胃がんだと思えないくらい回復した患者
こんにちは、李哲です。
倪海夏(ニハイシャ)先生1の弟子が書いた症例、胃癌 — 西醫束手無策,中醫彈指之間を翻訳しました。参考になると幸いです。
2008年3月17日
ちゃんと見なかったら、私はわからないくらいでした。Sさんはアロハシャツを着て、顔色がピカピカで診察に来たのです。話を聞いたら、ハワイ旅行から帰ってきたばかりだそうです。全身にはハワイオーラが溢れて、顔には嬉しい笑いが映っていました。
彼は去年(2007年)11月、私が研修したとき治療に来たSさん、痩せ気味の60代の白人。胃がんで75%の胃と脾臓を切除手術した方です。
胃癌術後の症状:嘔吐、吐き気がする、黒い下痢便、食欲がまったくない、不眠症、味覚がないなど
2007年11月9日
初診。
Sさんは顔色悪くて、骨しかないくらい痩せてました。両目はダラっと落ちて、眼力もなくなっている。
1年前、彼は胃が辛くて胃酸が多い感じ、病院に行ったら胃がんだと診断されました。そして、75%の胃と脾臓を切除手術。
こちらに来たときの症状は、
- 胃と左側の肋骨下は、膨満感で辛い
- 倦怠感が強く、気持ちが不安定
- 水様便、黒い便が出る
- 喉は渇かない
- 味覚がない
- 一日中お腹が空かない
- 時々吐き気がする
- 無理矢理に食べると、2時間後には必ず吐いちゃう
- 不眠症、1時間毎に目覚める
- 両足は膝まで氷みたいに冷たい
- 両目の下から頬骨までむくんでいる

胃がんの手術後、吐き気がする・気持ち悪い患者
2007年11月12日
風邪を引いて診察に来ました。
症状は
- 悪寒
- 発熱
- 汗が出ない
- 脈は浮いて強い
- 喉は渇く
- 痰が出る
処方は大青竜湯。
漢方薬1週間で、胃がんの下痢・吐き気・嘔吐などは治り、食欲全開で体力がとても増えた
2007年11月16日。
3回目の診察。
今度は奥さんまで来て、ニハイシャ先生に会って間もなく話しました。
奥さん「本当に不思議です!漢方薬を1周間飲んだだけなのに、食欲全開、体力が良すぎて庭の雑草を全部抜いて、キッチンまで綺麗に掃除してる!どんな神様が診察しているか見たくて来ました」
漢方薬を飲んだあと、患者さんの変化は以下の通り。
- 目の下のむくみは、だいぶ減った
- 食欲・体力は良くなり
- 吐き気と嘔吐はなくなった
- 両目は力がある
- 下痢は治った
- 氷みたいに冷たくて麻痺した両足は、感覚が徐々に戻っている
ただし、両足は上巨虚から下は麻痺していました。
あとは、睡眠の質はまだ変化なし。 (患者さんの胃は、75%切除されている。ちょうど上巨虚からくるぶしまでは、膝からくるぶしまでの距離の75%)
処方箋には苦い生薬を入れて、睡眠の質を変えるようにした。
▼李哲の説明:不眠症には足ツボ整体の効果も良いです。以下の記事、かなり前の症例ですが、参考になると幸いです。
4ヶ月後、病院のMRI診断で癌細胞が全部消えたと証明
2008年3月17日。
4ヶ月後。
ハワイ旅行から戻ったSさん。
今度の主訴は、主に頻尿と睡眠の質を良くしたい。あとは汗が出ない。(心臓がまだ回復してないのを示す)。西洋薬の副作用で腎臓を傷つき、血圧が少し高い症状が残っています。
この時、Sさんは精神状態・食欲・体力とも良い。Sさんは飛行機を一つ買って、今喜んで操縦練習をしてるそうです。

胃がんが良くなって飛行機操縦を習う患者さん
2008年3月26日。
今日は嬉しい日です。
MRI検査で胃がんが消え、リンパ系も正常。つまり、西洋医学の診断で胃がんが治りました。(もし患者さんがもっと精密な検査をして、がん細胞があるかも知れないと言ったら、私はもう無言です)
