食べ過ぎ・飲み過ぎに効くツボ!中脘穴と至陽穴で胃腸トラブルを解消

こんにちは、李哲です。

年末年始の忘年会や新年会では、ついつい食べ過ぎたり飲み過ぎたりして、胃腸の不調に悩まされることがありますよね。そんな時に役立つのが、中脘穴至陽穴を使ったお灸やマッサージです。この記事では、自宅でできる簡単なツボケアを詳しくご紹介します。

目次

食べ過ぎ・飲み過ぎの症状とは?

忘年会や新年会で過度に飲食すると、以下のような症状が現れることがあります:

  • 胃痛や腹痛
  • 下痢や便秘
  • 胃がポチャポチャと音を立てる(胃に水がたまった状態)
  • 食欲不振
  • 頭がぼーっとする、前頭部の重さ
  • 頭が紐で縛られたような重だるさ

これらの症状が出た場合、中脘穴へのお灸が非常に効果的です。

中脘穴とは?その効果と場所

中脘穴は、胃腸のトラブル全般に効果的なツボです。胃痛、胃潰瘍、胃の膨満感、下痢、食欲不振などに効くとされ、消化器系の不調を整えるのに最適です。

中脘穴の場所:おへその上、約4指分の位置(みぞおちとおへその中間あたり)。

お灸のやり方

  1. 生姜入りせんねん灸を用意:生姜入りのタイプが効果を高めます。
  2. 中脘穴にお灸を置く:胃が「ギュルギュル」と動き出すまで、繰り返しお灸をしてください。
    • 熱くなりすぎたらすぐに取り、新しいお灸を置いて続けます。
    • お灸の個数は特に決まっていませんが、症状が軽減するまで続けるのがポイントです。
  3. 注意点
    • やけどに注意し、熱いと感じたらすぐにお灸を外してください。
    • お灸後3日間は、緑茶、ウーロン茶、紅茶、プーアル茶などのお茶は避けましょう(効果が低下する可能性があります)。
    • トウモロコシ茶、麦茶、水は問題ありません。

飲み過ぎによる嘔吐には「至陽穴」が効果的

過度な飲酒で嘔吐や吐き気がひどい場合、至陽穴を揉むことで症状を緩和できます。

至陽穴の場所

  • 第7胸椎と第8胸椎の棘突起の間のくぼみ。
  • 簡易な探し方:両肩甲骨の下角を結んだ線と背骨が交差するくぼみ。
至陽穴の位置を示す中国語の簡易説明図。両肩甲骨の下角を結んだ線と脊柱の交差点にある第7胸椎と第8胸椎の間のくぼみをイラストで表示。
至陽穴の場所を中国語で解説した簡易イラスト。両肩甲骨の下角を結んだ線と脊柱の交差点で簡単に見つけられます。

飲み過ぎた時に至陽穴を押すと、痛みを感じることが多いので見つけやすいはずです。軽く揉むだけで吐き気が和らぎます。

さらに効果的な方法:刺絡

耳垂(耳たぶ)のピアス穴の部分で刺絡(軽く針で刺して血を数滴出す)を行うと、酔いが早く覚めます。ただし、刺絡に抵抗がある方は、至陽穴を揉むだけでも十分効果が期待できます。

予防が一番!でも万が一の備えを

食べ過ぎや飲み過ぎを避けるのが理想ですが、楽しいイベントではつい羽目を外してしまうことも。そんな時のために、以下の準備をおすすめします:

  • せんねん灸(生姜入り)を常備する。
  • 至陽穴のマッサージを覚えておく。

これらの簡単なケアで、年末年始の不調を乗り切りましょう!

注意点まとめ

注意点:

  • せんねん灸の選び方:必ず生姜入りのタイプを選んでください。
  • やけど防止:熱くなりすぎたらすぐにお灸を外し、新しいものに交換してください。
  • お茶の制限:お灸後3日間は、緑茶、ウーロン茶、紅茶、プーアル茶を避け、トウモロコシ茶や麦茶、水を選びましょう。

まとめ

食べ過ぎや飲み過ぎで胃腸が不調になったときは、中脘穴へのお灸と至陽穴のマッサージで症状を和らげましょう。自宅で簡単にできるこのケアは、年末年始の楽しい時間を快適に過ごすための強い味方です。

皆様が健康で楽しいお正月を迎えられることを願っています。いつもご覧いただき、ありがとうございます。来年もどうぞよろしくお願いいたします!

関連記事

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次