腰から足にかけての張り感・違和感を鍼一回で治した例

ラグビーで腰を痛めて以来、
腰から足にかけての違和感が続く20歳男性が来院しました。

右足を外側に開くと腰から太ももの裏が張る状態でしたが、中国鍼の施術で大幅に改善。
今回はその症例と使用したツボを紹介します。

📍この記事で分かること

✅️ラグビーによる腰痛・足の違和感の症例
✅️中医学での診断と治療方針
✅️使用したツボとその理由
✅️中国鍼による施術後の変化
✅️疲労骨折予防のために追加したツボ

目次

腰から足にかけての違和感が治らない20歳男性

2026年6月10日。

患者さんは若い男性、20歳。
お母さんが来院したことがあり、お母さんの紹介て彼が来たのです。

彼の主訴は腰痛。
去年ラグビー試合中ダックルしたとき、ギックリ腰みたいに痛め、いろんな鍼灸院に通ったけど、少し良くなるだけで完治はしていない。

ラグビー場のライン付近に置かれたラグビーボール
ラグビーの試合で腰を痛め、その後も腰から足にかけて違和感が続いていた20歳男性の症例です。

どんなふうに痛いか聞いたら、彼が言うのは「右足を外側に曲げると、腰から足にかけて後ろ側が張る感じで違和感あります。 仰向けの状態でも右足を外側に曲げるとわかります。」

ちなみに彼が受けた鍼灸は、日本で最も流行ってる 痛くない鍼です。

差別ではないですが、このようなやり方の鍼灸は、軽い症状には有効かも知れませんが、中~高レベルの症状には効かないケースが多いです。ズーンと響く中国針のほうが、体の芯まで届いて、圧倒的に効果があります。

響きの詳細は、中国鍼の得気体験談と即効症例をご覧ください。

中医学の診断と使用したツボ

膀胱経と胆経が関係していると判断

私は彼の症状を聞いた後、膀胱経が主な問題点。
お尻の張りもあるので、胆経とも関連していると判断しました。

環跳への施術で違和感が軽減

最初は環跳を刺しました。三補三瀉。この鍼1本で、すでに腰から足までの違和感が減りました。その後は仰向けになってもらって膀胱経を調整。

京骨・足三里・足臨泣で膀胱経を調整

京骨、足三里、足臨泣、補法。京骨は膀胱経の虚証を治すため。足三里+足臨泣は腰の夾脊痛を治すためです。夾脊痛はどんなものかは、腰の深い部分が痛む「夾脊痛」の症例はこちらをご覧ください。

その後、右足を外側に曲げてもらって、腰から足までの筋肉が張るかどうかを確認しました。

鍼1回でほぼ完治

施術直後の変化

彼が言うのは「ほぼ治りました」
でもまだ少し残りがあるので、もう1回補法を行い20分置鍼。足臨泣は要らないと判断したので、すぐ抜きました。

実際に治療で時間がかかったのは、最初の環跳と足の京骨くらい。つまり、数分でメインの治療が終わり、彼が半年も患った症状が一瞬で消えました。

鍼の即効性について

鍼の即効性、その意味は鍼を刺した一瞬に効果が出ることをです。今まで私はたくさんの臨床症例で証明できます。以下が一部の症例、参考になると幸いです。

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疲労骨折のための施術内容

鍼してるうちに、彼が言うのは左足を疲労骨折したことがある。ラグビー部では疲労骨折を経験する選手も少なくないそうです。

ラグビーは激しい運動であることは知っていたけど、こんな若い男性でも疲労骨折するなんて、訓練がそうとう大変ですね…

せっかくなので骨を強化するツボも入れました。スネの骨を強化するためです。陰陵泉、絶骨、三陰交。特に絶骨は「髄会絶骨」なので、骨の強化になります。

施術画像2枚、ツボの説明表

太衝、束骨、三陰交、足三里、陰陵泉などの鍼の周りが赤いのが比較的に強いです。これがいわゆる「得気」現象。

中国鍼の「響き」と得気を症例で解説した記事で詳しく説明しています。参考になると幸いです。

太衝・京骨・絶骨・三陰交に鍼を施している様子
膀胱経や下肢の流れを整えるために使用したツボです。
三陰交・絶骨・陰陵泉・足三里に鍼を施している様子
スネ周辺の流れを整えながら骨や筋肉の機能向上を目的として使用したツボです。

簡単な表を作ってつぼの説明をします。

刺したツボ狙い目、効能
足三里(胃経の本穴)+足臨泣(胆経の兪穴)腰の夾脊痛を治すため。足三里はスネのすぐ外側なので、スネの骨の強化にもなる。
京骨(膀胱経の母穴)膀胱経の虚証(腰から足まで後ろ側が張るのは虚証)
環跳(胆経のツボ)お尻の外側が痛い、痺れる時に効果抜群
陰陵泉(刺した深さは2寸)スネの内側を全体的に流れを強化
絶骨髄会絶骨→絶骨は骨の強化ができる
三陰交スネの内側を全体的に流れを強化

2度目の腰の違和感を鍼1回で改善

1~2週間後、彼はまた来ました。

私「え?再発しのたですか?」
彼「いいえ、今回は腰の違う所が痛いです。前回の足までの違和感はもう治っています。」

辛いところを指で示してもらって、その後、関連のツボを刺しました。

瀉法を行い、今回も数秒で痛みが消えました。
その後、ほかの滋養強壮のツボを刺して20分寝てもらって、効果を強固。

現在は11月、5ヶ月経っています。
その後連絡はありませんが、症状が安定しているものと考えています。

まとめ

私の臨床経験で見ると、鍼は様々なスポーツ障害に有効です。

関連症例をあげると、

  • ジムの筋トレで膝を痛めた男性、数回で膝を完治
  • ゴルフと筋トレで肘を痛めた男性は一瞬で治り
  • 野球で筋肉離れになった男性、2回で完治

詳細は以下をご覧ください。

🔗筋トレで膝を痛めた男性の症例

🔗ゴルフ肘の痛みを改善した症例

🔗ふくらはぎ肉離れを改善した症例

あなたがどんな運動をしていうか関係なしで、痛み・違和感・まひ・しびれなど辛い症状が出たら、鍼灸はみんな改善・完治できます。さらに鍼は薬物ではないので、副作用ゼロ。短期間で治るのがメリット。唯一のデメリットは、鍼の響きが強くて悲鳴を上げる人が多いこと。

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