血尿・冷え性・手足のこわばり・アキレス腱痛・坐骨神経痛が鍼灸で改善した53歳女性の1年治療記録(1/4)

こんにちは、李哲です。

血尿で病院から「下腹部に腫瘍がある」と指摘され、冷え性・坐骨神経痛・手のこわばり・アキレス腱の痛み・手足のしびれなど山ほどの症状を抱えていた53歳女性の鍼治療記録です。

中医学では「上熱下寒」タイプと判断。1年近くの施術で、尿の色が正常に戻り、頭の汗が減り、下半身の冷えと痛みが明らかに軽減していく過程を詳しくお伝えします。自宅お灸の効果も実感できた事例です。

同じような不安を抱えている方の参考になれば幸いです。

目次

血尿と上熱下寒の症状|中医学の判断

一人の女性。53歳。
姉の紹介で栃木県から来ました。

主訴は血尿。病院のエコー検査では、「下腹部に腫瘍ができているから、大きい病院の精密検査に行ってください」と言われたそうです。

彼女の話を聞くと、1~2年前から尿のキレが悪くて途切れ途切れ。血尿が出てから2~3日後には、普通の薄い黄色の尿が出たそうです。

ほかにある症状は、

下半身はすごく冷えてるのに、上半身は汗がすごく出る。

●以前から坐骨神経痛がすごかった。お尻から大腿部、ふくらはぎの後ろと外側にかけて痛くなったりこわばったり。

●朝起きた時は、踵のアキレス腱がこわばって硬くて動けない。

この前は暑い日なのに、頭だけ扇風機.冷房に当てて下半身は電気毛布で温めたそうです。

血尿 冷え性 上熱下寒 女性 暑い日でも電気毛布で下半身を温めるイラスト
治療前は暑い日でも頭は冷房、下半身は電気毛布が必要だった強い冷え性の状態を表したイラスト

●5月に草刈りをしてから、第2指から第4指の手背がマヒした感じ。物に触れたりするとピリピリ痛いそうです。

●睡眠の質も悪い。

●左鼠径部がつまって痛い感じがする。

彼女の主訴を聞いて、私の判断は上熱下寒。明らかに上半身が熱くて、下半身が寒い。正常な人は逆で足が暖かくて、顔はひんやりします。

ほとんどのがん患者は、『上熱下寒』のタイプです。

彼女は「膀胱がんだ!」と、すごく心配してました。

私は彼女に説明しました。
「下腹部の腫瘍が、良性であろうと悪性腫瘍であろうと関係ない。お灸と鍼で暖かくなるまで治療すれば、自然に消えます。」

そして、自宅に帰った後、お灸をするようにお腹のツボに丸をしてあげました。

中医学の考え方からすると、下腹部に何か物ができた時は、下腹部が冷えているからです。坐骨神経痛も冷えが原因。

暖めないといけないです。鍼で経絡の流れを良くして、お灸で冷えを取る。そうすると徐々に腫瘍が消えます。

癌ができる原因、そして漢方薬・鍼灸で癌を治せる理由は、以下の記事で詳しく説明しました。どうぞご覧ください。

病院の腫瘍検査で本当に安心できる?中医学からの視点

大きい病院に行って検査して、何が変わるでしょうか?膀胱がんだと確実な診断ができたら、患者さんは安心?嬉しい?手術して抗がん剤すれば治ると思いますか?

なぜ腫瘍ばかりとって、腫瘍を作り出した体内環境を変えないですか?

手術して腫瘍を取って抗がん剤やっても、体内は変りません。下半身がすごく寒くて、上半身だけが熱い症状は消えません。坐骨神経痛、手足のしびれも消えません。

西洋医学のやり方だと、目に見える腫瘍だけ切り取って、体内環境の改善には打つ手がない。なぜなら、西洋医学は五臓六腑の共同作業が全然分かってないからです。

手術では一時的に腫瘍は消えるけど、手術の傷あとは新たな結合組織(傷口)を作り出して更に詰まりやすくなり、いずれかまた腫瘍が再発して血尿が出ます。

その時は、また手術して抗がん剤やりますか?

