こんにちは、李哲です。
私が鍼治療で自分を治した簡単な例をご紹介します。この記事では、風邪やコロナに似た症状を1日で改善させた実体験を基に、鍼治療と漢方薬の効果を詳しく解説します。また、西洋医学の限界についても触れ、なぜ自然治癒を重視すべきかを説明します。
2020年8月1日:風邪の症状が現れる
2020年8月1日の朝、突然咳、くしゃみ、鼻水が止まらなくなりました。風邪の初期症状だと思い、すぐに葛根湯(かっこんとう)を2包飲みました。しかし、効果がイマイチ。通常、漢方薬が合うときは飲んで5分で鼻水が止まるのですが、この日は違いました。鼻水は流れ続け、咳も収まらず、不安が募りました。
葛根湯が風邪やインフルエンザの諸症状に効く理由は、体を温めて発汗を促し、ウイルスを体外に排出する効果があるからです。この仕組みについては、過去の記事で詳しく解説しています。興味があればぜひご覧ください:
葛根湯が効く理由
通勤中の症状悪化
葛根湯が効かないまま、通勤電車に乗りました。すると、さらに大変な事態に。鼻水が垂れて“ちょうちん”状態になり、咳とくしゃみが止まらない!

周囲の視線が気になり、「コロナ感染者だと思われているかも」と苦笑いするしかありませんでした。2020年当時は新型コロナの感染が広がり始め、咳やくしゃみだけで疑いの目を向けられる時期でしたから。
お店に到着した時には症状がさらに悪化。水っぽい鼻水が止まらず、くしゃみは連発し、体中に熱がこもる感覚が強くなっていました。漢方薬のストックもない状況で、このままでは仕事に支障が出ると判断し、鍼治療で対処することに決めました。
鍼治療で即改善:その方法と効果
鍼治療を始めるにあたり、まずは「尺沢穴(しゃくたくけつ)」を選びました。このツボは肺経に属し、咳や鼻水、発熱といった呼吸器系の症状に効果的です。以下がその日の治療スケジュールです:
- 午前中:尺沢穴に鍼を1回。
- 昼休み:再度、尺沢穴に鍼を1回。
すると、驚くほど早く効果が現れました。咳、くしゃみ、水っぽい鼻水がほぼ止まり、たまに軽い鼻水やくしゃみが出る程度まで回復。夕方には「三間穴(さんかんけつ)」に鍼を追加し、その日の治療を終えました。三間穴は免疫力を高め、体のバランスを整える効果があります。
翌朝、症状が残るなら小青竜湯(しょうせいりゅうとう)を購入しようと考えましたが、ほぼ治っていたためそのまま放置。2020年8月4日には休息を取った後、完全に回復しました。
実は2年前にも、尺沢穴への鍼治療で風邪を治した経験があります。その時の詳細はこちらで紹介しています:
鼻水とくしゃみを鍼で治した例
なぜ鍼治療が風邪やコロナに効くのか?
鍼治療が風邪やコロナのような症状に効く理由は、体内の「気・血・水」の流れを整え、自然治癒力を引き出すからです。東洋医学では、病気はこれらのバランスが崩れることで起こると考えます。たとえば、尺沢穴を刺激すると肺の機能が活性化し、咳や鼻水を抑える効果が期待できます。
一方、西洋医学ではウイルスを直接叩く薬が主流ですが、風邪やコロナに対しては対症療法(熱を下げる、咳を抑える)に留まります。しかし、これでは根本的な解決にはなりません。鍼治療は症状を抑えるだけでなく、体質を改善し、再発を防ぐ点で優れています。
コロナと風邪:病院に行く意味はあるのか?
咳、発熱、鼻水は風邪の典型的な症状ですが、2020年以降は「コロナ」と疑われることが増えました。ここで考えてみてください:
- コロナと診断されたら、その後どうしますか? 自宅待機か入院しか選択肢がない場合も多いでしょう。
- ただの風邪と言われても、安心できますか? 結局、薬で治るわけではありません。
西洋医学は風邪のウイルスを治す薬がないと認めています。それなのに、なぜ病院に行くのでしょうか? 咳、だるさ、食欲不振、発熱があっても、病院では診断しか得られません。コロナでもインフルエンザでも、西洋医学に治療薬は存在しないのです。
さらに驚くべきことに、新型コロナを漢方薬で治した症例が中国や日本で報道されても、西洋医学はこれを取り入れようとしません。理由は明白です。ワクチン開発で巨額の利益を得られるのに、漢方薬をテレビで推奨するわけがないのです。たとえば、清肺解毒湯(せいはいげどくとう)がコロナに効果的だった事例はこちらで紹介しています:
清肺解毒湯の効果
コロナと風邪の違いは「薬漬け」にある
新型コロナの症状は風邪とほぼ同じです。違いは進行速度だけ。風邪が数日で自然に治るのに対し、コロナは急速に悪化することがあります。しかし、注目すべきは次の点です:
- 普段から薬に頼る人は免疫力が低く、コロナにかかると重症化しやすい。
- 薬を避ける人は免疫力が強く、軽症で済むことが多い。
感染者数に比べて死亡者数が少ない理由はここにあります。薬漬けの人は抗生物質や解熱剤で免疫を弱め、ウイルスに対抗できなくなります。一方、薬を控え、自然治癒力を保つ人は、重症化しにくいのです。薬の副作用については、ニハイシャ先生の記事が参考になります:
西洋薬の副作用
漢方薬と鍼灸の具体的な症例
漢方薬や鍼灸は、発熱、咳、鼻水、食欲不振に即効性があり、副作用もありません。私が経験した症例の一部を紹介します:
- 風邪の微熱とだるさ:尺沢穴と三間穴で1日で改善。
詳細記事 - コロナ疑いの症状:漢方薬と鍼で軽症のまま回復。
詳細記事 - コロナ専用の漢方薬:清肺解毒湯が重症化を防ぐ。
詳細記事 - ワクチン副反応:鍼で発熱と倦怠感を緩和。
詳細記事
鍼治療が効かない場合の対処法
「鍼をしたのに症状が改善しない」と感じる場合、それは鍼灸師の技術に問題がある可能性が高いです。私の経験では、高熱、咳、食欲不振も適切な鍼治療なら1回で劇的に改善します。もし効果を感じられないなら、別の鍼灸師に相談することをおすすめします。詳しくはこちら:
鍼が風邪に効く理由
読者へのアドバイス:自然治癒力を高める方法
風邪やコロナに負けない体を作るには、以下のポイントが重要です:
- 薬に頼らない:解熱剤や咳止めは症状を抑えるだけ。免疫力を下げないよう注意。
- 漢方薬を試す:葛根湯や小青竜湯は初期症状に効果的。体質に合うものを選んでください。
- 鍼治療を取り入れる:自宅近くの信頼できる鍼灸院を見つけるのが第一歩。
- 生活習慣を見直す:睡眠、栄養、適度な運動で免疫力を維持。
たとえば、私が風邪を引いた時、鍼治療と休息だけで薬を使わず回復しました。これが自然治癒力の証明です。
最後に:あなたはどうしますか?
風邪やコロナの症状が出た時、病院に行くか、自然治癒を選ぶか。選択はあなた次第です。私は鍼治療と漢方薬で何度も助けられました。その効果を信じ、実践してきた結果がこの記事に詰まっています。ぜひ参考にしてください。
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