こんにちは、李哲です。
孫培栄先生の鍼灸治療例を翻訳しました。緑内障で失明した患者たちを治した例です。
緑内障に対して、西洋医学は点眼薬で眼圧を減らす方法があります。低下した視力を治すのではなくて、これ以上悪化しないようにするのが目的。ある意味で、点眼薬は慰める薬。
もっと簡単にいうと、西洋医学には緑内障を治す方法がありません。
中医学の漢方薬、鍼灸ではどのように解釈して、またどのように治療するのか?今日は鍼灸症例を翻訳しながら説明したいと思います。
緑内障治療例1:失明1年の若者、10数回で完治
江☓台、男性、16歳。
河南省出身、住所は台北県景美鎮中正路。
緑内障になったのは1年前。
見えないので、歩く姿は盲人に似ていました。
彼は親友の崔さんの紹介で、民国55年(西暦1966年)2月19日に治療しに来ました。
刺したツボは肝兪、絡却、天柱、曲泉、養老、商陽。
10数回で完治しました。
緑内障治療例2:計7回で両目の失明を完治
劉☓玉、女性、14歳。
台湾人、台北県石門郷老梅村大丘田。
右目は完全に失明し、左目はまだ軽いほうの失明でした。
眼科の名医に診てもらったら、「緑内障」だと診断されました。
女性の蒋さんが紹介して、民国57年(西暦1968年)1月15日、こちらに治療しに来ました。刺したツボは同じ、計7回で完治しました。
李哲の感想:緑内障・白内障には鍼治療の効果がバツグン
私はまだ緑内障は診たことがないですが、白内障.目のピントが合わないなどの患者さんは何人か診ました。鍼治療は効果バツグンで、副作用がありません。以下は白内障を治した鍼治療例、参考になると幸いです。
▼以下は足つぼ整体で、突然視野が欠けるのを治した例です。
目の病気であれば、だいたい同じツボを刺します。
歴代の鍼灸著作には緑内障.白内障に対して、鍼灸の効果は著しいと書いてあります。
緑内障に関して、西洋医学は得意な手術もできません。ほかの目の病気には、手術で目がよく見えるようになりますが、後遺障害のリスクもあるので、最良の選択肢だとは言えません。
鍼を怖がらない方は、ぜひ試して下さい。
いくらひどい緑内障でも、10回受けて見れば効果が分かります。
2022-02-07追記
緑内障は病歴が長いと鍼治療で戻すの確率がどんどん下がります。上記の患者さんたちを見ると、病歴が1年、もしくはすごい若いです。これがもし60代の方で、20代から緑内障だったら、鍼灸でも治せません。
視力低下に気づいたら、すぐ鍼治療を受けてください。ほかの病気も同じです。辛い症状が出たら、すぐ治療する。年数が経てば経つほど、回復する可能性がなくなります。有能な漢方医でしたら、治せるかも知れませんが、私の鍼灸レベルでは無理です。
(おわり)
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