つぼ「関元」の場所、お灸する時の注意点
こんにちは。李哲です。
今日はお灸の知識。
伝統的なツボには、最強の病気治療・滋養強壮のツボがあります。それが今日紹介する関元(かんげん)。
ツボの場所は、以下の図を参考にしてください。
ネットには簡易なとり方、
へそ下から指4本分の距離にするのがありました。
これだと石門穴に当たる時があるので、必ずへそから恥骨結合までを五等分して、恥骨結合から上5分の2の場所をとって下さい。
石門にお灸をたくさんした場合、女性は不妊になります。
関元の効能、効果
関元の効能は、ネットにもたくさん書かれているので、読むのはかまわない。
私に言わせてもらうと、関元は元気の源です。体のパワーはここから出る。気功でいう「丹田呼吸」の丹田が関元の場所です。
元気の源なので、万病に効くといっても過言ではありません。
特に臨床でよく使われているのは、
- 冷え症
- 体力低下
- 泌尿器疾患(頻尿、尿が出ない、夜間頻尿など)
- すべての婦人科疾患(不妊症、生理痛、生理不順など)
- ED(ぼっき不全)…
男性のED・不妊症と女性の不妊症には、必ず必要だと言うくらい大事なツボです。
以下は一つの鍼治療例。関元は主力のツボでした。
中極は膀胱の募穴で、関元ほど大事ではないですが、関元とすごい近いので似てる効果を果たせます。関元の場所が心配の方は、恥骨結合のすぐ上の中極にお灸をしても良いです。
この2つのツボは、暇さえあれば、お灸したほうがいいです。
女性の生理痛は、関元.中極に続けてお灸すれば、その場で生理痛が緩和します。自宅で妹の関元にお灸したら、せんねん灸3個目で生理痛が消えて、その後も再発してない患者さんの物語もあります。どうぞご覧ください。
お灸のやり方と注意点
お灸のやり方と注意点は、他の記事で詳しく書いているので、どうぞご覧ください。市販のせんねん灸もありますが、私は生姜灸をオススメします。
重い病気なのに、お灸で長生きした患者さん
以前、ある女性の患者さんから、親族の話を聞いたことがありました。
お灸の効果を話したとき、彼女はよくお灸した親族を思い出したのです。「その親族は重い病気なのに、予想以上に長生きしたのは、もしかしてお灸のせい?」と聞かれました。
これは間違いないです。
お灸は絶対に免疫力をあげて、元気の源を確保するので、長生きはもちろん元気にいられます。例え癌など重症でも、免疫力をあげて、生活のクオリティを高めることは可能です。
近くに鍼灸院がなくて治療ができない方は、ぜひせんねん灸を試して下さい。1ヶ月続けてやると体が変わります。
お灸は西洋医学で治せない、発作したら100%死亡率の狂犬病も治せるのに、ほかの治療ができないわけがないです。
関元にお灸したら、90歳でも若者みたいに体力溢れ、皮膚がツヤツヤ
2018-11-12追記:
宋・窦材が書いた『扁鵲心書』の第三篇『住世心法』には、以下の記録がありました。以下は古文の引用。
绍兴间刘武军中步卒王超者,本太原人,后入重湖为盗,曾遇异人,授以黄白住世之法,年至九十,精彩腴润。辛卯年间,岳阳民家,多受其害,能日淫十女不衰。后被擒,临刑,监官问曰∶汝有异术,信乎?曰∶无也,唯火力耳。每夏秋之交,即灼关元千炷,久久不畏寒暑,累日不饥。至今脐下一块,如火之暖。岂不闻土成砖,木成炭,千年不朽,皆火之力也。死后,刑官令剖其腹之暖处,得一块非肉非骨,凝然如石,即艾火之效耳。
宋・窦材の『扁鵲心書』から引用
以下は私の物語の直訳です。
南宋绍兴年間(1131年-1162年)、王超という退役軍人が悪人になり、いろんな犯罪を犯して逮捕されました。90歳を過ぎたのに、若者みたいに体力が溢れて1日10人の女と房事(性行為)ができる。皮膚もツヤツヤしている。
審判官が「なにか不老不死の異術でもあるのか?」と聴いたら、王超が答えたのは、「若い時にある異人から教えてもらった。毎年の立秋、関元に1千個のお灸をすえる。徐々に冬は寒くなくて、夏も熱くない。数日食べられなくても体力は落ちない。下腹部はいつも暖炉みたいに暖かくなっている。」
処刑が終わって検死官が解剖してみたら、下腹部に骨でもない黒くて硬い組織がありました。これは数十年のお灸した結果だったのです。
まとめ:免疫力・体力をあげるお灸は、最強の養生方法とも言える
古代のお灸は、皮膚の上からお灸する直火式。
今のせんねん灸みたいに、台座があるものではありません。直接皮膚の上において焼きます。
1千個も同じ関元でお灸したら、やけどが重なり、筋肉組織が炭みたいに硬くなるのが予測されます。
1日10人の女と性行為ができると書いたのは、昔の人たちの大げさで目玉を引く書き方です。必ずしもそうなるとは限りません。ただ一つ、疑う余地もないのは、お灸は確実に体の免疫力を強化できる。
関元のお灸を続けてみれば、その良さが実感できます。
以下はお灸ではなくて、ただの鍼治療例。鍼を刺しただけでも、ばいあぐら飲んだみたいに元気なのに、お灸を続けたらさらに変わるはずです。
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