家族4人の新型コロナ、数日の漢方薬で治った例(コロナ専用漢方薬の詳細も付録)

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こんにちは、李哲です。
スタンフォード大学の博士、李宗恩中医師1の漢方薬治療例、一家四口都感染新冠病毒 – 當張仲景遇上史丹佛(12/10/2020 発表)を翻訳しました。コロナ専用漢方薬の生薬リストも付録されているので、ぜひ活用してください。

 家族4人のコロナは、数日の漢方薬で治った

アメリカの新型コロナは寒冷期とともに再燃し、カリフォルニア州は一番感染がひどい地域に指定されました。美容室、スポーツジムなどは強制的に閉鎖され、飲食店もデリバリーのみ。室外の飲食まで禁止されました。

また夜10時以後も、「必要人員」(essential workers)以外は外出禁止されています。たくさんの病院のICU病棟は満員で、車事故などひどい疾病での急患も受け入れられない状態。

2週間前、一人の常連患者さんから問い合わせがありました。幼い長男が発熱など風邪の症状があるそうです。

私が聞いた限り、ひどくないと判断したので、既製品の葛根湯かっこんとうを処方しました。数日後、常連患者さんからまた問い合わせが来ました。長男は治ったけど、2番めの子供が似てる症状が出た。私が聞いたあと、また既製品の葛根湯かっこんとうを処方しました。

李哲の説明:
葛根湯かっこんとうが咳、熱、悪寒などの症状を治せる理由は以下の記事で説明しました。参考にしてください。

葛根湯はなぜ風邪を治せるのか?その仕組みと原理を分析。

 

1週間前、常連患者さんから問い合わせが来ました。二人の子供は治ったけど、自分がうつされて子供よりも症状がひどいそうです。診察はオンラインで行い、詳細を聞いたあと普通の風邪ではない、おそらく新型コロナだと判断しました。

常連患者さんは、数ヶ月前から当院の「新型コロナ専用漢方薬」を買っています。本来ならオーダーメイド式で、さらに合う処方箋が出せるけど、「新型コロナ漢方薬」があるなら、とりあえず急いで半杯飲ませることにしました。飲んだあと不調がなければ、通常の1回1杯の量に増やす。

数日後、患者さんから報告がありました。
新型コロナ漢方薬」を半杯ずつ2回飲んで、その後4分の3杯にしたら、病状はだいぶ改善。そして、また半杯に戻したら、病状が繰り返すようになった。

当日オンライン診察後、ご主人も似てる症状が出て、奥さんよりもひどかったです。ご主人は真面目に1回1杯の量を飲んで、3日で諸症状が治り、外出してコーヒーを買って飲みたいと騒いだそうです。

▼李哲の説明:
コーヒーはあなたの敵にすすめるもので、自分が飲んではいけない。当院ではコーヒーが禁止物です。詳しい理由は以下の記事で説明しました。

コーヒー、清涼飲料水、牛乳(乳製品も含み)、サプリ、西洋薬などを禁止する理由

患者さんが言うのは「前回の診察後、家族全員で新型コロナの検査を受けたら、全員感染されてました。おそらく、子供の幼稚園に2週間前から感染者がいて、その後子供が感染され、最後は大人まで感染されたでしょう」

このとき、患者さんの手元には「新型コロナ漢方薬」がすでになくなりました。オンライン診察後、私は患者さんの状況に合わせて処方箋を組み立て、自ら取りに来てもらうことにしました。

処方箋の方向は、「新型コロナ専用漢方」と似ています。射干麻黄湯やかんまおうとう+石膏がメイン。石膏は増量し、蔕歴子(テイレキシ)を大戟(だいげき)に変更。患者さんの状況に合わせたオーダーメイドなので、「新型コロナ専用漢方」よりも組み合わせが簡単でした。

李哲の説明:
射干麻黄湯やかんまおうとうは頑固な咳に対して治療効果が高いです。たとえ乳癌でも、弁証論治して処方箋があう場合は、諸症状が治るのです。以下の記事でも使われているので、参考にしてください。

末期乳がん:がん治療医も否定する分子標的治療薬を選び、生と死の境目で行ったり来たり

この数日、当院のスタッフさんは、ずっと追跡調査をしています。

患者さんの報告によると、ご主人と2人の子供はみんな治り、自分も大幅に改善されてほぼ症状がない。ただし、体力が落ちた感じで、2~3日休めば治るでしょう。

「コロナ専用漢方薬」の詳細

「新型コロナ専用漢方」は私が今年2月、中国とほかの国の新型コロナ患者さんのために設計した処方箋です。この半年以来、診察に来れないたくさんの患者さんが飲みましたが、効果は非常に良いです。医療資源が足りない時期、「新型コロナ専用漢方」は一つの方法かも知れません。

以下は処方箋の内容です。

コロナを治す漢方薬のリスト

射干9 、麻黄9 、紫菀9、 款冬花 9、 細辛9、 生半夏9、 生姜4切り、 なつめ15、 五味子12、 蔕歴子(テイレキシ)6、 石膏18、 麦門冬18、 杏仁15、 白朮12、 茯苓12、 炙甘草9克、炙黄耆18、 党参9、 柴胡12、 黄芩9(単位はグラム)

