乳がんは「ステージ1の段階で気づけるかどうか」で、その後の人生が大きく変わります。 実は、ステージ1には“はっきりした自覚症状”があり、中医学ではこの段階を「未病」として確実に治せる時期と考えます。
この記事では、ニハイシャ先生の乳がん論文をもとに、ステージ1で現れる6つの症状と、症状別の漢方治療法を分かりやすく解説します。前回の論文は以下をご覧ください。
✅ この記事で分かること
1.乳がんステージ1で現れる典型的な6つの自覚症状
2.不眠・便秘・冷え・ほてり・動悸・生理不順の漢方処方
3.中医学が考える「未病」とは何か
4.ステージ1の段階で治療すべき理由
5.西洋医学との考え方の違い
6.乳がんが進行しやすい体質の特徴
※中医学の第一人者、アメリカの著名な中医師、倪海厦(ニハイシャ)先生1の論文:乳癌的治療法(03/22/2005漢唐中醫倪海廈於佛州)を李哲が完全翻訳しました。
乳がんステージ1の主な自覚症状
私は乳がんをステージ1,2,3に分けました。
今日は主にステージ1を話します。
乳癌ステージ1の主な症状は以下のとおり。
- 不眠。
- 時に便秘、時に下痢で不規則。
- 手足が冷たい。
- 顔はほてるときが多い。ちょっとした力仕事でも、顔に汗をかく。でも、体には汗かかない。
- たまに動悸がして、心拍数が早くなる。
- 母乳と生理は同じもの。もし母乳が乳房に余ってる場合、女性は自分で分かるはず。同時に生理不順の症状も出やすい。
症状別の漢方治療
次からは治療の話です。
①不眠の漢方処方
『経方家』『傷寒家』(日本では古方家と謂う)は、不眠の女性を治す時は黄連阿膠湯 、酸棗仁湯 、梔子豆鼓湯 などをがあります。
不眠を治すときは、毎日笑うことをすすめる。
笑は心臓にとても良いからです。
どうしても夜眠れなかったら無理に寝なくて良いです。眠気が来るまで待ってれば良い。徐々に不眠症は回復できるはずです。
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②便秘の漢方処方
漢方には大黄甘草湯 、 調胃承気湯 、 小承気湯 、大承気湯 、 大柴胡湯 、 麻子仁丸 などたくさんの便秘を治すものがあります。便秘はとても治しやすいものです。
特に閉経後の女性は、毎日正常な便通が必要です。一日2~3回でもかまわないので、便秘は必ず治してください。
正統派の中医学先生は、正常な便通がある人は癌になりにくいと判断しています。
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③手足が冷えを治す漢方処方
手足が冷たいのは、『心陽』(心臓の陽気)が少ないからです。
漢方には四逆湯 , 瓜蒌薤白桂枝湯 、桂附八味丸 、 温経湯 、当帰四逆湯 など心臓の陽気を強くするものがあります。
西洋薬が好きな女性、ビタミン剤などのサプリが好きな女性、ほぼ100%手足が冷たいです。
その原因は、飲んでるもので心臓がやられてるから。
もしあなたが旦那さんと大喧嘩し、怒りすぎて手足が冷たくなり、その後は眠れなくて睡眠導入薬を飲む。その結果、手足は更に冷たくなる。
体力を補うために、あなたは大量のビタミン剤を飲んで、次の喧嘩のときに体力が持てることを狙う。その結果、心臓は更に傷つき、手足はもっと冷たくなります。
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④顔がほてるのを治す漢方処方
ちょっとした力仕事でも顔に汗をかき、でも体には汗かかない。
これは『陽明經』(胃)の熱が上に逆流したからです。
漢方で治せるのは白虎湯 、 竹葉石膏湯 などがあります。
人それぞれ体質が違うので、我々中医師の処方箋も千差万別です。
🔎竹葉石膏湯のほかの症例:喉の痛み・乾燥が完治|漢方薬で動悸・だるさ・冷や汗も改善した症例
⑤動悸、心拍数が上がるときの漢方処方
動悸、心拍数が上がる症状に対して、中医学での分析は以下の通りです。
- 心血が足りない。
- 肺の中の津液(水分)も足りない。
