難聴で聴力ゼロの患者が1ヶ月で回復した孫培栄先生の鍼灸症例2選

『もう一生このまま…』
と諦めていた聴力ゼロの難聴が、たった1ヶ月の鍼灸治療で回復した――。


中国・台湾で名を馳せた孫培栄先生が実際に治した、衝撃の2症例を公開します。

難聴治療中の男性患者が耳に手を当てて聴力確認をしている様子
聴力ゼロだった患者さんが治療後に「聞こえる!」と確認している瞬間
目次

【症例1】37歳男性|聴力ゼロ→1ヶ月で会話ができるまでに回復

王さん、37歳。
山東省寧陽出身。住所は台湾台北県深坑郷。

だいぶ前から、聴力ゼロになって聞こえなくなりました。他の人が話をかけても、両目がまっすぐになって、笑うだけで何を話したらいいか分からない。

1965年8月17日、治療に来ました。
病気になる前後の症状を分析して、すぐ鍼をしました。

刺したツボは合谷穴、後渓、足臨泣、翳風穴、聴会、金門など。

今日はこのセット、次は別のツボのセットにしながら、わずか28日でほぼ完治

合谷穴の位置(手の甲・親指と人差し指の間)を赤丸で示した写真
難聴に即効性のある最重要ツボ「合谷(ごうこく)」

【症例2】54歳男性|3年間聞こえなかった耳が1ヶ月で完治

高さん、54歳。
山東省出身、住所は台北県景美鎮萬盛街。

3年前から聴力ゼロ。
見た目は認知症みたいで、友人が話をかけても眼がまっすぐになって答えがない。

1960年5月8日、鍼治療に来ました。

上に書いたツボを選んで、たった35日で聴力が完全に回復

後渓穴(小指の付け根・握り拳にしたときにできる横ジワの端)の手書きイラスト
握り拳で浮き出る横ジワの端にある「後渓(こうけい)」穴

孫培栄先生が実際に使ったツボを完全公開(耳との深い関係を李哲が解説)

孫培栄先生が聴力ゼロの難聴を1ヶ月で治したときに、必ずと言っていいほど使っていたツボを、耳との関係とともに解説します。

ツボ名場所耳との関係・なぜ難聴に効くのか
合谷(ごうこく)手の甲・親指と人差し指の骨が交わるくぼみ顔面・頭部・五官の万能ツボ」と呼ばれる最強の遠隔操作点。耳の血流を一気に増やし、詰まっている気を瞬時に散らす。即効性が抜群で、ほとんどの難聴症例で第一選択。
後渓(こうけい)小指の付け根・握り拳で横ジワができたときの一番端小腸経の経絡が首→後頭部→耳の後ろを通る。首・後頭部のコリが原因で耳が閉じているケースに絶大な効果。孫培栄先生は「後渓一本で耳が開く」と言っていたほど重視。
足臨泣(あしりんきゅう)足の甲・薬指と小指の骨の間で、指2本分手前足の少陽胆経の「俞穴」。胆経は側頭部を通って耳の中に入るため、胆経が滞ると難聴・耳鳴りが起こる。足臨泣は胆経全体を強力に動かし、耳の通りを一気に開通させる。
翳風(えいふう)耳たぶの後ろ・骨がへこんでいるところ耳のすぐ裏にある局所ツボ。耳周囲の血流・リンパの流れを直接改善。突発性難聴で耳が「詰まった感じ」が強いときに特に効く。
聴会(ちょうえ)耳の穴の前・口を開けるとへこむところ耳の穴の真横にある局所最強ツボ。耳の神経に直接響き、聴神経の機能を急速に回復させる。孫培栄先生は「聴会にしっかり響かせれば聴力は戻る」と断言。
金門(きんもん)外くるぶしのすぐ下・へこんだところ膀胱経の「郄穴」で、急性の耳の病気(突発性難聴など)に特に効く。耳の急激な閉塞感を速やかに取り去るための隠れ名ツボ。

孫培栄先生の真髄は「遠隔の合谷+後渓+足臨泣」で全身の気を動かしつつ、「翳風・聴会」で耳を局所的に開くという完璧な組み合わせにあります。

このセットを毎日交互に使い分けた結果、聴力ゼロだった患者さんが1ヶ月で普通に会話できるまでに回復したのです。

李哲が本音で解説

今まで難聴、聞こえが悪い患者さんを数多く診ましたが、改善されるもしくは治る方が多いです。鍼治療の効果はとても良いので、ぜひ知ってほしい治療法です。

自分のやり方だと、合谷穴と後渓、聴会、耳門、聴宮を刺します。正直、聴会・耳門・聴宮、この3つを刺しただけでも効果絶大。ほとんどの方は、1回刺しただけで耳鳴り、難聴が改善できてびっくりする人も少なくないです。

その上に、金門、足臨泣などを刺したら、もう鬼に金棒ですね。

正直な話、1ヶ月で治癒というのは、やはり腕がすごいと言うしかない。見習うべきです。

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「もう手遅れ」と諦める前に、一度だけ相談してください

突発性難聴・薬剤性難聴・長年の難聴…
病院で「治らない」と言われても、鍼灸では改善した例が数多くあります。

「もう一生聞こえない」と諦めていた患者さんを何人も救ってきた李哲が、あなたの耳もあきらめません。

※突発性難聴は発症から1ヶ月が勝負! 1日でも早い治療開始が回復率を劇的に変えます

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