イントロダクション
こんにちは、李哲です。
抗がん剤の副作用は、多くの患者にとって深刻な問題です。しかし、驚くべきことに、医師自身が抗がん剤を避けるケースが少なくありません。この記事では、抗がん剤の副作用や漢方治療の効果について詳しく解説します。
アメリカの中医師、鄭智城先生1の記事、化疗都是给别人做的:就连医生自己也不做化疗_郑智城_新浪博客を翻訳して、私の見解を追加記入した内容です。
抗がん剤の副作用:患者の体験談
7日間の抗がん剤で体重が急激に落ちた患者
一人の患者さん、友人と奥さんが同伴で来ました。患者はとても痩せているお爺ちゃん。目の下がけっこう腫れているけど、幸いにも下半身のむくみはなくて、精神状態はまだ良い。
以下は友人の陳述。
お爺ちゃんは去年の7月、胃に腫瘍が見つかり、手術後に検査したら少量の癌細胞があって良性の腫瘍だそうです。
手術後には少量の癌細胞をやっつけるために、お医者さんは7日間の抗がん剤療法を薦め。抗がん剤療法が終わったあと、顔色が黒くなり両足に力が入らない、体重が急激に落ちました。

このお爺ちゃんは中医学の存在を知りません。
一人で頑張って抗がん剤の副作用に耐えている時、ある日隣人(お爺ちゃんを連れてきた人)がお爺ちゃんの顔色がとても悪いのを見ていろいろ話した結果、私の診療所に来たのです。
抗がん剤の副作用と中医学の診断
中医学の診断によると、お爺ちゃんはとても弱い脈。舌は赤くて潤いある。舌苔は黄色くて分厚い。これらの症状は、抗がん剤による体のダメージを示しています。
今の症状は、
- 食べたい気持ちはあるけど、少し食べただけで胃腸が腫れて辛い
- 便秘
- おならがとても多くて臭い
- 食欲はまだ良い
- 息が吸いづらい
病状は簡単明瞭です。
中焦の損傷で、上と下がつながりません。
上は食欲があるけど、少し食べただけで胃の膨満感が出る。
下は大便が出ない。
このような患者はたくさん見てきたので簡単です。
すぐ処方箋出しました。
10日分。
実はお爺ちゃんの状態だと1ヶ月分の漢方薬を出しても多くないです。ただし、本人が漢方薬を飲んだことないし、年も年だし(81歳)、飲んでから様子を見る事にしました。
漢方治療の効果:西洋医学との比較
胃がんで抗がん剤を受けない医師
面白いのは私が問診する時、おじいちゃんが無意識に話した一言。
「お医者さんすら抗がん剤をやりません」
お爺ちゃん夫婦は頷いて話しました。行った病院、胃腸科のある先生は胃がんになったけど、手術をしただけで抗がん剤はしてない。漢方薬と他のもので治しているそうです。
西洋医学と漢方治療の違い
これは本当に笑い話です。
孔子の『論語』にある名言「己所不欲勿施于人」
己の欲せざるところは人に施すなかれ。
抗がん剤の猛毒と無効はお医者さんも知っているけど、自分が病気になったらやらない。でも、患者さんには勧める。少しの良心でもありますか?
西洋医学と違って漢方医は自身で漢方薬を試し、患者にも慎重に処方します。
医学業界とタバコ業界は同じ
昔、タバコ業界がみんなに叩かれた時、タバコ業界の人はこんな話をしたことがあります。
タバコは自分が吸うものではない。
有色人種、貧乏人、婦人、児童に吸わせるものだ。
この話が出てから、タバコ業界は騒動になりました。
今の医薬業界にも、似てる話が流れているでしょう。
抗がん剤はお医者さんに使うものではない。他人に使う、特に無知な人に使う。
抗がん剤を拒否して生き残った医師の事例
台湾の脳外科医、許達夫の事例
台湾には許達夫という脳外科医がいました。
30年間で1万件以上の手術をしている先生です。
ある日、彼は大腸がんになり、とても驚いてました。幸いにも彼はお医者さん。幅広い調査と研究をしたあと、彼は抗がん剤も放射線もやってない。この決定で、彼は同僚に「悪質な模範になった」と指摘されました。
医学業界にとっては悪質な模範でしょう。
しかし、自分にとっては賢い決定です。
彼は今でもちゃんと生きていて、テレビの取材まで出ました。
抗がん剤を受けない方が長生きする理由
抗がん剤治療を受けない患者の中には、長生きするケースが少なくありません。これは、抗がん剤の副作用が体に与えるダメージが大きいことを示しています。
日本の例を挙げると樹木希林さんの乳がん。抗がん剤を受けてないけど、明らかにほかの乳がん治療を受けた有名人たちより長生きしています。しかも人間らしい生活を送っていました。詳細は以下の記事で話しました。参考になると幸いです。
樹木希林さんの死去ニュースを見て思ったこと、抗がん剤を受けないほうが長生きする。 | 本場の中国鍼 李哲鍼灸院のブログ
以下は外部サイトの情報、参考にしてください。
抗がん剤は絶対に使いたくありません。「がん放置療法」でいいですか | ヨミドクター(読売新聞)
中医師は自分で漢方薬を試すけど、西洋医学の先生は抗がん剤を試さない
私は中医師で、よく自分で漢方薬を試します。
毒性が強い漢方薬を飲んでも大丈夫だけど、患者さんに出す時は気をつけます。
西洋医学は良いですね。
毒性が強い薬品、自分では怖くて試さない。
患者さんに飲ませるのは慈悲もなく、処方するときは一秒も油断しない。
怖いものないでしょうね。
患者さんは入院治療を始める時、すでにたくさんのサインをしているから。死んでも良いと同意書にサインしたら、お医者さんも激毒物をバンバン使うわけ。
(おわり)
鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。
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