患者さんはとても喜んでました。
しかし、ニハイシャ先生が言うのは、「西洋医学の診断で正常だと言っても、我々中医学の先生から見るとまだ異常です。」
患者さんの症状は、まだダメな所があります。
- 睡眠の質が良くない
- 両足はまだ冷たい
- 手が冷たくて頭は熱い
- 上半身が熱いのは、心臓の血が足りない証拠
中医学の健診ではまだ不健康、漢方薬を飲む必要があります。健康な人は6つの症状が備えるべきです。関連の説明は以下の記事をご覧ください。
Sさんは今喜んで飛行機を練習して、また旅行に出かけられて楽しくてしょうがないと言ってました。(彼は習ったばかりなので、私たちは怖くて一緒に乗れません)
胃癌だけではなくて、ほかの癌が治ったのをたくさん見てきた
Sさんが言うのは、「主治医は胃がんが治った事を疑って、がん細胞が消えた事に対して、非常に落ち込んでいました。」
同じ西洋医学の先生として、私は怒りで爆発しそうになりました。
その先生は、なぜがん細胞が消えたかも知りたくもない。1年前にSさんに薦めたのは、緩和ケア病棟だったそうです。もし患者が再び検査に行ったら、病院の先生は幽霊を見たように自分の目を疑うでしょう。
このような例は、Sさんだけではない。毎日ニハイシャ先生の診療所で見ています。胃がんだけではなく、大腸がん.腎臓がん.肺がんなどの患者さん。とにかくガンセンターと言っても過言ではない。
患者さんたちは間違った道を歩んで、癌になっています。(間違った生活習慣。人工的な食べ物を食べ過ぎ。薬を飲み過ぎなど)しかし、最後の大事なときに正しい選択をしている。中医学の治療を受けた人、何年か後にも生きている人はたくさんいます。これは私自分の目で見た事実。
西洋医学は胃がんを治せない
胃がんは西洋医学の治療で、良い方法がありません。がん細胞があちこちに転移した時は、手術が最初の考え方。一部分もしくは全部の胃を切除手術して、その後は抗ガン剤.放射線療法。(一般的にがん治療はこの3つだけ)
5年生存率は23%(西洋医学の治療を受ければ)。早期発見で治療を受けたら、生存率は60%。
医学には確率というのが許せません。
患者さんは人です。患者さんにとっては、治療を受けたら死ぬか生きるかだけ。「60%の確率で生きて、40%の確率で死ぬ」などの話はあり得ません。
▼李哲の説明:西洋医学が宣伝する有効率には騙されないでください。ほとんどの場合は、相対値で絶対値ではありません。関連の説明は以下の記事をご覧ください。
医学論文を読んだことがない庶民でも分かります。
生きてるけど食べられない。
食べてすぐ嘔吐。
これは生きる感じがありますか?
体調不良は中医学の治療を先に受けるべき
一番良い方法は、なにか体調不良があったら、すぐ中医学に診てもらう。例えば胃が辛い、胃酸が多い、消化不良、ガスが溜まるなど。
制酸剤.抗生物質を飲まないで。
これは胃がんを招くやり方です。
腕が良い中医学の先生に診てもらうと、最初の1杯目の漢方薬を飲んですぐ改善され、病気の根本を切ることができます。
中医学は患者さんを苦しませる内視鏡をしなくても、原因が分かり治療ができます。
患者さんには治療を選択する権利があります。たとえ患者さんが西洋医学を選択して、西洋医学の治療で死んだとしても、それは患者さんの信仰の問題で個人の事です。
しかし、我々医師は?
医師はそんな権力がありません。
世の中には、医師の無知でたくさんの命がなくなっています。
私は心から呼びかけます。たくさんの臨床データが証明しているのは、西洋医学の三大療法は無効!なぜ間違った治療法をすすめていますか?なぜ心を開いて、中医学を勉強しようとしないですか?
