がんはある日突然できるのでしょうか。
中医学では、がんは長年続いた体の不調が最後に「形」として現れた状態だと考えます。
検査では異常がなくても、自覚症状があるなら体はすでにサインを出しているかもしれません。
本記事では、中医学の視点から「未病」とがん予防について解説します。
この記事で分かること
✅ 中医学が考える健康の定義
✅ がんが形成されるまでの考え方
✅ 検査で異常がなくても不調が出る理由
✅ 中医学における「未病」の考え方
✅ 自覚症状を早めに改善する重要性
※アメリカの中医師、鄭智城先生1の記事、有效预防自己不患癌症的最可靠办法_郑智城(2011-09-02 発表)を李哲が完全翻訳しました。
西洋医学は病気の有無を確認する医学
西洋医学はいろんな奇妙な機械を発明しています。レントゲン、超音波、MRI、CTスキャン、細胞検査(生検)、血液検査、尿検査などなど。病気があるかないかの判定に使います。
注意してください。
病気を判定するための機械で、健康かどうかを判断するものではない。
検査で異常がないのに体調が悪い理由
もし、あなたが不幸に体調不良になりました。
- 最近はご飯が美味しくない
- 睡眠の質が悪い
- 便通が悪い
- 小便の出が悪くなった
- 体はアチコチ痛い
そして、病院に行ってあらゆる西洋医学の検査を受けた結果、すべて正常だと言われる。あなたは悲しくなりました。こんなにつらいのに、科学的な西洋医学の判断は、
「病気がない!?」
もし、あなたは気がすまない。続けて検査してください!と言うと、病院の先生は白目をむけます。「暇でやることなくて来たのか?精神科にも行け!」の感じ。
定期健診とがん予防の違い
予防と早期発見は同じではない
たくさんの悲劇はこうして起きます。特に癌。西洋医学はいつも慈悲の顔を見せて、皆さんに呼びかけます。早期発見、早期治療しましょう!
例えば乳がん検診、内視鏡、前立腺の検診、子宮頸の検診などなど。このような検査は、
癌の予防にちっとも効果がありません。
必要のない心配事が増えて、逆に癌になりやすくなります。
乳がん検診を巡って意見が分かれる理由
アメリカではこの前、2つの機関が真逆の声明を出しました。一つは女性たちに、乳がん検診は頻繁にやるものではないと声明。もう一つは、毎年乳がん検診が必要だと主張。
これは分かりやすいです。
「頻繁にやらないで!」と言う機関は、現在の検査手段はとても不明確が多くて、しかも体に害があり、乳がんになるリスクが増えることを知っている。検診が必要だという機関は、利益団体の立場に立っているから。
画像検査で分かったときは遅い
なぜ西洋医学の定期的な検診は、癌の予防にちっとも役に立たないと言うか?こんなハイテクノロジーの設備で、なんでも映せるのではないか?
確かに、映せるのは映せます。問題は、
映せる時は全て遅い!
がんは突然できるものではないという考え方
がん形成には長い年月がかかる
皆さんも分かると思います。
癌の形成には、何年も十何年も時間がかかる。最後になって、癌の形として現れるのです。一旦癌の形ができたら、患者さんの余命は数えるくらい。どんな薬でも完治するのは難しいです。
癌の形成には10年、20年もかかるけど、腫瘍が出来上がってから死亡までは何週間もしくは何ヶ月しか要らないかも知れません。
だから、皆さんは小学生の論理思考レベルが必要。
ガンの予防は『幼いとき』からするべき。つまり、癌の形が出来上がる前の10年、20年の前に癌を治すべきです。
全て遅くなり、腫瘍が出来上がってから治療するのではなくて!
がんになる前の不調は検査で見つからない
がん患者は、みんな似てる経験があります。
癌が見つかる前に、体はそうとう長い間つらい時期があるはず。
睡眠が悪い、若しくは食欲不振、若しくは便通が悪い、若しくはだるくて精力がない。とにかく辛いのがある。しかし、西洋医学の検査を受けるとなんともない。検査値は全て正常。
これは不思議がるものでもないです。西洋医学の各検査は実質的な病変、形がある物にしか反応しません。癌の形が出来上がる前、こんなハイテクノロジーは
クソ役にも立たない!
健診だけでは見えないものがある
このようなハイテクノロジーは、患者さんにニセモノの安全感を与えます。これで患者さんは気が緩む。西洋医学は毎年患者さんに、「定期的に検査してください」と言うだけ。毎年毎年続けて、ある日腫瘍が表に出た時はやっと「あ、癌です!」と見つける。
しかし、その時はすでに遅い。
そう!
