悪性骨腫瘍の治療例:病院の検査データは、クソ役にも立たない!唯一の効果は、あなたを脅かすだけ。

「ガンだと告知された瞬間から、患者と家族の笑顔は消え、毎日恐怖と涙の生活が始まります」

病院で悪性骨腫瘍(Fibula-Growth tumor in bone)と診断され、恐怖に震える42歳女性。しかし倪海厦(ニハイシャ)先生は、「病院の検査データはクソ役にも立たない。あなたを脅かすだけだ」と断言します。

なぜ中医学では骨腫瘍の原因を「母乳の逆流」と捉えるのか?そして、どんなツボや処方を用いて正常な状態へ導くのか?経方派中医学の真髄が詰まった症例解説です。

📍 この記事でわかること

・西洋医学の検査データや病名告知が患者を悪化させる理由
・中医学で読み解く「母乳の逆流」と「悪性骨腫瘍」の関係
・骨の病に対して選択すべき鍼灸ツボ(気海・膏肓・足三里など)と処方方針
・陰陽六経(少陽・陽明・太陽)の周期による回復時期の予測法

※中医学の第一人者、アメリカの著名な中医師・倪海厦(ニハイシャ)先生1の症例:故事篇專講案例給大家聽(漢唐中醫倪海廈撰寫)(2005-11-8公開)を李哲が完全翻訳しました。

目次

病院の検査結果データは、クソ役にも立たない|自覚症状こそが治療の鍵

11/08/2005、晴れ。

昨日、42歳の女性が来ました。
病院で診断されたのは、悪性骨腫瘍(Fibula-Growth tumor in bone)。

彼女はたくさんの病院の検査資料を持ってきて、私に見せました。

私は彼女に質問しました。
「病院の検査データは、役に立ちますか?唯一の効果は、あなたを脅かすだけ。それ以外、あなたは何も得していません。あなたとあなたの家族は、告知された日から笑えなくなり、毎日涙の生活を過ごします。

告知のショックでソファーで膝に頭をうずめて悲しむ女性

最後あなたが死ぬとしても、死ぬ前までは楽しく過ごせる事ができます。しかし、今は何もない。毎晩寝てる時、悪夢に襲われ、朝の太陽が見られるかを心配。

例え健康な人が、あなたみたいに毎晩悪夢に襲われる生活をしたら、その人は必ず死にます。しかも、あなたより死ぬのが早い。ビビりすぎて心臓発作で死ぬ。

あなたは身体の自覚症状を教えてください。
自覚症状こそ役に立つもの。
病院の検査データは、クソ役にも立ちません!」

🔎合わせて読みたい:なぜ病気治療は中医学が王道なのか?西洋医学の本質と限界を解説

42歳女性・悪性骨腫瘍(骨がん)患者の中医学的問診内容

続けて問診をしました。

私「生理はどうですか?」
患者「非常に不規則です。2~3ヶ月に1回きます。毎回、生理の出血は少なくて、血の塊が多いです。」

私「睡眠はどうですか?」
患者「ずっと良くないです。特に悪性骨腫瘍だと言われてから、もっと眠れなくなりました。」

私「両足は暖かいですか?」
患者「とても冷たいです。」

🔎合わせて読みたい:手足の冷えは心臓機能の低下?末端冷え性を改善する中医学のアプローチ

私「どこが痛いですか?」
患者「頭、左肩、左膝、左のお尻が痛いです。あと背中(彼女が指したのは胞盲穴辺り)」

私の質問はこれで終わり。
その後、背中を向いてもらって第4番胸椎下を押してみたら、圧痛がありました。

左右の脈は細くて小さい。
右の脈は左より小さい。

診察はこれで終わりました。

🔎合わせて読みたい:セルフ健康チェック6項目で毎日健康管理!中医学の健康診断法

悪性骨腫瘍(骨癌)が発生する中医学的な原因とメカニズム

部外者はこの段落を見ないでください。人紀クラスの生徒たち、すでに針灸編DVDを入手した人は注意して私のこの症例の説明を聞いてください。

まず心臓は君主であり、本来は病気になりません(現在病気になる原因は西洋薬の毒)。この患者さんの病は心包に発生していて、その結果として母乳が下の子宮へ届かなくなり、三焦システムへと逆流しました。

🔎合わせて読みたい:乳がんの原因は、母乳が子宮へ届かず、乳房に長期間溜まっているからだ

『難経』2第六十六難には「五臓の俞は、三焦の巡るところであり、気が留止するところである。また四関は五臓を主治し、五臓に疾あるときは、当に十二原を取るべし。十二原とは、五臓の三百六十五節の気味を稟受するところである」と書いてあります。

この段落でいういわゆる「四関」とは四大関節のことであり、肘と膝を指します。

女性の母乳は、気のように見えて実は血です。そのため、一度三焦システムに入った後は本来なら子宮へ行くべきですが、いま心包が損傷して心臓の力が足りないため、骨の間へ逆流しました。

最初の段階では四関の部位にあります。なぜなら環跳(ツボ名・股関節部)は骨の始まりの位置であり、骨に病があるときはこの部位が必ず最初に病を受けるからです。

股関節のツボ「環跳(かんちょう)」の位置を示すイラスト(お尻と骨の解図)
骨の病が最初に現れやすい股関節のツボ「環跳穴(かんちょうけつ)」

女性は左が血に関わるため、この人は左肘関節の痛みと左膝関節の痛み、加えて左環跳の痛みがあります。(支援サイトのDVD購入者掲示板にある膏肓の説明を参照してください)これにより、私たちは彼女が確かに骨の腫瘍だと断定できます。

