こんにちは、李哲です。
白内障は一般的に手術を選ぶでしょう。しかし、白内障は手術しても再発します。そして、手術後の後遺障害があり、リスクがゼロではありません。例えば流行った「レーシック手術」。その後遺障害は、過去記事でも討論したので、どうぞご覧ください。
実は、白内障に対して、鍼治療の効果がとても良いです。後遺障害のリスクもなくて、しかも手術するより安い!今日は7回で白内障を治した鍼灸症例で、説明しようと思います。
胃腸の調子を整える以外に、白内障も治したいという女性
患者さんは女性、66歳。
もともとは胃腸が弱くて鍼に来ましたが、途中で白内障も治したいというので、ついでに治療した記録です。
彼女が言うのは、「右目に白内障があります。左目は小さい時から黄斑が欠けているので、視力がありません。この60年くらいは、ずっと右目だけで見ています」
私「白内障は治せるけど、黄斑が欠けているのは難しいかも知れません」
でも、とりあえずやって見る事にしました。
6回目から変わり、7回目では白内障が治ったので治療終了
目の治療のツボは1回目刺したあと、右目から大量の目ヤニが出たそうです。その後、5回までは著しい変化はなかったです。
6回目の目の治療をしてから、目が少しクリアになった感じがする。以前はくすんで見えたそうです。
7回目の目の治療が終わって、彼女が言うのは「コンタクトレンズしたみたいに、先生の顔がよく見えます」
数回の鍼治療で目がよく見えるのは、ほかのドライアイの患者さんからも聞きました。以下の記事、どうぞ参考になると幸いです。
8回目は、念のためにもう一度施術。
終わったあと、彼女が言うのは、「やはりすごく良く見えます」
彼女が言うのは、「バスでメガネをかけたら、メガネしないほうが視力が良くてビックリ。これ以上良くなると、メガネを変えるしかないから、1回止めてまた目がくすんだら鍼をします」
ほかにいる末期乳がんの患者、抗がん剤で目が見えなくなり困った方がいました。鍼治療を数回しただけで、よく見えるようになり、乳がん患者はビックリしていました。詳しい治療記録は、以下の記事をご覧ください。
黄斑が欠けている左目は変化なし
残念なのは、黄斑が欠けている左目は、視力の変化がなかったです。体の組織が足りないと、鍼は無理だと思います。例えば視神経萎縮はまだ視力を良くする可能性があるけど、視神経が切られたら可能性はゼロ。
ほかの腕が良い先生は、視神経が切られても治療できるかも知れませんが、今の私には治せないです。
ちなみに、緑内障で失明した方でも、鍼治療は有効です。ほかの先生の治療例ですが、どうぞご覧ください。
白内障に対する鍼治療は、病院の手術よりも安くて効果的
彼女の白内障治療は、計8回で終わりました。胃腸の治療は、まだ続けています。
目の治療に使ったツボは、晴明穴。頭臨泣。太陽。養老。合谷穴。白内障を治す主力のツボは「晴明穴」です。7回の白内障治療費用は、7,560✕7=52,920(円)
西洋医学の手術よりも安くて、胃腸の調子なども同時に治せるので、コスパが良いです。以下の図は、ある病院の白内障治療費用(赤い四角で囲んでいます)。参考にしてください。
西洋医学のの手術は、白内障以外に胃腸の調子も治せるでしょうか?
西洋医学の白内障手術は、やった時は良いけど、数年後にはまた悪くなる患者さんを診たことがあります。そして、白内障手術の合併症.後遺障害もあるので、リスクを考えないといけません。
白内障治療には鍼治療も有効なので、ぜひ一つの選択肢として考えて下さい。
(おわり)
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