こんにちは、李哲です。
蓄膿症で長年「匂いが分からない」苦しみを抱えていた彼の鍼治療記録、11回目です。驚きの変化が!
エコー検査で腎のう胞が22mmから19mmに縮小、しかも血液の流れまで正常化。病院の先生も不思議がるほどです。
さらに、右手の中指の膿は自分で鍼を刺して膿を出したら完治(刺絡療法の威力!)。右鼻づまりはまだ不安定ですが、朝たちが毎日あり、尿のキレも良くなってきています。
中医学では腫瘍縮小は「目的」ではなく「ついで」。本当のゴールは体全体の元気を取り戻すこと――その理由と治療のポイントを詳しくお伝えします。
↓前回の記録はこちら
口内炎が出なくなって、ランニングでふくらはぎが痛いのを、鍼2回で完治:嗅覚障害・蓄膿症(10)
2017年3月25日。
57回目の鍼。
彼の報告:
右鼻が詰まってきた。
目の痒みは少し復活。
なぜか右手の中指先に、膿ができている。これは家に帰って、自分で鍼を探して刺して膿を出せば治ると教えました。つまり刺絡療法。刺絡療法がどんな治療方法なのかは、刺絡療法とは?刺絡でどんな病気が治るのか?をご覧ください。
ほかにある症状は、最近疲労感が多くて、右の耳鳴りがある。
関連記事:耳鳴り、片耳だけキーンと音がするのを約10回で治した鍼治療例
2017年3月31日。
58回目の鍼。
彼の報告:
まだ花粉が飛んでいると思うけど、強烈な目の痒みは2回の鍼で治った。
右鼻は通ったり詰まったり不安定。
この前、フルマラソン走ってきたけど、走り終わったあとに悪寒.震え.脱水状態はなかった。
右手の中指の膿は、自分で鍼を刺して、膿を出したら治ったそうです。今週は朝たちが毎日あるけど、強くない。
2017年4月4日。
59回目の鍼。
彼の報告:
朝、目が痒いのが少しある。
右鼻は鍼したあとに通るけど、また詰まったりする。
関連記事:風邪の鼻詰まり、だるいのは鍼1回で治り、元気になって帰った男性。
2017年4月14日。
60回目の鍼。
彼の報告:
鼻水.鼻づまりがひどい。
彼は自分がヒノキ花粉症だと思っているそうです。目の痒みはたまにあるくらいで、今のところ一番困るのは鼻。
今日の鍼をしたあと、以前より香りがすると言うけど、聞いた感じでは右鼻がまだ詰まっていました。
関連記事:蓄膿症で鼻詰まり・はなくそが出るのは漢方薬3ヶ月で治り、ホットフラッシュ・不眠症・冷え性・寝汗も良くなった。
2017年4月19日。
61回目の鍼。
彼の報告:
目の痒みは、ほんの少しまだある。
右鼻の詰まりがひどい。夜は鼻呼吸ができなくて苦しい。
朝たちは毎日ある。
この前、エコー検査をしたら、以前腎臓にあった膿疱(腫瘍)が22mmから19mmになった。そして、悪性の場合は、血液の流れがたくさん見えるはずだけど(つまり腫瘍が血液を吸う現象)、それもなくなった。
病院の先生は、なぜ小さくなって血液の流れが変わったのか、不思議な顔をしたそうです。
西洋医学にとって不可解なことがたくさんあるけど、中医学治療になるとそこまで難しいことはありません。以下はスタンフォード大学の博士、李宗恩中医師1の症例、参考になると幸いです。
腎のう疱に関して、私の考え方は違います。
中に腫瘍があっても、体の正常な活動に支障がなければ、腫瘍は気にしなくていい。
腎機能を強化する為に、今まで復溜.腎兪.京門.中極.関元などを刺して来ました。
そして、腎機能を判断する基準:
①朝たちが毎日あるのか?
②尿のキレは良いのか?
この2つの自覚症状が良くなっているので、彼の体は前より良くなったと判断できます。
エコー検査でまだ19mmの腫瘍が見えるけど、それは気にしなくていい。そのうち自然に体が処理すると思います。
鍼治療の目的は、毎日朝たちがあるようにしてあげる。尿が噴水みたいに出るようにしてあげる。
腫瘍を小さくしてあげるのは目的ではない。腫瘍が小さくなったのは、朝たちと尿のキレを治す途中で起きるついでの現象で、最終的な目的ではありません。
↓つづく↓
蓄膿症・嗅覚障害 全22回シリーズ目次(クリックで開く)
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李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

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