に空気を吸い込む時、人体は大気圧を利用して真気を下に小腸へ導きます。 小腸は「吸」と「収」を主ります。一般の中西医が理解しているのは「吸」だけであり、食物の栄養を吸収することだけです。
しかし「収」の定義を無視しています。ここでいう「収」とは、小腸が下半身の静脈の血液を体内に回収できることです。
例を挙げると、生薬の白芍は性質が酸であり、収斂を主ります。経方の芍薬甘草湯は、簡単な二味の薬から成り、白芍の酸収の性質を利用し、炙甘草で強心し小腸を潤すことで、 人体の血を非常に容易に体内に戻すことができます。
小腸の速度を戻ってくる血液と同じにしなければならないので、そうして初めて腹痛が生じません。

経方家がこの二味の薬を使用する時は、いずれも同量を使用し、しかも一両のような大きな分量を用いて初めて効果があります。 もし心腎がさらに弱い患者であれば、経方家はさらに炮附子を加え、熱をより盛んにします。
温病派中医は『神農本草経』の薬性を理解しておらず、本草綱目だけに頼って中薬を研究しているため薬性を知らないので、 もちろん大きな分量を使うことを恐れます。
正常な人は手足が温かい理由
また正常な熱は下へ向かって行くため、手に達すれば手は温かくなり、足に達すれば足は温かくなります。 肺は華蓋のようで皮毛を主り、寒を主ります。
正常な人は頭と顔と身体は皆ひんやりしており、手足だけが温かいという現象が現れます。 これが倪氏健康の第五症状の由来です。
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四肢冷え・腹水・浮腫が起こるメカニズム
すべての癌患者の四肢は冷たい。
なぜなら癌は冷たい水を好むからです。
そのため癌は生存のために、絶えず人体内の真水を冷たいものに変え、自分たちがその中で楽しく生活し、泳ぎ、快適な日々を送れるようにします。
したがって癌が末期に至ると、腹水や下肢の浮腫が見られます。なぜなら冷たい水は最も重く、下半身に留まるからです。一方、正常な人は風船のように軽やかで、熱気は非常に軽いため、私たちは体重を感じません。これがその由来です。
私たち中医が漢方薬を用いて心火を小腸に導くと、全身の水は気化します。この時、ウイルスと癌はまるで砂漠に住んでいるかのように、水が欠乏して死んでしまうのです。
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第二の原則|癌の“栄養源”を断つ「食物遮断法」
ビタミン剤・栄養剤が癌を助ける
第二に、食物の遮断法を論じます。
西洋医学は癌が栄養を得るのをどう阻止するかを知りません。そのため各種のビタミンを開発するのです。彼らの言い分は、人体が食物から得る栄養は十分ではないので、ビタミンを摂って補充する必要があるというものです。これは最も致命的で、人を深く害するものです。
彼らはどの栄養がどの癌を支援するかを研究したことがなく、ただ金儲けだけを考え、患者の生死など全く気にしません。
読者の皆さん、考えてみてください。私たちの人体が栄養を必要とするなら、癌は栄養を必要としないですか?もちろん必要とします。しかし彼らは決してそれを口にしません。
あなたは彼らをそんなに愚かだと思いますか?
彼らは決して愚かではありません。
一度それを言えば、すぐにビタミンは売れなくなるからです。 誰がウイルスや癌を養うためのものを買いたいと思いますか?

骨粗しょう症とカルシウム補給剤の嘘
我が国には古来より食医の設置があり、現代の栄養学者に似た存在ですが、私たちはこのような西洋人の愚かな栄養剤を用いたことはありません。なぜ私がそれらは無効であり、さらに人を害すると言うのか、例を挙げて説明します。
現代人は西洋医学の言うことを聞き、毎日カルシウム剤を飲みます。骨に良いと言われているからです。しかし実際はどうでしょうか?
我が国で出土した千年以上の遺体には、皆枯れた骨が見られ、筋肉や内臓は見られません。これは我が国が過去千年にわたり、誰もカルシウム剤を飲んだことがないことを示しています。 しかし死後の骨は千年経っても崩れません。
我が国の過去のすべての医案には、いわゆる骨粗鬆症というものは存在しなかったです。
今、西洋医学が薬を用いて腎臓を傷つけ、腎は骨を主るため、腎が傷つけば骨も傷つきます。したがってこのいわゆる骨粗鬆症とは、根本的に西洋薬の副作用によって引き起こされたものです。
西洋薬を飲まなければ、この病気はそもそも存在しません。

西洋医学は狡猾にも、薬が生み出した後遺症を別の病気だと言い張り、さらに薬を売り、カルシウム剤も多く売ることができます。
天下の人々はカルシウム剤を飲んで、腎臓結石を得るだけであり、効果はないどころか、さらに悪くなります。これこそが西洋の人を深く害する医学なのです。
乳がん患者に葡萄をすすめる根拠(象を取る)
私たち経方家は物性を利用して、どの食物がどの癌腫に対して最も効果的に抵抗するかを知ることができ、 西洋の化学分析を必要とせず、非常に正確に知ることができ、誤差は生じません。
例を挙げると、乳癌患者に対して、私たちは皆、葡萄を多く食べるよう勧めます。 なぜなら乳癌の硬い塊は葡萄の房のように結実しているからです。