- 小腸の火が足りなくて、腎水が逆流して心臓のところに来たから動悸になります。
漢方で治せるのは炙甘草湯 、黃連阿膠湯、真武湯 、苓桂术甘湯 などがあります。
🔎炙甘草湯のほかの症例:ドキドキしすぎて死にそう女性、炙甘草湯で治った例
⑥生理不順を治す漢方処方
もし母乳が乳房に余っている場合、 女性は自分で分かるはず。
この場合は、生理不順の症状が出やすいです。
生理不順と言うのは、生理痛があり、生理の周期・量・時間などの異常。
あと54歳、55歳になっても生理がくるのも異常だと言えます。
漢方には温経湯 、当帰散 、 桂枝茯苓丸 、当帰芍薬散 などがあります。四物湯 , 八珍湯などを使うときもあります。
以上の場合は、中医学にとって治しやすいものです。まだ未病の段階だから。
この段階で世の中の任意の中医師は、あなたの病気を治せます。でも、中医師は警戒心がないとダメです。必ず患者さんに告げる必要があります。
この段階で治さなかったら、将来は乳がんになる可能性がある。
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正常と異常の概念しかない西洋医学
西洋医学は二つだけ。
数値の正常(健康)、異常(病気)。
未病という概念がありません。
だから、未病の段階で治すことができません。
例え話をします。
たくさんの人は、心臓病の最初の症状が現れます。
- 心臓のあたりが痛くなる。
- 手がしびれる。
- 心臓の動きが早い。
- 心臓が痛くて背中までつりそうに痛い…
などの自覚症状があって、病院に行ってEKG とStress test をやっても正常だと言われます。本当に心臓病が発作する時じゃないと、先生は貴方を心臓病だと診断しない。ひょっとしたら精神病だと診断するかも知れません。
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中医学では3段階に分ける
中医学は西洋医学の二分割と違って、三段階に分かるのです。
1.健康の段階
基準の詳細は以下の記事をご覧ください。
🔗セルフ健康チェック6項目で毎日健康管理!中医学の健康診断法
2.症状が現れる段階(未病の時)
中医学には未病を治す言葉があります。
その意味を詳しく説明した記事があるので、どうぞご参考に。
🔗「未病を治す」とは、病気がまだ芽の段階・自覚症状がある段階で治す意味
3.病気の段階
病気の段階になった場合、患者が生き残るチャンスは半分しか残ってません。
これだけではなく、火に油をかけたような問題があります。
それは、西洋医学の治療が病気を作り出すこと。
🔎あわせて読みたい:治療すればするほど病気・痛みが増えて、モルヒネ中毒で死にかけた乳がんの女性
第3段階は中医学で『厥陰症』 と言います。
この段階になると死亡率が高いです。
本物の中医師はこの時、患者さんの正常な便通と尿を維持し、食欲、心臓と腎臓の陽気を守れば救えます。
西洋医学の治療さえなければ、どんなにひどい癌でも救える
私の経験から見れば、患者が西洋医学の薬を少なく飲めば飲むほど、3大療法をやらなければやらないほど、救うチャンスはあります。いくら重症な肝臓がんでも、すい臓がんでも。
単独の癌は(肝臓がん、肺がん、白血病、リンパ癌、悪性脳腫瘍)治しやすいです。かかる時間がみんな違うだけ。しかし、途中で西洋医学の治療が入った場合、ほとんど救えられません。
最初はただの乳がんだったのに西洋医学の治療をした結果は、+肺がん+肝臓がん+大腸がんなど。もっと頭にくるのは、乳がんはまだそのまま残ってること。
こんなショックに耐えられる患者はいますか?
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倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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