煎じ方:
9杯の水で3杯に煮詰める。
ガス火を調整して、1時間位で煮詰める。

病状のひどさにもよりいますが、1回の飲む量は半杯~1杯。1日2~3回飲む。飲んだあとは、早めに当院と連絡ください。なるべく早くオンライン診察を行います。

新型コロナ専用漢方薬にある生薬:党参(とうじん)の画像

新型コロナ専用漢方薬にある生薬:党参(とうじん)の画像

当院の「新型コロナ専用漢方」は中国政府が推奨している「清肺解毒湯」と似ています。使う生薬が、ちょっと強いだけ。

以前に話しました。
武漢市閉鎖する前から、射干麻黄湯やかんまおうとう大青竜湯だいせいりゅうとう、蔕歴大棗瀉肺湯などを合わせて新型コロナウィルスを治す事を私たちは提言しました。

河南省通許県人民医院での症例・治療方法は、最初から中国中医薬管理局の関心を寄せられてました。そして、私たちの治療方法で新型コロナ患者さんのDNA検査が陰性になったとき、中国中医薬管理局は「清肺解毒湯」のテスト拠点を作り、その後は大量に普及し始めたのです。

だから、「コロナ専用漢方」と「清肺解毒湯」似ているのは当たり前のこと。

李哲の説明:
河南省通許県人民医院での新型コロナ完治症例は、過去記事で詳しく説明しました。どうぞ参考にしてください。

新型コロナ肺炎4人を完治した中国病院の報道(漢方薬処方箋も説明)

李哲の解釈と説明

新型コロナ治療には葛根湯を始め、様々な漢方薬を使う

李宗恩博士の症例を見ると、様々な処方箋が新型コロナ治療に使います。葛根湯かっこんとう射干麻黄湯やかんまおうとう大青竜湯だいせいりゅうとう、蔕歴大棗瀉肺湯など。

なぜ同じ新型コロナウィルスなのに、違う処方箋になるのかは、患者さんの具体的な自覚症状が違うからです。西洋医学は同じ病気には同じ薬だけど、中医学は違います。病名で診断するのではなくて、患者さん一人ひとりの症状。つまり、中医学はオーダーメイド式の治療法です。李宗恩博士の以下の記事で詳しく説明しているので、参考になると思います。

デタラメなPCR検査精度

いろんな病院でPCR検査をしていると広告を見ましたが、1回の検査費用がバカ高くてビックリしました。そんなお金があったら、一泊旅行でもいけるし、ご馳走もできますよ!

また、検査結果を知ってその後はどうしますか?
治せないのを知っているのに、わざと検査で確認したがる、そして怖がる・不安で眠れなくなる。金払って不安・恐怖を買う行為は賢いですか?あなたは「知らぬが仏」を知っていますよね?

以下の外部サイトを見てください。

www.yushoukai.org

PCR検査の精度は、わずか6.5%。

極めて低いと言っても過言ではありません。
こんなデタラメ検査を信じこむのは、バカじゃないですか?

東京は新型コロナ感染者が増えていると言うけど、偽陽性(つまり誤診)は相当の数がいる。みんな激しい咳・呼吸困難・高熱の症状だったら、東京は数週間で全員感染されて、歩ける人がいなくなります。みんなICU病棟(集中治療部)に隔離されるから。 

テレビで感染者が◯◯百人だと報道したとき、アッハッハと笑えば良いです。
正確にどんな症状の人が何人か、具体的な報道はしないで、ただ単に感染者数がすごいと言うだけ。これは国民の不安を煽る報道にしか見えません。

盛大なコロナ報道は、ワクチン売上ためのキャンペーン

漢方薬でたくさんの新型コロナ患者を治したのは、一切報道しない。逆に「新型コロナ感染者数が増えている、現在は有効な治療薬がない」と報道するのは、目的があります。

  1. 国民を怖がらせ、官僚たちにプレッシャーをかければ、安全性に欠けたワクチンでも審査が甘くなり、臨床使用が許される。
  2. 国民を怖がらせば、ワクチンが販売されたとき、怯えている人たちが飢えたように買ってくれる。

こんな販売手段は、インフルエンザ・エイズなどのキャンペーンでさんざん使われてました。ニハイシャ先生のニュース評論をご覧ください。

製薬会社がワクチンでボロ儲けできたとき、メディアもワクチン報道がなくなる時期です。その時は、また◯◯有名人が不倫謝罪会見したなどの報道でしょう。

新しいワクチンで副作用が出たり、死亡者が出たら?

「おう!それはワクチンと関係がありません!あなたはワクチンと関連性を示す科学的証拠がありますか?」と否定すれば良いだけ。今年のワクチン接種で94人も死なせた韓国が、模範解答しているので、まねすればいいですね。

www.clinicfor.life

ダラダラと長く書きましたが、新型コロナの諸症状は漢方薬・鍼灸で治る事を知ってもらえると幸いです。メディアの報道に左右されず、自分の頭で考えながら、楽しい生活を送って下さい。

万が一、発熱・咳・鼻水などの不調があったら、漢方薬もしくは鍼灸で治せばいいです。なにも怖がる必要がありません!

  1. 李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

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