悪性骨腫瘍に対する鍼灸治療法と処方方針

鍼治療としては、気海、膏肓、胞盲、三焦俞、気海俞などを選ぶことができます。四肢では大陵、外関、足臨泣、絶骨を選ぶことができ、会穴としては「骨は大抒に会す」により大抒を用います。

灸による治療も効果的で、例えば膏肓穴に大量のお灸を据え、気海穴に脈動が現れたら、三焦の気がすでに通っていることを示します。この段階で足三里へのお灸に変え、気を下に引っ張ります。

🔎合わせて読みたい:足三里ツボの場所と効果|胃腸・免疫力UP!疲労回復・美容

このような治療法は、患者さんの生理が正常になり、両足が温かくなるまで治療し続けなければならない。その時になって、やっと正常に戻ったと言えます。

私は漢方薬を併用して治療します。なぜなら診療所で一度お灸を据えると、その匂いが近所に散り、誰かが大麻を吸っていると誤解されるためです。

病に対して、私たちが病気の原因さえ把握できれば、病は完治することができるのです。

陰陽六経の周期から読み解く回復時期の予測

時間の推測法について、三焦は少陽であり、冬至の日は一陽が生じる日です。この日から計算して一甲子、つまり60日経過した後に陽明に入ります。一甲子後に太陽に入り、さらに一甲子後に太陰に入り、さらに一甲子後に少陰に入り、最後にまた60日で厥陰に入ります。

水墨画背景に筆文字で「甲子」と書かれた、60日周期(一甲子)を表すイメージ画像
中医学の陰陽六経の周期計算に使われる「一甲子(60日)」

6つの60日は360であり、合わせて1年となります。余った日数は4年分を合算すると1か月多くなり、これが閏月(うるうづき)の由来です。

正常な人の三焦の気脈は、一時は短く一時は長くなります。なぜなら陽は一点しかないからです(この患者の脈気は細小脈であり、これは腎脈であって骨を主ります)。陽明に到達すると陽は非常に増加し、太陽に到達した時が陽気の最盛期となります。

したがって、この人の病は冬至から60日後の陽明が起こる時に正常に回復するはずであり、太陽に到達した時にはさらに良くなるはずです。もし完全に治っていなければ、来年の夏至になった時に再発します。

西洋医学の告知がもたらす「精神的ストレス」という障害

しかし今、患者さんは西洋医に脅かされて怯えた結果が不眠となり、さらに心臓を傷つけ、病状をより悪化させています。

西洋医の検査レポートは事に役立たないばかりか、かえって中医学の治療の困難を増やす。同時に患者さんがこれ以上恐れないよう助けなければならない。

この患者は本当に災難が重なっています。

私が皆さんを中医学のより深いところへと導くにつれて、皆さんはいかに中医学だけが王道であり人を救うことができるか、そして西洋医学は邪道であり必ず人を殺すかをより理解できるようになり、次第に体感していくでしょう。

経方家を目指す門下生・学習者へのメッセージ

部外者は見ないでください。特に温病派の中医に見せないでください。経方家が増えすぎて、その時私には患者がいなくなってしまい、実に悲惨で自分自身を害することになります。

🔎合わせて読みたい:効く漢方と効かない漢方の違いとは?「経方派」と「温病派」の比較

今後の症例について、私が「人紀」を教え終えた後は、より詳しく書く予定です。私が教えれば教えるほど、より細やかに書くことができるので、そうして初めて皆さんは私が何をしているのか理解できるようになります。

生徒の皆さんは、将来患者さんが病状を陳述するのを聞くだけで、心の中で病が一体どういうことなのか明確に分かるようになります。鍼灸のツボの選択、処方の組立も心の中から自然と生まれるようになります。

皆さん頑張りましょう。
私たち経方家は必ず温病派に大きく勝ち越すのです。

李哲の補足説明:
上記の悪性骨腫瘍患者、後の治療記録は以下をご覧ください。体の痛みは半分になり、不眠症が治って手足も暖かくなってきました。
🔗手足が暖かくなり、背中の痛みが消えた骨癌患者

ニハイシャ先生のがん治療症例集

👉️【症例】余命3ヶ月の肺がん・悪性脳腫瘍が漢方薬で劇的に改善した経緯

👉️【乳がん改善例】4週間の漢方治療で寝汗・不眠・手足の冷えが解消した症例

👉️【肝臓がん症例】漢方薬で腹水・睡眠障害・便通が著しく回復した変化

👉️【難病・がん症例】多発性骨髄腫・皮膚症状・肝臓がんが改善した3つの治療例

👉️【脳腫瘍症例】漢方治療で水頭症が消失し脳の圧迫感が軽減した経過

👉️【乳がん治療の比較】手術や抗がん剤より漢方薬がQOL向上と長生きに効果的な理由

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

    ↩︎
  2. 難経の解説は、『難経』入門:2000年前の天才医・扁鵲が解き明かした体の謎
    をご覧ください。 ↩︎
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次