【※本記事は2021-03-24更新しました】
こんにちは。李哲です。
倪海厦(ニハイシャ)先生の治療日記を翻訳しました。中国語本文のリンク先は、
翻訳文
11/08/2005、晴れ。
昨日、42歳の女性が来ました。病院で診断されたのは、悪性骨腫瘍(Fibula-Growth tumor in bone)。
彼女はたくさんの病院の検査資料を持ってきて、私に見せました。
私は彼女に質問しました。
「病院の検査データは、役に立ちますか?唯一の効果は、あなたを脅かすだけ。それ以外、あなたは何も得していません。
あなたとあなたの家族は、告知された日から笑えなくなり、毎日涙の生活を過ごします。
最後あなたが死ぬとしても、死ぬ前までは楽しく過ごせる事ができます。しかし、今は何もない。毎晩寝てる時、悪夢に襲われ、朝の太陽が見られるかを心配。
例え健康な人が、あなたみたいに毎晩悪夢に襲われる生活をしたら、その人は必ず死にます。しかも、あなたより死ぬのが早い。ビビりすぎて心臓発作で死ぬ。
あなたは身体の自覚症状を教えてください。
自覚症状こそ役に立つもの。
病院の検査データは、クソ役にも立ちません!」
▼李哲の説明:西洋医学はクソ役にも立たないと発言したのは、ほかの漢方医もいます。以下の記事、どうぞご覧ください。
続けて問診をしました。
私「生理はどうですか?」
患者「非常に不規則です。2~3ヶ月に1回きます。毎回、生理の出血は少なくて、血の塊が多いです。」
私「睡眠はどうですか?」
患者「ずっと良くないです。特に悪性骨腫瘍だと言われてから、もっと眠れなくなりました。」
私「両足は暖かいですか?」
患者「とても冷たいです。」
私「どこが痛いですか?」
患者「頭、左肩、左膝、左のお尻が痛いです。あと背中(彼女が指したのは胞盲穴辺り)」
私の質問はこれで終わり。
その後、背中を向いてもらって第4番胸椎下を押してみたら、圧痛がありました。
左右の脈は細くて小さい。
右の脈は左より小さい。
診察はこれで終わりました。
▼李哲の説明:中医学先生が問診するのは、どこが異常であるかを確認するためです。言い換えると、健康な人であれば、いろんな自覚症状が備えるはず。どんな自覚症状が必要なのかは、以下の記事で説明しました。どうぞ参考に。
鍼灸のツボは、
気海、膏盲、胞盲、三焦俞、気海俞など。
大陵、外関、臨泣、絶骨なども良い選択肢であります。
(ほかの中医学の専門用語を使った所は、翻訳が難しいので省略)
▼李哲の説明:
上記の悪性骨腫瘍患者、後の治療記録は以下をご覧ください。体の痛みは半分になり、不眠症が治って手足も暖かくなってきました。
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