失聴して女の声しか聞こえない患者。肺萎縮が漢方薬で7割治り、肺移植リストから除去された女性患者。

女性の声は聞こえるのに、男性の声だけ聞こえない。

56歳男性に起きた、5年以上続く非常に珍しい難聴症例です。

西洋医学でも原因が分からなかったこの症状を、中医学ではどのように考えるのか。倪海厦先生の症例を翻訳しながら、難聴・婦人科疾患・肺疾患に対する中医学の考え方をご紹介します。

📍 この記事で分かること

1.男性の声だけ聞こえない難聴症例の内容
2.中医学から見た難聴の考え方
3.漢方薬と鍼灸を併用した治療方針
4.生理痛・生理不順の症例
5.肺萎縮患者の症例と経過
6.難聴関連記事へのリンク集

※中医学の第一人者、アメリカの著名な中医師・倪海厦(ニハイシャ)先生1の記事、2005-4-14治療日記を李哲が完全翻訳しました。

目次

5年間も失聴した患者。女性の声は聞こえるのに、男性の声が聞こえない

昨日は良い治療例があったけど、記事にする力がなくなって書けませんでした。今日、補充して説明します。

患者は白人男性、56歳。
飛行機でサウスカロライナ州から来ました。昨日来て土曜日にまた飛行機で戻る予定です。

彼は、とても不思議な病気になりました。
どこの先生も原因が分からないそうです

男性の声だけ聞こえない56歳男性の症例

彼の聴力は5年近く失っている。
不思議なのは、彼は女の声は聞こえるけど、男の声は聞こえません。

私が女の声を真似して話しかけても、彼は反応がなかったです。

ある意味で言うと、これはこのままでいいかも知れません。どうせ死なない病気だし、奥さんの声しか聞こえないのもいいのでは?

耳に手を当てて男性の声を聞こうとする難聴の白人高齢男性
女性の声は聞こえるのに男性の声だけ聞こえない。5年間続いた珍しい難聴症例を紹介します。

私は奥さんに聞いてみました。
「治す必要がありますか?」

奥さんは隣で笑うだけ。
ご主人はもちろん私の声が聞こえてないから、ぼっとしてました。

中医学では陽気不足が難聴に関係すると考える

性機能低下と手足の冷えを確認

私は心のなかで考えました。
中医学で女は陰、男は陽。
この男性はきっと陽気が足りなくて、男の声が聞こえないだろう。

私「性機能は大丈夫ですか?」
隣の奥さんは頭を振ってました。

私「両足は温かいですか?冷たいですか?」
奥さんの答えは、「冷たいです」

私の診察は、以上の質問で終わり。

🔎合わせて読みたい:手足が冷える原因と中医学の考え方はこちら

漢方薬と鍼灸を併用した治療方針

治療方法は鍼灸と漢方の併用。

処方には陽気を強めるのが入ってます。
経方派が使う処方は、ほとんど陽薬です。
陽気が順調に回れば、陰は一つのところに積もらない。

ほとんどの癌は、陰がたまりすぎてなる病気です。
陽気が足りないのはダメ。

李哲の説明:
男性の声が聞こえない患者、継続治療内容があります。以下の記事、どうぞご覧ください。🔗女性の声しか聞こえない男性、左耳の聴力は完全に回復

生理痛・生理不順・不正出血の女性症例

離婚後から始まった婦人科トラブル

1人の患者。
女性、35歳。
「未来の長寿村」の村民たちが無理やりここまで連れて来たのです。

カルテを見たら、

  • 生理痛
  • 生理の周期が不規則
  • 不正出血 

🔎合わせて読みたい:不正出血+不眠を鍼4回で劇的改善した症例

私「いつからこうなりました?」
彼女「4年前に離婚して、すごい怒ってました。その後から生理がおかしくなり、夜は眠れない.便秘.手足は冷たい.毎回の生理が痛くて死にそうでした。生理は10何日も続く時あれば2~3日でなくなる時もあります」

私が生理と母乳は同じだよと説明したら、彼女は納得したように話しました。「だから生理前になると胸が張って、一気に胸が2寸くらい大きくなって、しかも母乳が垂れるんですね」

🔎合わせて読みたい:生理と母乳の関係を中医学で解説した乳がん論文記事

未病の段階で治療する重要性

私は心のなかで思ってました。
「この長寿村の女性たちはすごい!もう中医学の生理の知識は学んで、この患者を連れて来たから。」

彼女みたいな状況は、未病の段階です。
すべての中医学の先生が治せるもの。

私は彼女に教えました。
「漢方薬を飲んだあと、あなたはショッピングする時、生理が来たかどうかも分かりません。そして、人生初で一番良い排便があり、夜は赤ちゃんみたいにぐっすり眠れるようになります」

皆さん、話を聞くだけで私が何を予防してるから分かるでしょうか。

この段階は一番治しやすい時。
チョチョで治療が終わりです。

🔎合わせて読みたい:未病とは何か?中医学の予防医学を解説

肺萎縮が7割改善し、肺移植のリストから除去された女性患者

アメリカでの麻黄をめぐる話題

今日アメリカニュースで、ユタ州の中医師たちがFDAを訴えて勝ったのをみて、とても嬉しかったです。アメリカ連邦政府は、中医師が麻黄を使っても大丈夫だと決めたのに、ユタ州の管理部門が中医師も麻黄を使えないと勘違いしたから、敗訴したのです。

中医学で、麻黄は「青龍」だと言います。

『傷寒雑病論しょうかんざつびょうろん』2、5分の1の処方箋に麻黄が入ってます。
麻黄がないと肺結核.肺気腫.肺癌などは治せません。

🔎合わせて読みたい:肺がんの呼吸困難、下痢便、不眠症、食欲不振が劇的改善した症例

肺萎縮患者に用いた漢方治療

私の診療所には、現在韓国人の女性患者が1人います。彼女は肺萎縮。アメリカ国立衛生研究所は、肺移植をしようとしてました。しかし、彼女は漢方を飲んでから、肺移植の名簿リストから削除されました。なぜなら、肺萎縮が7割くらい治ったから。

彼女に処方した主力が麻黄です。

近日中にまた麻黄を輸入して、患者に飲ませないといけません。私の麻黄が足りないと心配して、わざわざどこで買えるかを教えてくれたシカゴ州の張さん、ここで感謝を致します。

難聴、聞こえないのを改善した症例集

👉️難聴が1ヶ月で回復した孫培栄先生の鍼灸症例2選

👉️耳垂れの出血・難聴を3回で改善した症例2選

👉️中耳炎の耳垂れで難聴になったのを改善した漢方薬症

👉️聞こえが悪い、白内障が改善された鍼灸症例

👉️突発性難聴が1週間で半分改善した漢方薬症例

👉️尿の勢い・耳の聞こえも良くなったおじいちゃんの症例

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

    ↩︎
  2. 傷寒雑病論の解説は、傷寒雑病論の詳細:歴史的偉大さと衝撃的な影響をご覧下さい。 ↩︎
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次