耳の後ろが突然ズキッと痛む——。
この痛みは 後頭神経痛・筋肉の緊張・胆経の滞り が原因で起こることが多く、放置すると悪化することもあります。
私自身も右耳の後ろ(翳風穴)が腫れ、首を動かすだけで激痛が走りましたが、鍼灸で4日で改善しました。

耳の後ろが痛い原因は?(後頭神経痛・筋肉・経絡の滞り)
耳の後ろの痛みは、以下のような原因が考えられます:
- 経絡の不調: 東洋医学では、体のエネルギーの流れ(経絡)が滞ると痛みが生じるとされます。
- 筋肉や神経の問題: 後頭神経痛や筋肉の緊張が原因の場合も。
- 外傷や炎症: ぶつけたり、炎症が起きている可能性。
私の場合、ぶつけた記憶や外傷はなく、経絡の不調によるものと判断しました。西洋医学の診断名(例:後頭神経痛)は参考程度にし、鍼灸では経絡理論に基づいて治療を進めます。
耳の後ろの痛みは鍼灸で改善できる理由
西洋医学は後頭神経痛とかいろんな病名をつけますが、中医学理論はシンプルです。経絡を見て判断。
鍼灸理論でいうと、耳の周りを走る経絡は胆経しかありません。つまり、耳の後ろが痛くなったとき、胆経を調整しないといけない。
胆経を調整するのは、いろんなツボがあります。例えば患部近くの翳風穴。また、胆経は少陽経なので、遠方の陽陵泉(合穴)、足臨泣(兪穴)などが有効です。
もっと面白いのは、足少陽胆経と手少陽三焦経はみんな少陽経。胆経の問題は、三焦経のツボで解決できるのです。今回の症例でも、手少陽三焦経のツボ:外関穴で解決しました。
実例|翳風穴の腫れと痛みを鍼灸で改善した経過
こんにちは、李哲です。
2020年2月、突然「耳の後ろが痛い」と感じました。
右耳の後ろ、翳風穴周辺の骨と筋肉に痛みと腫れが生じ、首を動かすだけでも痛みが走る状態でした。

原因は不明でしたが、経絡の不調と考え、鍼灸で治療を行いました。この記事では、その治療経過と効果的なツボについて解説します。
耳の後ろが痛いときに有効なツボ(外関・陽陵泉)
- 1日目: 左手の外関穴に鍼を刺し、瀉法(しゃほう:余分なエネルギーを抜く手法)を施術。翌日、腫れと痛みが軽減。
- 2~3日目: 外関穴に加え、足の陽陵泉にも鍼を刺し、瀉法を継続。痛みがさらに和らぐ。
- 4日目以降: 痛みと腫れがほぼ消失。触っても問題なし。
- 翌週: 再発防止のため、もう一度鍼を施術。以来、痛みは完全に解消。

- 外関穴: 耳の不調(中耳炎や耳鳴り)や頭部の痛みに効果的。経絡の流れを整える万能なツボ。
- 陽陵泉: 筋肉や関節の痛み、消化器系の不調など、幅広い症状に効くツボ。
これらのツボは、経絡理論に基づき選ばれ、痛みの根本的な改善に役立ちました。
耳の後ろの痛みは胆経の問題で起こることが多く、同じ胆経の症状は他にもあります。以下は関連する改善例です:
- 足がつる原因と陽陵泉による即効改善例|鍼灸の実例: 1つのツボで即効性のある治療例。
- 口の苦みを陽陵泉で改善した鍼灸症例|胆経の調整効果: 全身の不調に効くツボの活用例。
耳の後ろが痛いときのセルフケアと注意点
耳の後ろの痛みは、首の筋肉(胸鎖乳突筋)が硬くなると悪化するため、 首の前側をゆっくり伸ばすストレッチも有効です。
また、以下のポイントを参考にしてください:
- よく寝て休む:過労が原因かも知れないので、先によく寝て休んでください。それでも治らなかったら、治療ができるところを探してください。
- 信頼できる鍼灸院を選ぶ: 経絡理論に基づいた施術を行う鍼灸師に相談を。
- 自己判断を避ける: 痛みが続く場合は、専門家に診てもらうことが重要。
- 経絡理論の理解: 鍼灸は体のエネルギーバランスを整えるため、原因不明の痛みにも効果的。
近くの信頼できる鍼灸院で、ぜひ相談してみてください。
探すときのポイントは、必ず治した経験がある先生を探すこと。机上の空論ばかり書いている書いている先生はダメです。
🔎あわせて読みたい:病気を治せる先生を選ぶ理由|治療実績のある鍼灸師を見極める
まとめ:経絡理論の奥深さ
耳の後ろの痛みは、疲労やストレスで胆経が滞ると再発しやすいので、睡眠と休息をしっかり取ることが予防になります。
今回の治療を通じて、改めて経絡理論の素晴らしさを実感しました。耳の痛みや目の奥の痛みなど、どんな症状も経絡の流れを整えることで改善可能です。昔の鍼灸師たちが築いた理論は、現代でも多くの人を救っています。
耳の後ろの痛みやその他の不調で悩んでいる方は、ぜひ鍼灸を試してみてください。
🔎あわせて読みたい:鍼灸が効く理由|経絡のツボ刺激で気の流れと免疫力を整える
耳の不調に効果的な鍼灸の治療例(内部リンクまとめ)
耳の後ろの痛みと同じく、胆経の滞りで起こる症状は他にもあります。実際に改善した症例を紹介します。
🔗急性中耳炎の痛み・腫れを鍼灸で改善した実例|耳の炎症に有効
FAQ(よくある質問)
耳の後ろが痛いときに多くの方が疑問に思うポイントを、鍼灸師としての経験からまとめました。
Q1. 耳の後ろが痛い原因は何ですか?
耳の後ろが痛い原因は、後頭神経痛・筋肉の緊張・経絡(胆経)の滞り・炎症などが代表的です。特に胆経の流れが悪くなると、翳風穴周辺に痛みや腫れが出やすくなります。
Q2. 耳の後ろが痛いとき、病院に行くべきですか?
強い痛みが続く、発熱を伴う、耳の中が痛む、耳垂れがある場合は病院の受診が必要です。原因不明の痛みや慢性的な違和感は、鍼灸で改善するケースも多いです。
Q3. 鍼灸は耳の後ろの痛みに効果がありますか?
はい。耳の周囲を走る胆経や三焦経を整えることで、痛みや腫れが改善します。今回の症例では、外関穴と陽陵泉を使い、4日で痛みが消失しました。
Q4. 自分でできる対処法はありますか?
胸鎖乳突筋の緊張が耳の後ろの痛みを悪化させるため、首の前側をゆっくり伸ばすストレッチが有効です。また、睡眠不足や疲労が原因の場合もあるため、まずはしっかり休むことが大切です。
Q5. 再発を防ぐにはどうすればいいですか?
胆経はストレスや疲労で滞りやすいため、十分な休息・睡眠が予防になります。慢性的に痛みが出る場合は、経絡を整える鍼灸治療を継続することで再発しにくくなります。

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