こんにちは。李哲です。
ニハイシャ先生1の弟子:劉菲菲先生の治療例、刘菲菲医师的胃癌案——–谁更不信西医?を翻訳しました。
毎日吐血、下血する胃がん患者、余命3ヶ月だと言われたけど、3ヶ月の漢方薬で完治した治療例です。なぜ患者は病院から逃げ出して、わざわざ中医学診療所に来たのか?治療過程はどのような変化があったのか?詳しくは以下をご覧ください。
余命宣告3ヶ月の胃がん患者、毎日吐血と下血
初診は2010年9月3日。
白人女性、49歳、以前の職業は救急病棟の看護師さん。
彼女の主訴は以下のとおり。
- 胃がんで吐血、下血
毎日吐血と下血が7~8回(鮮血が出る) - 両腎臓のところが痛い
- 肝臓のあたりも痛い
今はモルヒネを飲む生活で、毎日飲むモルヒネは7~8錠。「余命3が月」だと宣告されました。診察に来る前は2回、大量の吐血と血便があり、患者さんの家族は急いで救急病棟に運んだそうです。
3日前に私に問い合わせがあって、2日前に再び大出血。家族は急いで救急病棟に運んだけど、患者さんは自ら点滴の管を抜いて、病院から逃げてこちらの診療所に来ました。
中医学の診断と治療経過
以下は中医学の具体的な問診と治療内容です。
1回目の診断と漢方薬の処方箋
問診内容:
1.睡眠:寝付けられない、朝4時以後にやっと寝られる。
2.両足は冷たい、手はまだ温かい。
3.食道が良くない。
4.喉の渇き:昼は渇かない。PM11~PM6は渇く、温かい水が飲みたがる。
5.大便:1日7~8回、未消化の食べ物は出ない。大便の色は緑色で、出血の時は赤い。何ヶ月前は黒色だった。
6.小便:1日3回。色は中の黄色。
7.昼はずっと汗をかいている。夜の寝汗はひどい。
8.倦怠感が強くて、体力はとてもない。
9.夜は身体が熱くて、顔と首が熱い。
診断:胆嚢結石、腎臓結石、肝臓に毒素が溜まっている。
処方箋:甘草三钱 ,XXX三钱,XX三钱(粉にして飲み込む),XXX五钱,XX三钱,XX三钱,XX三钱,XX五钱,XX三钱。 2日分を処方。9杯の水で3杯まで煮詰め、朝夜1杯ずつ飲む。
そして、「すぐコーヒーを止めて、ほかの飲食習慣も変えて下さい」と教えました。(ニハイシャ先生が言ったように、西洋医学の先生はコーヒーを止めさせないので、患者さんが良くならない。)
コーヒーが胃にどれだけ悪いのか?
検証した女性がいます、どうぞご覧ください。
3日後、吐血と下血は減ってきた
2010年9月6日。
2回目の診察。
彼女が言うのは、「吐血と下血は減りました!」
前回の処方箋に、☓☓☓5銭を追加して、 また3日分を出しました。煎じ方は同じ、1日3回飲む。
6日後、吐血と下血は完全に止まった
2010年9月9日。
3回目の診察。
吐血と下血は完全に止まり、モルヒネも50%減らしても大丈夫になりました。強烈な腎臓あたりと右脇腹の痛みは、まだあります。睡眠と食欲はよくなったけど、体力はまだない。
診断:両方の腎臓結石、胆嚢結石(胆嚢は手術で切ったけど)
処方箋:XX五钱,XX六钱,XX三钱,XX五钱,XX三钱,XX二钱,XX三钱,白芍五钱。6杯の水で2杯になるまで煮詰め、朝夜、食前に1杯ずつ飲む。
粉薬:☓☓☓。昼と夜寝る前に、6さじずつ飲む。
腎臓結石に対して、漢方薬はもちろん効果バツグンです。足つぼも効果があるので、以下の治療例をご覧ください。
15日後、食欲不振と睡眠の質も良くなってきた
2010年9月18日。
4回目の診察。
腎臓と右脇腹の痛みはだいぶ良くなった、たまに痛む。食欲が良くなって、吐血と下血は治り、睡眠の質は良くなったけど、寝つけられないのはある。ほかにある症状は頭痛、寝汗がひどい。
処方箋:
☓☓☓。9杯の水で3杯になるまで煮詰める。1日3回、食前に飲む。
漢唐14号、昼と夜30粒ずつ飲む。
寝付きが悪いのは、漢方薬はもちろん鍼治療も即効性があります。以下の治療例、参考になると幸いです。
1ヶ月後、信じられない臭い水様便が出てきた
2010年10月2日。
再診察。
数日前まで水様便が、1日10数回も出た。褐色の粘った水様便。患者さんが言うのは、「信じられないくらい臭い!」患者さんは病院で長年働いたけど、こんなに臭いのは初めて嗅いたそうです。
寝汗は治り、今ある症状は
- 気持ち悪い
- 悪寒、発熱が繰り返す
- 頭痛
- 体力がない
処方箋:
☓☓☓。9杯の水で3杯になるまで煮詰める。1日3回、食前に飲む。
気持ち悪いのは、足つぼ整体でも簡単に治せます。以下は一つの治療例、参考になると幸いです。
1ヶ月と3日後、水様便は止まり寝汗も治った
2010年10月6日。
再診察。
- 腎臓の痛みは良くなったけど、まだある
- 水様便は止まった
- 尿道に灼熱感がある
- 悪寒、発熱を繰り返すのは良くなったけど、まだある
- 夜は暑がりになる
- 寝汗はなくなった
- 首が痛い
- 昨日の夜中はすごくお腹が空いた(ニハイシャ先生の教えを思い出した:胃気が回復してきたこと!)