自然界で葡萄だけがそれと同じ外形を持っているため、この葡萄を私は患者に食べる果物として勧めるのです。
自然界が産む天然で改良されていない食物で、乳房のような形をしているものはすべて、乳癌患者にとって最も良いものです。 しかも全部食べなければなりません。皮と種も一緒に食べるのが最も良いのです。 なぜなら皮と種は中医のいう表と裏だからであり、もちろん捨ててはなりません。
露蜂房も乳がんに有効
台中の陳同道は、露蜂房が乳房のような形をしていると提起しました。当然ながら絶対に有効です。 中薬はもともと「象を取る」ものです。天然の食物で乳房のような形をしているものは、すべて乳癌に対して助けになります。

天然食物が癌に勝つ仕組み
有毒か無毒かを見分けるのもとても簡単です。
水に浮くことができる食物はすべて無毒。
天然の食物は比較的粗く、粒が大きいため、人が食べると栄養の一部しか消化できず、他は排出されます。 そのため人体は栄養を吸収しますが、癌とウイルスは食べられないという現象が生じます。
したがって一度癌が食物を得る源を遮断し、他方で体内の水を気化させれば、これこそが私たち中医が癌を治療できる主な理由なのです。
末期癌は「大樹」のように広がる|中医と西医の決定的な違い
西医の「鋸樹法」と中医の「断水・栄養遮断法」
末期の癌では、その広がり方は、患者の体内に一本の大きな樹が生え、あちこちに伸びているようなものです。 読者の皆さん、考えてみてください。この大きな樹を、患者を傷つけずにどうやって切り倒すのでしょうか。

西医は「鋸樹法」を採用します。根を取り除かずに、どうして治せるでしょうか。 中医は断水法と栄養遮断法を採用します。当然、この大きな樹を根こそぎにする機会があるのです。 しかしそれでもタイミングが必要です。
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もし患者が中医を訪ねる前にすでに西医によって「生きるか死ぬか分からない」状態にされ、元気を大きく損なっていたら、 あなたは中医にどうしろと言うのでしょうか。それは中医に対して不公平です。
さらに雪火に油を注ぐのは、患者が腹水と大小便不通という危険な状態になった時、私たちは「急下存陰」を行わなければならないことです。 すなわちすぐに腹水と糞便を攻め出し、しかも患者の元気を傷つけないようにしなければなりません。 これこそが中医師の実力が試される時です。上述の経方家は皆これができます。
しかしたとえそれができたとしても、まだ癌を治すには十分ではありません。 なぜなら患者の体内には癌だけでなく、西洋医学によって加えられた化学毒素もあるからです。 この時、私たち中医があなたをどれほど助けられるでしょうか。
これこそが私がいつも言っている、「患者は癌で死ぬのではなく、西医の治療で死ぬのだ」という原因なのです。
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乳がんの本質は「壊死した母乳の膿瘍」
古代の瘍医の治療法
我が国の古代には瘍医の設置がありました。この乳癌とは、言ってしまえば、壊死した母乳が乳房内に留まり、排出されないことで生じた膿瘍に過ぎません。
ただ托裏排膿・活血化瘀の薬物を少し用いればよく、もし膿包が破裂しても、外用の粉剤を少し用いて膿を化し湿を除けば、すぐに治るのです。
なぜ現代では難治化したのか
ところが今日では、西医によってこれほど難治のものにされてしまいました。この誤った医学理論が台湾の西医衛生署によってずっと提唱されてきたため、多くの無辜で無知な女性たちが、 本来死ぬべきではない病気で死んでしまったのです。
もし私が今日、乳癌をどう治療するかを説明しなければ、必ずもっと多くの無辜の女性たちが、 西医の「死亡医学」に向かって勇往邁進し、死ぬまで後悔しないでしょう。 女性たちよ、目を覚ましなさい。
生附子・麻黄の輸入禁止がもたらす問題
玄武(生附子)と青龍(麻黄)の重要性
さらに読者に一つのことを教えましょう。台湾の西医衛生署は近頃、生附子の輸入をすでに禁止しました。 将来はさらに麻黄の輸入も禁止するでしょう。

この生附子を、私たち経方家は玄武とも呼び、この麻黄を青龍とも呼びます。 したがって私たちには真武湯や大小青龍湯などがあります。
生附子・麻黄の輸入禁止がもたらす問題
ところが今、西医が作った衛生署は、自分たちがそれらを使えないからという理由で、輸入を禁止したのです。
この行政法は、無辜の庶民の生命を奪うことになります。 彼らはただアメリカFDAの尻について行くだけであり、FDAでさえ生附子のアメリカへの輸入を禁止していません。 麻黄はアメリカでは中医と薬廠だけが使用できます。
彼らは病気を治せないのに、中医師が病気を治すことも許しません。
これは一体どんな衛生署ですか?彼らは民衆を守っていますか?それとも西医を守っていますか? 民衆は今、はっきりと見ているはずです。
私たち経方家がこの西洋医学によって作り出された乳癌第三期を治療する時、この生附子を用います。 SARSを治療する時には麻黄を用います。

もしかすると、ある日、台湾衛生署の高官の妻が乳癌になり、彼らが信じる西洋医学の治療で第三期になり、 その後経方家を見つけて妻を救おうとした時、生附子を使おうとしたら、突然市場に全くないことに気づくかもしれません。 なぜなら彼自身がそれを禁止したからです。
その時、皆で彼の顔の表情がどうなるか見てみましょう。
台湾衛生署とは、根本的に一群のヤブ医者と暗愚な官僚が一緒になった利益団体であり、 一度も庶民のことを考えたことのない官僚機構。そして不運なのは庶民です。
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