蓄膿症・嗅覚障害 全22回シリーズ目次(クリックで開く)
こんにちは、李哲です。
「嗅覚神経が損傷しているから、もう匂いは戻らない」――病院の先生にそう宣告された男性が、3回目の大手術後も諦めず鍼灸を続けた結果、ほぼ全ての匂いが分かるまでに劇的に回復しました。
今までで最も重症だった蓄膿症・嗅覚障害の全22回シリーズ、ついに完結。
「もう治らない」と言われた匂いの世界が戻ってきた、その地道な闘いの記録です。最初の1は以下をご覧ください。
2018年に来なくなり、今年2022年の4月、彼は久しぶりに鍼治療にきました。鼻づまりがまたひどくなったのもあり、奥さんがしつこく勧めたので、もう一度鍼治療に来ました。
奥さんは西洋医学を反対する変わり者。
なんでもかんでも漢方薬・鍼灸で治そうとしています。
もし、西洋医学を信じる奥さんだったら、鍼灸を推奨しないでしょう。ニハイシヤ先生1の症例には、ちょうどこのような奥さんがいました。奥さんの勧めというか強要で、ご主人が心臓移植手術を受ける羽目になりました。詳細は以下をご覧ください。
嗅覚障害の患者さんの話に戻ります。鍼治療を再開してから、相乗効果のために漢方薬も併用しました。鍼と漢方薬ですぐは完治されてないけど、一進一退の状況があれば、匂いが確実に進歩した時期もありました。
ところで、ある日患者さんは手術を受けることを決めました。ひどい蓄膿症で顔の骨を削る手術は、もう三回目です。
基本的に手術は当院で反対します。なぜかというと、メスで体の経絡が切られるからです。経絡をもとに治療を行う鍼灸にとって、手術は非常に邪魔。手術したあと鍼を刺しても明らかに反応が悪くて、本来の効果が出ません。過去記事でも詳しく討論したので、参考になると幸いです。
でも、おそらく患者さんも何かを熟慮してからの決めたでしょう。
患者さんが選んだものなので、私も手術が終わるのを待つしかなかったです。
三回目の手術後、鼻づまりはだいぶ改善され、匂いも前より分かるようになったそうです。ただし、まだ完全回復ではない。
毎回鍼治療に来たとき、鼻づまりを改善するツボがメインでした。迎香、通天、上星。ほかは、その日その日の状態に見てツボを決める。4月から通い始めて、ほぼ毎週鍼治療に来てました。9月1日(木)になって、患者さんから嬉しいニュースを聞いたのです。
患者「病院で検査したけど、今はほぼすべての匂いが分かります。でも、三回目の手術後、病院の先生は嗅覚神経が損傷してるので、嗅覚は戻らないだろうと話してました。嗅覚神経って再生するんですか?」
私「手術前から匂いが少し分かるので、全部の嗅覚神経が死んではないですね。嗅覚神経が再生したかどうかは知りませんが、とにかく匂いが分かるようになって良かったです!」
鍼治療の積み重ね結果、嗅覚がほぼ治って何よりでした。以前治療した女性も、しばらく経ってから嗅覚が改善されて孫のオムツの匂いが分かるようになりました。詳細は以下をご覧ください。
鍼は即効性に優れていると歌えるくせに、何回やっても著しい効果が出ないからと言って鍼を止めたら、こんな結果にはなりません。特に手術後の鍼治療は進歩が遅いので、地道に進まないといけない。
嗅覚神経がどうのこうの、続けて鍼治療すれば治ることが分かりました。頑張って通ってくれた彼にも感謝します。漢方薬も功を奏したけど、ほとんどは鍼治療だけだったので、嗅覚障害・ニオイが分からない症状には、鍼が有効だと断言できます。
彼は今も毎週来ていますが、鼻詰まり・嗅覚障害のためのツボは刺していません。体・目などの疲れを取るのがほとんどです。
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倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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