こんにちは、李哲です。
抗がん剤の副作用からくる気持ち悪い・食べられないのを足ツボ整体で互角した例です。
以前、足つぼ整体に来た女性。
彼女は癌治療で何回も臓器摘出手術を受けて、抗がん剤点滴を定期的にやっていました。
手術の後遺障害で「腸閉塞」の症状が出ました。
腸がくっついて食べ物が下に降りないので、食べると気持ち悪い、吐きたくなる、お腹が痛いです。

手術後の後遺症、腸閉塞でお腹が痛い人は非常に多い
抗がん剤の副作用は皆さんがご存知のように、胃腸がダメージを受けて食べられなくなり、気持ち悪くなります。 手術の後遺症で腸閉塞があるのに、更に胃腸を痛める抗癌剤。これでお腹が倍以上辛くなるわけ。
足つぼ整体を1回やると、腸閉塞の諸症状が緩和して、食べる量が増え、お腹の張りと痛みはなくなりました。 しかし、抗がん剤点滴を続けているので、1~2週間経つとまた腸閉塞の症状が出ました。そして、また足つぼ整体に来て、痛い足つぼ整体を受けて腸閉塞の症状を緩和してから、抗がん剤点滴を受けに行く。
腸閉塞で食べられない、気持ち悪いのは鍼治療でも治せます。以下は重症の膵臓がん患者の症例。最後には救えられなかったけど、生活の質を上げることはできました。
私は彼女に教えました。
「抗がん剤を止めない限り、お腹の張りと痛みは消えません」
何回も同じことを繰り返す事で、私は怒ったことがあります。
「西洋医学の治療で、あなたは今どんな状況か分かりませんか?抗がん剤点滴をして、体調不良になったのを分かりませんか?なんで抗がん剤をやり続けますか?抗がん剤で癌細胞が死ぬ前に、あなたが先に死にます!」
彼女が言うのは、「自分も抗がん剤やりたくないけど、家族が望んでいるからやっています。がん細胞を消したいです」
こんな療法、家族は本当に望んでいたのか?
残念ながら彼女のご主人と話したことがない。
私と同じ感想を持った漢方医がいます。以下の記事で乳がん治療の難しさを書いてあるので、どうぞご覧ください。
中国でも漢方薬.鍼灸を気休め療法だと思う人が多いです。
治療はやはり西洋医学。
養生なら漢方薬でも良いかな。
西洋医学の副作用が出た時は、漢方薬でなんとか副作用を消して免疫力を上げる。そして、また西洋医学の治療を続ける。漢方薬.鍼灸を主力の治療法として取り入れる人は少ないです。
先入観.差別があるから、こんな考え方になったでしょう。
- 患者さんの体力が増えたのか?
- ご飯が食べられるようになったのか?
- 大小便が出るようになったのか? … …
このような自覚症状の改善は、もうどうでも良くなりました。みんなが気にしているのは、がん細胞が大きくなったのか小さくなったのか。これだけです。
中医学と西洋医学の考え方は全く違います。中医学は免疫力を強化して、自己治癒力を強化するやり方。西洋医学は逆です。免疫力を破壊し、患者さんは徐々に衰弱死していく。
何が患者さんに有益な治療法であるのか、理性的な判断.論理思考が必要な今、できる人が少ないのが虚しい。
何度も抗がん剤を止める事を薦めたので、うるさいと感じたのか、もしくは他のことがあったのか、彼女はその後来ていません。
(おわり)
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