カッピングで水ぶくれや血が出る?原因と効果を高める食事のポイント

白衣を着た先生がカッピング療法の準備として吸い玉と火のついためん棒を手に持つ
カッピング療法の準備をする先生。体内の湿気を排出する吸い玉は、水ぶくれの原因にも関わる重要な施術です。

こんにちは、李哲です。
今回は、カッピング(吸い玉)療法で起こる水ぶくれや血が出る現象を通じて、カッピングの効果を最大限に引き出す方法と食事の重要性をお伝えします。「カッピング 効果なし」と感じている方にも、効果を実感するためのヒントがここにあります。

目次

カッピングで水ぶくれや血が出る事例

当院では、カッピングを受けた患者さんで水ぶくれができた方が2名います。1人はチーズが大好きな女性、もう1人は甘いお菓子を愛好し、20年以上サプリメントを摂取している男性です。

  • 女性のケース:カッピングを5~6回受けた後、水ぶくれが解消。チーズを控えたことも改善に繋がりました。
  • 男性のケース:甘いものをやめられず、水ぶくれが続き、時には血まで出る状態。10年の施術経験で、ここまで水ぶくれがひどいケースは初めてでした。

水ぶくれの原因は「体内の湿気」

カッピングで水ぶくれができる主な原因は、体内の湿気が過剰なことです。中医学では、湿気は脾臓の弱さが原因とされています。脾臓は「土」の性質を持ち、体内で「水」をコントロールします。脾臓が弱ると、むくみや腹水、水ぶくれといった症状が現れやすくなります。

関連記事:大腸がんの腹水は9日の漢方薬で治り、精神状態・体力も改善された症例。漢方薬は安くて効果的だけど、病院の治療は患者を破産させる。

脾臓を弱らせる要因は以下の通りです:

  • 白砂糖や人工甘味料:日常的に摂取する甘いお菓子や飲み物は脾臓を傷つけます。
  • 薬の長期使用:特に西洋薬は脾臓に負担をかけることがあります。
  • 運動不足:運動しない生活は脾臓の機能を低下させます。

これらが重なると、骨粗しょう症、ED、認知症などのリスクも高まります。特に、女性の骨粗しょう症は低用量ピルなどのホルモン剤と関連があることが、ニハイシャ先生1の症例で指摘されています。

カッピングの効果を高めるには食事改善が不可欠

前述の男性患者さんは、カッピングで7割程度症状が改善しましたが、甘いものをやめられないため、足のしびれや筋肉のつり、水ぶくれが完全には解消しません。私は何度も「甘いものを減らしてください」と伝えていますが、実行できていないようです。

甘いものを控えることで、以下の効果が期待できます:

  • 水ぶくれやむくみの軽減
  • 足のしびれや筋肉のつりの改善
  • 全体的な体調の向上

足がつる症状については、こちらの記事で詳しく解説しています。

治療の効果は患者さんの協力次第

カッピングや足つぼ、整体には限界があります。治療で7割改善しても、残りの3割は患者さん自身の努力が必要です。特に、白砂糖や人工甘味料を避けることは、当院の治療方針でも禁止事項です。詳しい理由は、こちらの記事をご覧ください。

ニハイシャ先生も「アドバイスを守らない患者さんは治らない」と断言しています(参考記事)。カッピングの効果を実感するには、治療と生活習慣の改善がセットであることを忘れないでください。

鍼治療でも水ぶくれが起こる場合

カッピングだけでなく、鍼治療でも鍼を刺した箇所に水ぶくれができることがあります。これも体内の湿気(中医学でいう「水毒」)が原因です。詳細は、こちらの記事で解説しています。

まとめ:カッピングの効果を最大限に引き出すために

カッピングで水ぶくれや血が出るのは、体内の湿気が原因です。この湿気は脾臓の弱さに関連し、特に甘いものの過剰摂取が影響します。「カッピング 効果なし」と感じる方は、以下のポイントを実践してみてください:

  • 白砂糖や人工甘味料を控える
  • 適度な運動を取り入れる
  • 治療と並行して生活習慣を見直す

カッピングの効果を最大限に引き出し、健康な体を取り戻すために、ぜひ食事と生活習慣を見直してみましょう。ご質問があれば、当院のウェブサイトからお気軽にご連絡ください。

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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