腎のう胞が22mmから19mmになり、指の膿は刺絡療法して治った:嗅覚障害(蓄膿症)(11/21)

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こんにちは、李哲です。
頑固な蓄膿症の鍼治療記録、続きの記事になります。

2017年3月25日。
57回目の鍼。

彼の報告:
右鼻が詰まってきた。
目の痒みは少し復活。
なぜか右手の中指先に、膿ができている。これは家に帰って、自分で鍼を探して刺して膿を出せば治ると教えました。つまり刺絡療法。刺絡療法がどんな治療方法なのかは、刺絡療法とは?刺絡でどんな病気が治るのか?をご覧ください。


ほかにある症状は、最近疲労感が多くて、右の耳鳴りがある。

2017年3月31日。
58回目の鍼。

彼の報告:
まだ花粉が飛んでいると思うけど、強烈な目の痒みは2回の鍼で治った。
右鼻は通ったり詰まったり不安定。
この前、フルマラソン走ってきたけど、走り終わったあとに悪寒.震え.脱水状態はなかった。

右手の中指の膿は、自分で鍼を刺して、膿を出したら治ったそうです。今週は朝たちが毎日あるけど、強くない。

2017年4月4日。
59回目の鍼。

彼の報告:
朝、目が痒いのが少しある。
右鼻は鍼したあとに通るけど、また詰まったりする。

2017年4月14日。
60回目の鍼。

彼の報告:
鼻水.鼻づまりがひどい。

彼は自分がヒノキ花粉症だと思っているそうです。目の痒みはたまにあるくらいで、今のところ一番困るのは鼻。

今日の鍼をしたあと、以前より香りがすると言うけど、聞いた感じでは右鼻がまだ詰まっていました。

2017年4月19日。
61回目の鍼。

彼の報告:
目の痒みは、ほんの少しまだある。
右鼻の詰まりがひどい。夜は鼻呼吸ができなくて苦しい。

朝たちは毎日ある。
この前、エコー検査をしたら、以前腎臓にあった膿疱(腫瘍)が22mmから19mmになった。そして、悪性の場合は、血液の流れがたくさん見えるはずだけど(つまり腫瘍が血液を吸う現象)、それもなくなった。

病院の先生は、なぜ小さくなって血液の流れが変わったのか、不思議な顔をしたそうです。

西洋医学にとって不可解なことがたくさんあるけど、中医学治療になるとそこまで難しいことはありません。以下はスタンフォード大学の博士、李宗恩中医師1の症例、参考になると幸いです。

腎のう疱に関して、私の考え方は違います。
中に腫瘍があっても、体の正常な活動に支障がなければ、腫瘍は気にしなくていい。

腎機能を強化する為に、今まで復溜.腎兪.京門.中極.関元などを刺して来ました。

そして、腎機能を判断する基準:

①朝たちが毎日あるのか?
②尿のキレは良いのか?

この2つの自覚症状が良くなっているので、彼の体は前より良くなったと判断できます。

エコー検査でまだ19mmの腫瘍が見えるけど、それは気にしなくていい。そのうち自然に体が処理すると思います。

鍼治療の目的は、毎日朝たちがあるようにしてあげる。尿が噴水みたいに出るようにしてあげる。

腫瘍を小さくしてあげるのは目的ではない。腫瘍が小さくなったのは、朝たちと尿のキレを治す途中で起きるついでの現象で、最終的な目的ではありません。

↓つづく↓

(おわり)

  1. 李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

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