前回の処方箋で☓☓を8銭に増加、加工したトリカブトは3銭に。☓☓を6銭追加。9杯の水で3杯になるまで煮詰める。1日3回、食前に飲む。
粉薬:☓☓☓。毎回6さじ、昼と夜1回ずつ飲む。
以下は寝汗をかく、もう一つの治療例、処方箋が参考になると幸いです。
1ヶ月10日後、患者の感想「この6年間、初めてどこも痛くないです」
2010年10月13日。
再診察。
患者さんが言うのは、「この6年以来、初めてどこも痛くないです。睡眠と体力、食欲が良くて寝汗もない。小便は薄い黄色だけど濁っている。喉は渇く、温かい水が飲みたがります。」
まわりの人は彼女が胃がんだったことを信じてない、彼女は正常な人だと思っているそうです。
2010年10月13日から今日まで、小柴胡湯を主力の処方として、症状によってアレンジしたりしました。あとは、四神湯を作っておやつとして食べるようにしました。
四神湯は薬膳料理で、病気治療にはもちろん普段の生活でも食べて良いものです。四神湯の紹介と作り方は、以下の記事をご覧ください。
2ヶ月20日後、風邪っぽい症状が出たので、胃がんの治療は終止符を打った
2010年12月22日。
患者さんから電話がありました。
喉痛など風邪っぽい症状が出たので、煎じ薬以外に☓☓☓粉薬を入れました。
私が思うのは、患者さんの病気は裏の少陽症から表の太陽症に出ています。一番表の症状になったので、胃がんはこれで完治です。
病気が体の表裏にいる、この話は中医学の理論。以下の記事に詳しい説明があるので、参考にしてください。
西洋医学は胃癌を治せない事を患者は見抜いていた
彼女が私に教えたのは、「実は1ヶ月前から仕事を探し始めました。」
彼女はまた言いました。
「漢方薬を飲んで5日経った時に分かったのは、自分は絶対死なない!」
治療中彼女の隣人、親族、友人が言うのは、「CRAZY!手術もしないで漢方薬で治療?煎じる匂いが臭いし、まずそう!」
しかし、彼女は私に言いました。
「先生の教えを守るのは、“Read Bible”みたいです。」
私「なぜこんなに私を信じますか?」
彼女「最後の大出血で入院した時、私は気づきました。こんなに長年経っても、西洋医学は私の病気を治してない。今回入院しても治らない。このまま病院にいたら、あとは死ぬ道しかないです。だから、家族の反対を押し切り、自分で点滴の管を抜いて、夜中ゴッソリ病院から逃げて翌日の朝こちらに来ました。」
彼女は、今まで中医学の治療を受けたことがありません。入院する2日前、ご主人の紹介で私と5分くらい面談しただけ。
生きたい気持ちは、人間と動物の本能です。彼女の勇気とCOMMEN SENSEは、彼女が自分を救ったキーワード。
『知己知彼,百战不殆』
彼女中医学がどのくらいまで治療できるか知りません。しかし、彼女が知っているのは、自分が習った西洋医学は彼を救う事ができない。なぜなら、彼女は他の人よりも西洋医学を分かっているからです。
彼女は今誰に会っても、「中医学は素晴らしい!」と言うそうです。
学生の私は堅く信じます。
彼女は残りの人生、健康の道では、必ず中医学を選ぶでしょう。
学生 菲菲 報告
倪海厦(ニハイシャ)先生の評論
教師として一番嬉しいのは、学生さんが成長したこと。劉さんはとても良くやりました。書いたのも素晴らしいです。
私が彼女の処方を削除して、公表しないのは原因があります。なぜなら、今は悪質な人がネットでいろんな癌が治せると宣伝し、治療代として10万ドルをとっているから。
このような、とんでもない治療代をもらうのは、恥をかく行為です。
医師ももちろん儲けが必要です。
一銭も儲からなかったら、誰が医師になりますか?しかし、このような儲け方は気持ち悪い。
劉さんは海外で中医学の宣伝をして、中国人の誇りです。引き続き、もっとたくさんの患者さんを救って下さい。私の努力も報われます。
もし、この10万ドルも要求している人たちが、人紀クラスの違法コピー教科書を見て、教科書に書いた処方箋を持っておおやけに販売するなら、生徒の皆さん、彼らはいったいどんな人なんでしょうか?
だから、私は処方箋を隠します。
興味がある生徒は、私に手紙を書いて下さい。
ただし、一つ注意が必要です。
どの生徒が要求しても、私が内容を教えるわけではない。連絡がなかったら、私が教えたくないだけです。
私がこのようにするのは、患者さんを守るため。
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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