形が出来上がる時はすでに遅いです。
私がこのように言うのは、皆さんを落ち込ませるためではない。本当の話をしているだけです。
中国の大昔、医師が癌患者を治療しない理由
中国の昔は、癌は「疮疡外科」の範囲に属してました。古代のたくさんの中医師は、このような癌を見たとき、だいたい理由をつけて治療しません。
なぜかと?
古代の中医師はみんな自営業です。今の西洋医学みたいに偉くない。患者さんにいろんな同意書にサインしてもらって、治療して患者さんを死なせても大丈夫。

当時の中医師は、患者さんの評判で生計を立てていました。万が一治療できなかった場合、先生の名誉に影響が出ます。名誉がなくなったら、ご飯も食べられません。昔の中医師は癌の形ができなかった時は、治せないのを知っていました。
ここまで話して、皆さんも明確な概念がついたでしょうか。
中医学が考える「未病を治す」とは
気・血・陰陽の観点から体をみる
中医学の最大の優勢は、陰陽気血の理論にあります。
陽が気を作る。
陰は形を作る。
陽と気は、みんな見えないものです。
陰と血はみんな見えるもの。

全ての病気は、最初陽.気の状態から始まります。病状が徐々に悪化して、その後は陰の段階に入ります。つまり、物(癌.腫瘍など)が出来上がる段階に入る。
中医学は最初の気の段階から分かります。西洋医学には最後の陰の形がある物(癌.腫瘍など)しか見えない。
不調の芽を早期に見つける
西洋医学は一つの癌.腫瘍を見つけた時は、海に漂っている氷山は見える所しかないと思う。海の下にある大きな氷山は見えません。西洋医学は海の上にある氷山だけ削れば、癌が治ると勘違いするわけ。
しかし、がん治療はこんなに簡単な事ですか?西洋医学は最近、少し賢くなっています。癌は全部殺せないことを知りました。
だから、親愛なる友よ、癌の形が出来上がってから治療に行くのではなくて、どこか辛くなったらすぐ中医学の治療を受けてください。
あなたは自分の感覚を信じるべきです。
李哲の感想|つらい自覚症状がある時は早めの対応を
以前、鄭先生と似ている観点の記事を書きました。
鄭先生の要点をまとめると、
病気は段階性があります。
最初は見えない気の段階。
最後はポリープ.腫瘍.癌など目に見えるものの段階。
体は不調をサインとして知らせている
ローマは一日にして成らず。全ての重い病気は、最初は小さな問題から起きます。
例えば乳がんは胸にしこりがあり、冷え症.生理痛.生理不順・不眠症などを伴う。大腸癌は最初ただの便秘ぎみ.冷え症などの症状から始まる。すい臓がんはただの気持ち悪い、吐き気がする、食欲不振などの症状から始まる。
最初の生理不順、不眠症、便秘ぎみ、気持ち悪い、食欲不振を治せば、あとの乳がん・大腸がん・すい臓がんも起きません。
便秘がどれだけ改善しやすいものか、以前の足つぼ記事を見れば分かります。
小さな不調を放置しないことが大切
些細な症状がある時、中医学の治療を受ければ、次の段階には入らないのです。
体はとても精密なもので、体内で何か不調が起きた時は、人間であればすぐ自覚症状として分かるはず。
中医学は細かい自覚症状を読み取って、体内で何が起きているかを判断する医学で、根本的に治す。そして芽が出る段階から治す医学です。
何か不調が出たら、すぐ中医学の治療を受けてください。
様々な癌を改善した症例まとめ(内部リンク)
🔗【全6話まとめ】子宮がん・中耳炎・冷え症・膝裏痛が改善していく鍼治療記録
🔗大腸がんの胃痛・腹部膨満・腸閉塞・倦怠感・吐き気の改善し腫瘍が縮小した事例
🔗半年で冷え性・腹痛、朝たちが改善し、快眠快便・食欲全開になった肝臓がん術後患者
🔗末期卵巣がん末期のむくみ・腹水はだいぶ良くなり、食欲不振も治って体力が増えてきた症例
🔗乳がんしこりが5ヶ月で消え、睡眠の質・体力が良くなり、気持ちまで晴れてきた症例
※本記事は中医学の考え方を紹介するものであり、診断や治療を目的としたものではありません。体調不良がある場合は医療機関へご相談ください。
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鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。
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倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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