後頭部の痛みは鍼1回で治り、数回の治療で臭いにおいが分かるようになった:嗅覚障害(蓄膿症)(2)

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こんにちは。李哲です。
前回の治療内容は、以下をご覧ください。

呼吸困難は1回で治り、動悸・不安感も改善:嗅覚障害(蓄膿症)(1)
...

 

今日は続きの記録です。
鍼治療3回目。

彼がいうのは、呼吸困難は治り、動悸は少しだけ残っている。

 

小学生の時から第2度房室ブロック だと診断され、ずっと経過観察だったそうです。 

「以前から不整脈があって、今日は置鍼している間に、呼吸がどんどん楽になる感じがした」と、彼は話してました。

動悸・不整脈は鍼治療で著しく改善できる

動悸・不整脈は鍼治療で著しく改善できる

そして、彼が急に思い出したのが、自分の蓄膿症(鼻づまり)。

彼がいうのは、「匂いが分からなくて、1回ガス漏れ事故に遭いました!」

 

今までは呼吸困難.息切れのためにしか施術してないので、次回からは鼻づまりのためにも施術するつもり。

鍼治療4回目。

彼がいうのは、動悸はまだ少しある。

匂いはまだ分からない。

たまに夜中に咳が出る。

肺に何かが詰まって、つっかえて咳する感じ。

 

今日は、咳と鼻づまりツボを追加。

迎香穴から内迎香穴までつなぐ。

経渠、尺沢穴など。

5回目。

彼がいうのは、前回の施術して3~4時間後、鼻の通りが明らかに良くなった。心臓のドキドキは、ほんの少しだけある。

 

心臓の動悸、息切れなどには鍼治療の効果はバツグンです。以下はもう一人の鍼治療例、参考になると幸いです。

彼はまた、ほかの症状を教えてくれました。

鍼治療を3回してから、左内くるぶしに湿疹ができて痒い。

私が見たら場所は太谿あたり。

 

私「これは腎臓の中の老廃物が、出てくる事だと思います。」

彼「そういえば~前に腰のうしろが痒くて、掻いたら痕になりました」

 

私が思うのは、ちょうどその時に腎臓に悪水が溜まった時期。つまり、腎のう胞になり始めた時期、未病の段階でした

 

中医学ではよく「未病を治す」と言います。

具体的な意味は、以下の記事で説明しているので、どうぞご覧ください。

 

6回目。

彼がいうのは、痒い湿疹は左足の下の方まで広がった。

見たら然谷、公孫あたり。

 

選んだツボは、前とほぼ同じ。

施術後、彼がいうのは

「鼻の通りは良い、久しぶりに鼻水が出た。 

以前、鼻づまりの時は、鼻水も出なかったです。」

7回目。

彼がいうのは、動悸はほぼ治りました。

鼻づまりはないけど、匂いはまだ分からない。

 

刺したツボはほぼ同じ。

 


8回目。

動悸、ドキドキは発作してない。

咳は前より減ったけど、少し残っている。

今朝は後頭部痛があると言うので、束骨穴を追加。

 

帰りに後頭部痛に関して何も言ってないから、治っているかどうかが分からない。

9回目。

動悸は電車に乗った時、1回だけあったけどすぐ治まった。

前回施術して3時間後、後頭部の痛みは消失。

 

「鍼灸はこんなに早く効くもんですか?」と聞かれました。

鍼の即効性は、もともとこんなもんですよ。以下は一つの鍼治療例、参考になると幸いです。

あとで聴いたら、彼は後頭部痛が月2~3回なるらしいです。

 


10回目。

今日は腰痛がある。

腰痛のため、にカイロプラティックに行ってきたけど、まだ完全には治ってない。

座って腰を曲げると、腰椎と尾てい骨の間に痛みが生じるそうです。いつものツボ以外に、大腸兪穴、束骨穴を追加。

昨日電車に乗った時、隣のおっさん臭がすごかったです~」と彼は言ってました。

 

匂いが分かるようになったのはいいけど、最初かいた匂いがおっさん臭だと…

鍼治療で匂いが分かったのは、これが1回目です。

 

 

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