中医学は数千年の人体実験データがある
もしあなたが、「中医学が科学的ではない」と思ったら大間違いです。中医学は実験医学で、何千年も研究されています(中国人が自分で中医学を打倒するまで)。
研究相手は何千万の中国人で、その研究データと真理は、歴史の数々の著作に書かれています。5000年の歴史をもつ中医学と、200年の歴史を持っている西洋医学は比べるものではありません。
経方に記録されているのは、みんな真理です。
あなたは、どんなdesignとmodelで真理を検証したいですか?太陽が東から登るのと同じ、あなたは検証する必要がありますか?あなたは目に見えても、分からないだけです。
体の様々な不調は、古代の人々たちも経験しているもの。(唯一に経験してないのは西洋薬、ワクチン。だから、現代の中医学治療が困難になっています)
▼李哲の説明:漢方薬は二重盲検法など、科学的根拠が裏付けてないと反論する人は、以下の記事を読むべきです。
医師は「患者の健康」を第一位にするべき
私たちは、どうすれば病気を治すかを勉強すべき。
古代の聖書:『針灸大成』、『黄帝内経』、『神農本草経』、『傷寒雑病論』を読んで基礎の基礎をやってから、活用できるように頑張らないといけません。
受け継ぐことで、先人たちが苦労して記録した治療方法が無駄にならない。子孫にも同じ苦しみが来ないようにできます。
医師宣言(ジュネーブ宣言)には、「良心と尊厳をもって医療に従事する、患者の健康を最優先のこととする」と書いてあります。
医師になる前に誓ったのは、「患者さんの健康を第一位にする」。どんな医学で治療しなさいとは書いてません。
私はただの西洋医学の先生ですが、幸いにも学校で習ったもので自慢してない。逆に私は、自分が勉強した役に立たないものに対して疑問が増え、もっと良い解決方法を探しに行きました。
これは医師としての仕事だと思います。
医師として私たちは、西洋医学か中医学かにこだわらないで、患者さんに役に立つ情報は勉強して理解すべきです。良くないのは訂正する。
中医学を知らないから否定するのはダメです。
たとえ否定するとしても、理解した上に発言するべきでしょう?
病院の治療で死んだ胃がんの金持ちたち
治療現場では、論より証拠。
台湾の台塑グループの創始者、王永慶の長男の嫁、陳静文さんは、去年胃がんだと診断されて、治療したけど半年で死亡しました。
自分の家族が経営している大きい病院でも、彼女を救うことができませんでした。(たくさんの金持ちは西洋医学を信じているけど、自分の親族を救うことができていません。一般の庶民よ、あなたが西洋医学の治療を受けたら、金持ちより長生きできると思いますか?)
ニハイシャ先生の診療所で見ると、1週間で諸症状が変わる患者さんもいます。たとえば今の胃がん患者は、喜んで飛行機を操縦しようとしてます。
医師は発言する時に、気をつけなさい。
間違った発言で、1万年も悪名高くなるから。
患者さんは医師より先に目覚めます。中医学の素晴らしさを先に分かり、自分を助けるのは中医学しかないことを分かるはず。
中医学は必ずもう一度医学の頂点に立つでしょう。
漢唐中医学院 周さん 2008年3月28日
倪海厦(ニハイシャ)先生の評価
本記事を書いた周さんは、私の自慢の生徒さんの一人です。同業者からの排他的な攻撃から守るため、今は彼の本名を隠しています。将来的に皆さんは彼に出逢えるはず。
彼は、西洋医学に詳しいだけではなく中医学にも詳しいです。
彼が唯一思うのは、患者さんを救うこと。患者さんに有利なことは、やるべきです。中医学と西洋医学は、無意味な攻撃をしてはいけません。
以上の治療例をみても抗弁したい、患者さんの命に関心がない西洋医学の先生は、私の敵になります。
あなたとあなたの親族が、病気で死んでも私は診ません。あなたは親族が死なない限り、目覚めない。しかし、私はあなたが目覚めるまで待たない。患者さんは病気で待てないから。
西洋医学の先生たちよ、もう二度と患者さんを誤った道に案内しないでください。
真理が目の前にある時、私たちは勇敢に前に向かいます。私たちの心には一念しかない。それは、患者さんの命を第一位にする。
人の命はお金で買えません。
これが経方家としての、唯一の態度です。
儲けしか考えてない先生は、経方家にならないで下さい。経方家は人命を救うことだけ考えて、名誉と利益は考えていません。製薬会社と違います。
金が余って病院に寄付する人、西洋医学の研究に投資する人は要注意。あなたたちの親族は、あなたたちが信じている西洋医学の治療で死んでます。なのに、また支援。
病院規模が大きければ、治療ができると限らない。
正しい医学じゃないとダメです。
正しい医学こそ、人類に幸福を運んでくれます。
私たちは広告宣伝のためにやっているわけではない。皆さんに考えて欲しいだけです。西洋医学の治療に殺されなくて済む患者さんは、たくさんいること!
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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