【2020-04-18追加情報】
中国・中医薬管理局が推奨した「清肺解毒湯」以外にも、新型コロナを治せる漢方があるのはどういうこと?を説明する記事になります。本編の続きでもあり、参考になると幸いです。
こんにちは、李哲です。
コロナが流行って、感染者数が増えているアメリカ。死者も増えて大変みたいです。
アメリカには、なんの有効な治療法がないのか?
西洋医学はもちろん治療薬がありません。
しかし、一つ忘れないでください。アメリカには漢方医がたくさんいて、コロナ患者さんを治しています。今日紹介するのは、その中の1人。以下は李宗恩博士1の症例、治療と関連するところだけ抜粋して翻訳しました。中国語本文のリンク先は、診所對抗新冠肺炎疫情的現況 – 當張仲景遇上史丹佛(04/04/2020発表)
李宗恩博士の診療所はほかにも症例があるそうです。ただし、整理が追いついてないので、後日また機会があったら公表。その時は、私も翻訳して皆さんに伝えます。
コロナの諸症状:咳が止まらない、呼吸困難、全身が痛いのは1週間で治った
白人女性、40代。
サンフランシスコに住んでいます。彼女が言うのは、「もともと体調不良はなかった。車運転して近所で買い物し、駐車場に戻るとき、急に呼吸困難・全身に力が入らなくて倒れそうになりました。」
彼女は病状の深刻さに気づいて、すぐサンフランシスコの大型病院:カイザー パーマネンテ医療センター(Kaiser Permanente)に行きました。
病院の先生の診断は、「ほぼ確実に新型コロナです。」
でも、病院は十分な核酸検査キットがないので、さらなる検査ができなかったです。そして、「非常にひどい」状態ではないので、入院手続きができない。解熱剤、抗生物質を処方して、自宅療養して下さいと言っただけでした。
彼女は自宅に戻ったあと、全身の力が抜けて、ずっと寝るしかない。鼻は大量の鼻水・痰で完全に塞がり、咳が止まらない。胸は非常につっぱって呼吸困難があり、全身が強烈に痛かったです。
彼女が形容したのは、「going through the hell(地獄に堕ちた)」
診療所の1人の患者さんの紹介で、彼女は迷いもしないでビデオチャットで診察を予約しました。私の経験からすると、彼女は明らかにインフルエンザと違いました。PCR検査をしなくても新型コロナだと判断できます。
彼女の症状によって、処方を出しました。
射干麻黄湯+大青竜湯のアレンジ。
1日飲んだあと、彼女から報告がありました。咳が明らかに減り、呼吸困難も楽になって、身体の痛みが減り、漢方薬の効果が実感できたそうです。
ただし、彼女は漢方薬を飲んだあと、コーヒーを飲みすぎたような興奮感がある。彼女はもともとカフェインに敏感だそうです。
彼女「先生、漢方薬にカフェインが入っていますか?」
私「麻黄のせいで興奮感が出ます。1回で1杯ではなくて、半分だけ飲んで見て下さい。身体が麻黄に慣れたら、もとに戻しましょう。」
2日経ってから、彼女の報告がありました。
「漢方薬を半分だけにしたら、1日も経たないうちに悪化しました。死にたくないから、カフェインはもうどうでもいいので、決心していつもの1杯に戻しました。そしたら、また良くなったのです。」
1週間も経たないうちに、彼女は自分はもう治ったと言ってました。精神状態はとても良い、たまに喉が痒いくらい。
彼女は言うのは、「もう二度とカイザー パーマネンテ医療センター(Kaiser Permanente)に戻りません。行ってもなんの役に立たないから。」
コロナとエイズ検査を混同する西洋医学
この場を借りて、カイザー パーマネンテ医療センターの悪口を言いたいです。私の1人の患者さん、ひどい咳が治らなくて診察に行ったら、病院の先生は新型コロナではないかと危惧してました。しかし、PCR検査キットがないので、確定ができないのです。
ところで、この先生はHIVウィルスとコロナウィルスのDNAの一部が同じだという話を聞いて、患者さんにHIVウィルスの検査をしたのです。これで新型コロナが確定できると思って!
幸いにも、患者さんは陰性でした。
もし、陽性だったら、患者さんは新型コロナですか?もしくはエイズですか?
これは問題解決になるところか、患者さんの心理負担を増やします。
患者さんは帰宅後、奥さんに本当のことを話せば良いでしょうか?
「病院の先生は、なぜ咳が止まらないのかは知らないけど、エイズ検査をしてくれた。」
李宗恩博士がインタビューを受けた動画(英語版)
『おはよう、シリコンバレー(Good Morning, Silicon Valley)』番組が李宗恩博士をインタビューしました。新型コロナの漢方薬治療に関して説明しています。英語版ですが、参考になると幸いです。
李哲の感想
少し前に、エイズ治療薬で新型コロナを治せるなんて見たけど、ウィルスのDNAが似ているからですか(笑)
じゃ、肺炎ではなくて、エイズだと言われたら患者さんはどう思いますかね?本当にデタラメだとしか言えません。
エイズ検査は主観的成分が強くて、エイズだと診断するのは非常にややこしいです。ほかの中医学先生が裏を暴露した記事があるので、どうぞご覧ください。
また、HIV陽性反応が出ても、漢方薬では陰性にすることができます。一つの漢方薬症例があるので、参考になると幸いです。
上記の李宗恩博士の処方箋は、過去記事にも出ています。中国病院の症例だけど、裏で処方箋を指導したのは李宗恩博士でした。以下の記事、どうぞご覧ください。
メディア報道は、感染者数と死者が増えた話で、気分が暗くなるだけです。当院の患者さんにも、すでに何人か不安で体調不良が現れました。幸いにも、鍼治療ですぐ収めたこと。
本当に!
余計に患者さんが増えるだけじゃないですか!
もしかして、桜を見る会を忘れさせるため?
ニュース放送よりも、笑い番組を見たほうが良いです。
免疫力アップにつながるので、コロナ予防効果もあります。
以下は話題になっているTwitter。
見たことがない方は、ぜひご覧ください。
面白いですよ。
笑いのツボが浅いニュースキャスター。 pic.twitter.com/pN35g32Uij
— 佐野圭亮 (@sano_keisuke) 2020年4月7日
李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)
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コロナは災害指定にすべき
コロナ経済一帯で補償すべき。