肩関節が痛いのは、鍼を刺した瞬間に治った

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こんにちは、李哲です。
肩関節の痛みは、ケガが原因かも知れないし、肩の使いすぎ症候群が原因かも知れません。原因はどちらにせよ、肩関節の痛みに対して、鍼はほぼ一瞬で治せる。ちょうど良い症例があったので、短い記事を書きました。


患者さんは60代の女性。
たくさんの症状があって、1個ずつ治しているような感じ。

2021年10月、いつもの鍼治療が終わって、漢方茶を飲みながら彼女が言うのは「右の肩関節が痛いです

肩関節が痛いのは、鍼治療の得意分野

肩関節が痛いのは、鍼治療の得意分野

痛い場所を確認したら、ちょうど右の肩髃穴あたりでした。

私「あ~これは簡単ですね。左肩に鍼1本だけ刺します。お茶飲み終わる頃には鍼を取ります」
彼女(半信半疑の顔)「お願いします」

左の肩髃穴に鍼を刺してちょっと回したら、彼女は「うゎゎ!」とうめきました。鍼を響かせながら、私は彼女に話しました。「右肩を回してみてください」

彼女は右肩をクルクル回したあと、目まで大きくなって話しました。
「痛くないです!」

鍼を刺してすぐ痛みは治ったけど、念のために数分間鍼を置いて、お茶飲み終わる数分後には取りました。

上記のとおり、肩関節の痛みは一瞬で治り。
その後も継続して数回の鍼治療を受けたけど、肩関節が痛い主訴はなかったです。

以前、清朝の名作:『鍼灸大成しんきゅうだいせい』を読むとき、こんな記述がありました。

唐鲁州刺史库狄嵚风痹,不能挽弓,甄权1针肩髃,针进即可射

鍼灸大成しんきゅうだいせい』より

鍼を刺した瞬間に、再び弓を射る事ができたのかよ!嘘でしょう?」と思ったけど、今日は自分もできたので嬉しかったのもあるし、「鍼はやはりすごい!」と実感しました。

肩関節の痛みは1回で治るけど、五十肩とかほかの肩の痛みは1回で治せるとは限らない。

鍼灸大成しんきゅうだいせい』には、古代のスーパー鍼灸医たちの逸話が色々載せています。見て「神かよ!」と嘆くしかないレベル。今後機会があったら皆さんに紹介します。

(おわり)

  1. 甄权(541年-643年)。唐の著名な医者。漢方にも精通し、鍼灸の逸話がたくさん残っています。著書多数、有名なのは『明堂人形图』。ただし、原本は一つも残っていないのが残念なところです。

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