
こんにちは、李哲です。
今日は簡単な鍼治療例を紹介します。
2024年1月31日。
患者さんは50代の女性。
彼女が言うのは、「数日前にこけて、左の肋骨が硬い箱に当たって怪我しました。その時は、夜寝返りもできないぐらい痛みがひどかったです。ホカロン貼ったりして対応し3日ぐらい経って、今日やっと激痛がなくなりました。でも、鈍い痛みと違和感はあります。」
当時、鍼をしたのは反対側の支溝穴。補法を行ったとき、重い痛みは一瞬で消えました。今は違和感のみ残っています。仰向けになった時、反対側の陽陵泉を刺して補法を行いました。鍼を回した瞬間、左肋骨の違和感はだいぶ消失。
全部の鍼を抜いて帰る時はまだ違和感はあるけど、忘れるぐらい浅い痛みになりました。3日後にもう一度鍼をする予定なので、このまま様子見ることにしました。
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2024年2月2日。
彼女の報告:
左肋骨の痛みは前回の鍼をしてから、ほぼ消えてるけど、咳した時・走る時に響く違和感を感じる。ツボは前回と同じようにしました。そして1つ圧痛点を探して鍼をしました。具体的な場所は、章門穴上の肋骨の間。
このやり方は、以前私が肋骨の痛みで死にそうになったときにも使いました。当時の私の症例は以下をご覧下さい。
帰る時、左肋骨の痛み・違和感はさらにマシになりました。
左肋骨の痛みは、今日の2回目の鍼でおしまい。
慢性的な内臓の病気からくる痛みであろうと、急性の怪我からくる痛みであろうと、鍼はみんな対応できます。1回で治るとは保証できませんが、数回で嫌な痛みを治せます。
ケガして痛みが治らなくて困っている方、ぜひ鍼を試してください。
(おわり)
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