胸がビリビリする痛み・不眠症と寝汗をかく・毎晩胃液を吐くのは1週間で治った 。乳がんの途中覚醒、便秘、冷え性も1週間で治った。

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こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な中医学先生:倪海厦(ニハイシャ)先生1の治療日記、2010年07月20日跟診之診療日誌を翻訳しました。

糖尿病(食欲が強すぎ、喉が渇く)、心臓病で胸が痛いのが1週間で消え、逆流性食道炎で胃液を吐く、痛風、肺腺がん、乳腺症などの漢方薬治療例。中医学治療の効果・考え方が参考になると幸いです。

糖尿病の過食症が収まる時は、血糖値も下がる時期である

先週来た二人、ベトナム籍の中国人姉妹、今日再診察に来ました。前回の治療内容は以下をご覧ください。

お姉さんはあまり変化なくて、食欲が相変わらず強すぎる。これは私が出した石膏の量が足りないことを証明します。増量しないといけない。

一般的に経方家は糖尿病を治す時、食欲が強すぎる患者さんを診た時、大量の石膏を使わないといけない。患者さんの過食症が収まってきたら、血糖値も下がった時です。これは2型糖尿病を治す方法。

大量の石膏は、血糖値を下げるだけではなくて、喉が渇くのも治せます。しかし、一般漢方医が使う石膏の量が足りないと、「白虎」じゃなくて「白猫」になっています。「白虎」と言うのは、大量に使わないとダメ。

李哲の補足説明:
過食症の食欲を抑えた鍼治療例は、以下の記事があります。どうぞ参考にしてください。

妊婦中食欲が止まらなくて、ストレスがたまるのを治した例

高血圧症はダイエットさせて、運動させるのが王道の治療方法 

妹は両膝の人工関節置換術を受けて、今は肥満症で汗も出ません。患者さんはこんな状態で、もちろん血圧も高いです。

このような患者さんは、運動ができなくて高血圧症になっています。ダイエットさせて、腎臓と心臓を強化して、運動して汗が出るようにさせないといけない。両足に力が入って運動ができれば、自然に血圧も下がるはずです。しかし、血圧を下げる薬ばかり出す。

これは彼女を殺すやり方。
私はこんな考え方が理解できません。

李哲の補足説明:
中医学にとって、高血圧症の諸症状は解決しやすいです。ずっと死ぬまで高血圧の薬を飲む必要がありません。以下は一つの症例、参考にしてください。

高血圧が原因の後頭部の痛み、腰が重だるい、夜間頻尿は1週間の漢方薬(六味地黄丸をアレンジしたやつ)で改善

胸がビリビリする痛み・睡眠障害と寝汗をかく・毎晩胃液を吐くのは1週間で治った 

先週、カナダから来た夫婦二人、今日また再診察に来ました。旦那さんは1週間飲んでから、いろんな改善がありました。

  • 胸がビリビリする痛みは治り
  • 両足は暖かくなり
  • 寝汗もなくなり
  • 睡眠は良くなった

旦那さんはペースメーカーを入れてから、いったん心臓に少しでも不調が出ると、胸がビリビリ痛みを感じたのです。この1週間漢方薬を飲んで、電気が流れるような痛みは消えました。

汗は心臓がコントロールしている。
異常な汗は、心臓に問題がある事を示します。
患者さんは漢方薬を飲んで汗が普通に出れば、心臓の調子が良くなっていること。

心臓はまた睡眠を司る。
睡眠の質が良くなれば、心臓の調子が良くなっていること。

漢方薬は心臓病治療で、とても効果的です。この1週間、毎晩胃液を吐く症状が良くなり、気持ち悪いのもなくなりました。

旦那さんの処方箋には、痛風を治す生薬も入っています。漢方を正しく使うと、生薬が少ないだけではなくて、すぐ効果が見られます。

李哲の補足説明:
痛風治療には漢方薬はもちろん効果バツグン。鍼治療も効果があります。以下は一つの症例、参考にしてください。 

痛風で足裏が痛いのは鍼1回で治り、肩こり首こりと腰痛も楽になって、数年ぶりに朝たちも復活した。

中医学を信じない人に対して、私も治療を拒否する 

奥さんは先週、肺腺癌で治療に来て、今日また来たので質問しました。

私「漢方薬を全部飲みましたか?」
奥さん「1日分しか飲んでないです」

漢方薬を飲んでから手術の傷口が赤く腫れて、自ら止めたそうです。

彼女はこちらに来る前、すでに手術して放射線までしました。一般的に私はこのような患者さんを診ません。なぜなら、患者さんは西洋医学しか信じないから。患者さんは漢方薬を飲んで癌が転移したら、漢方薬のせいだと言います。西洋医学の治療で転移したと思わない。

私は彼女が報告もしないで自ら止めたので、次の診察を断りました。渡した漢方薬も飲んでないのに、続けて治療する必要がありますか?

李哲の説明:
漢方薬を信じない人は、いろいろいます。一番多いのは、なにか不調が出たときにすぐ漢方薬の副作用だと判断する人。以下がその一つの症例、様々な面で改善されたのにもかかわらず、漢方薬のせいで検査値が悪いと判断するバカ親がいます。愚か者だとしか言えない…

アレルギー性紫斑病の漢方薬治療例:紫斑、腹痛、食欲不振、関節痛は3週間で治ったけど、疑い深くて漢方を止めたバカ親

漢方薬を信じない人が考えるのはみんな同じです。

「西洋医学の治療はすべて正しい!」
「西洋医学の治療で死んでも文句ない!」

しかし、中医学治療で1杯目の漢方薬を飲んで、なにか違和感があったらすぐ中医師に問い合わせする。漢方薬を飲むのを勝手に止める。これは中医学を信用しないことです。

西洋医学を信じる人。
私の診療所には来ないで下さい。
今後もこの方針は続けます。
手術して抗がん剤を打った人は、絶対に診ません。

1週間で途中覚醒、便秘、冷え性、寝汗をかくのが治った乳がん

先週火曜日に来た50代の白人女性。
1周間の漢方薬を飲んでからの変化は以下のとおりです。

  1. 毎晩1時半に目が覚める症状が治り、今は毎晩よく寝られる
  2. 便秘症も治り、今は毎日便通がある
  3. 氷みたいに冷たかった両足は、だいぶ暖かくなり、寒がりもだいぶ改善
  4. 体力は増えてきた
  5. 寝汗が治った
  6. 両胸の温度が違うのが治り
  7. 睡眠の質が良くなった

私は確信を持って、彼女に話しました。
「乳房のしこりは乳がんではありません。良性の乳腺症です」しかし、彼女が生検をすれば、同じところに3回以上生検をすれば、乳がんになった可能性がとても高い。

彼女は運がよく、胸にシコリが見つかった時、こちらに治療に来たのです。私は乳がんのシコリを治せる以外に、彼女の肝臓の毒素も出します。つまり、彼女が将来的に肝臓の病気になるのを予防できる。

正統派の中医学は正しい診断法と漢方薬で治療し、効果はとても早いだけではなくて、将来的の病気になるのを予防できる。

たくさんの病気は、漢方薬で予防ができます。
ワクチンで予防できるのは、ありえない!

幸運な彼女、おめでたいです。

(おわり)

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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