耳の後ろが痛い原因と鍼灸での治療例|経絡理論で痛みを解消

この記事は約3分で読めます。

耳の後ろが痛い経験を鍼灸で改善した実例

こんにちは、鍼灸師の李哲です。
2020年2月、突然「耳の後ろが痛い」と感じました。右耳の後ろ、翳風穴周辺の骨と筋肉に痛みと腫れが生じ、首を動かすだけでも痛みが走る状態でした。

耳の後ろの翳風穴を示す図。赤い文字で翳風穴の位置を右耳横にマーキング。鍼灸治療で耳の痛みを改善。
右耳の後ろにある翳風穴の位置を示す図。鍼灸で耳の痛みや腫れを効果的に治療。

原因は不明でしたが、経絡の不調と考え、鍼灸で治療を行いました。この記事では、その治療経過と効果的なツボについて解説します。

耳の後ろが痛い原因とは?

耳の後ろの痛みは、以下のような原因が考えられます:

  • 経絡の不調: 東洋医学では、体のエネルギーの流れ(経絡)が滞ると痛みが生じるとされます。
  • 筋肉や神経の問題: 後頭神経痛や筋肉の緊張が原因の場合も。
  • 外傷や炎症: ぶつけたり、炎症が起きている可能性。

私の場合、ぶつけた記憶や外傷はなく、経絡の不調によるものと判断しました。西洋医学の診断名(例:後頭神経痛)は参考程度にし、鍼灸では経絡理論に基づいて治療を進めます。

鍼灸による治療:外関穴と陽陵泉で痛みを解消

治療の経過

  1. 1日目: 左手の外関穴に鍼を刺し、瀉法(しゃほう:余分なエネルギーを抜く手法)を施術。翌日、腫れと痛みが軽減。
  2. 2~3日目: 外関穴に加え、足の陽陵泉にも鍼を刺し、瀉法を継続。痛みがさらに和らぐ。
  3. 4日目以降: 痛みと腫れがほぼ消失。触っても問題なし。
  4. 翌週: 再発防止のため、もう一度鍼を施術。以来、痛みは完全に解消。

使用したツボの効果

  • 外関穴: 耳の不調(中耳炎や耳鳴り)や頭部の痛みに効果的。経絡の流れを整える万能なツボ。
  • 陽陵泉: 筋肉や関節の痛み、消化器系の不調など、幅広い症状に効くツボ。

これらのツボは、経絡理論に基づき選ばれ、痛みの根本的な改善に役立ちました。

関連記事:陽陵泉穴の即効性を表した症例

耳の後ろが痛い方へのアドバイス

耳の後ろの痛みで悩んでいる方は、以下のポイントを参考にしてください:

  • 信頼できる鍼灸院を選ぶ: 経絡理論に基づいた施術を行う鍼灸師に相談を。
  • 自己判断を避ける: 痛みが続く場合は、専門家に診てもらうことが重要。
  • 経絡理論の理解: 鍼灸は体のエネルギーバランスを整えるため、原因不明の痛みにも効果的。

近くの信頼できる鍼灸院で、ぜひ相談してみてください。

関連する鍼灸の治療例

鍼灸は耳の不調全般に有効です。以下は、私や他の鍼灸師による治療例です:

鍼灸の魅力:経絡理論の奥深さ

今回の治療を通じて、改めて経絡理論の素晴らしさを実感しました。耳の痛みや目の奥の痛みなど、どんな症状も経絡の流れを整えることで改善可能です。昔の鍼灸師たちが築いた理論は、現代でも多くの人を救っています。

耳の後ろの痛みやその他の不調で悩んでいる方は、ぜひ鍼灸を試してみてください。信頼できる鍼灸院で、あなたの健康を取り戻しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました