膝が痛い、正座ができないのは鍼で著しく改善

この記事は約3分で読めます。

こんにちは、李哲です。
膝の痛みで困った女性の例を書きます。

2022-12-02
患者さんは50代の女性。

以下は彼女の陳述です。
以前、ヒアルロン酸の注射を毎月1回注射して、1年半も注射したけど治らなかった。注射した翌日は良いけど、またすぐ戻る。病院の先生は”繰り返す注射でもっと良くなる”と言うけど、全く良くならなかった!

私に言わせると、ヒアルロン酸は気休め程度。慰める作用が強いもので、治療効果がありません。だから、ある人は注射したあと膝が痛いのが楽になるけど、他の人は全く効果がない。

効果がある治療法は、患者さんを選びません。
すべての人に対して有効です。

ある人には有効、ある人には無効の場合、プラセボ効果だとしか言えません。

鍼はプラセボ効果ではない。
なぜなら、膝が痛い患者さんをたくさん治療して、無効な人は一人もいないからです。治るまでの回数は皆さんバラバラだけど、有効率は100%!

今日彼女が言うのは、「正座ができるまで本当にもう少しです。あと数ミリくらい。右膝の内側が痛いのがあって、それさえなければ良いですね…」

今日鍼をしたのは膝五鍼、足三里、太谿、太衝、公孫、内関、中脘、上脘、関元、右膝の内側の圧痛点。ほとんど膝と胃を治すためのツボです。

ほかの鍼灸院は膝周りに無数の鍼を刺すかも知れませんが、当院は5本のみ。場合によっては足三里、陽陵泉だけで治すときもあります。鍼灸は芸術である。たくさんのツボで病気を治すのではなくて、一つのツボでいろんな病気を治すこと。記事中でも話しましたが、鍼の本数が多ければ多いほど効果が高いとは限らない。

彼女は食道裂孔しょくどうれっこうヘルニアがあって、胃が辛い時があるので、上脘と中脘を刺して、また内関+公孫も刺しています。足三里は膝の強化にもなるし、胃の補強にもなるので一石二鳥。また、胃は腎臓がパワーを提供しているので、腎経の太谿(兪穴)も刺しています。

以下は同時の施術画像。

太谿を刺すとき、「腎臓を強化するために刺した」と説明したら、彼女から質問がありました。

彼女「小さい時からの水腎症すいじんしょうが影響しているでしょうか?」
私「影響はあります」

水腎症すいじんしょうという事は、腎臓が弱いからできるもの。
腎臓が弱いと膝も弱くなりやすい。また上記のように、胃もパワー不足で消化不良などになる。

彼女が水腎症すいじんしょうになったとき、鍼灸もしくは漢方医が治してあげたら、今の膝の痛み・胃の不調も極端に減るでしょう。すでに過ぎたことなので、どうしようもないですが。今の不調をちゃんと治すしかないです。

水腎症すいじんしょうが酷くなると腎不全につながり、危篤状態に陥る可能性があります。幸いにも漢方薬、鍼で治せること。以下は台湾の獣医が治した例、参考になると幸いです。

以前、膝痛があったとき、彼女は歩くとき膝が曲がらなかったそうです。膝に棒が入ったみたいに、歩くのが変。曲がらないので、もちろん正座もできない。彼女の膝痛が改善したのは、鍼治療を始めてからです。一時的に治ったように見えたのもあったけど、調子に乗って運動したら悪化してしまいました。その後、もう一度鍼治療に通ってだいぶ治っています。

腎臓がまだ完璧に治ってないので、膝痛は完治されてないですが、1年前とは比べ物にならない。

(おわり)


コメント

タイトルとURLをコピーしました