西洋医学の各種検査、たとえば前立腺・乳がんの健康診断は「意味がない!逆に有害だ!」と主張するアメリカ医学団体もあります。以下の記事でご確認ください。

鍼治療してから自覚症状の変化と、中医学の解釈

1回目に刺したツボは、

巨闕、中脘、関元、中極、子宮(奇穴)、陰陵泉、復溜、足臨泣、束骨、後渓、腕順1と2(この2つは董氏奇穴)。

関連記事:ツボ「関元」は生理痛・edだけではなく、万病に効く滋養強壮のツボでもある

坐骨神経痛の痛みと左鼠径部の痛みをなくして、尿をよく出す、全体的に温めるようなツボを選んだのです。

2回目以後の鍼治療で起きた変化と、私の解釈をつけました。

参考になると幸いです。

1回目治療後:頭の汗減・手指こわばり改善・アキレス腱の変化とお灸の効果

2017年7月29日。

彼女の報告: 
尿の出が少し良くなった。
頭にはまだ汗をかくけど、前回よりはマシ。
手指関節のこわばりは、以前よりだいぶ楽。
足のアキレス腱は、毎朝ギブス固定されたように硬くて歩けなかったけど、今はとても楽。

左鼠径部のつまる痛みは、左腰に移るような気がする。
3~4年前からしもやけが気になったけど、今年もしもやけがすごかったそうです。

彼女はお腹にお灸をしてから、お腹が暖かくなるのが分かるそうです。

お灸治療 背中に4個のお灸をすえる 艾のもぐさから煙が出ている施術画像 冷え性改善
彼女はお腹にお灸を毎日続け、お腹が暖かくなるのが実感できたそうです(自宅ケアの例)

今日の鍼、中極と子宮(奇穴)に刺した時に、硬いものに当たる感覚がありました。つまり、腫瘍が真ん中から外側3寸のところまで広いこと。

以前、足つぼ整体の仕事をした時、一人大きな子宮筋腫がある女性患者がいました。彼女も足つぼ整体を受けたあと、お風呂に入ったより体が温まると言ってました。彼女の記事は以下をご覧ください。

2017年8月2日。

彼女の報告: 
お灸は毎日5個やっている。「お灸をした後はお腹が暖かくなるのが分かる、気持ちいい」と言ってました。
尿は夜中に2~3回。昼の尿の出が少し悪い。
頭に汗をかくのはまだあるけど、前みたいには出ない。
両足のアキレス腱は、ごくたまに捕まえられたような感じがする。

今日は外果下と足背の外側がピリピリする。お腹にガスがたまって、左鼠径部が詰まった感じがするそうです。

鍼の前に腹診をしたら、へその周りに硬い硬結があり、中極の周りにも硬い板みたいなものがあり。脈診では、右>左。少し硬、弦脈。

施術後に彼女が言うのは、「前回までは怖くてこわばって、鍼がどんな感じか分からなかった。今日は少しリラックスしたら、鍼してから身体が徐々に暖かくなるのが分かる。でも、まだだらんとして寝れない」

置鍼中に体が暖かくなってくるのは、患者さんからよく聞きます。

以下は腹腔鏡手術を2回も受けたのに、生理痛が治らなくて鍼治療に来た女性の一部記録。参考になると幸いです。

手のこわばりは90%治り、手もだいぶ暖かくなってきた

2017年8月5日。

彼女の報告:
太谿でお灸をすると気持ちいい。
両足のアキレス腱のこわばりは、たまにあるそうです。
尿は1回で100~200ml出る。夜の尿は500mlくらい。
手を握った時のこわばりは9割消えた。
頭に汗をかくのはまだある。

今日は鍼をして力を抜いて寝てたら、身体が暖かくなってきた。前は最初から最後まで力を入れて疲れたそうです。

鍼を取る時に見たら、手は暖かくなってきたけど、足はまだ冷たかったです。

施術後、漢方茶を飲みながら彼女がいうのは、「久しぶりにひき肉を食べたら、美味しかった!」

私は彼女に肉をすすめました。
「体を強くするのには肉が必要です。一番の良い肉は羊肉、牛肉。

ラムチョップ 網焼き 羊肉 冷え性 気血を補うおすすめ食事 鍼治療 血尿患者
冷え性改善と気血を補うために、羊肉(ラム肉)を積極的に摂ることをおすすめしました

2週間後:足の冷え、そけい部と腰・アキレス腱の痛みは改善

2017年8月9日。

彼女の報告: 
アキレス腱の周囲はギブス固定したように、まだ少し硬い。
左鼠径部の違和感は前より減っている。
足はまだ冷たいけど、朝は靴下を脱いていたそうです。

おそらく寝ている時に、足が熱いから靴下を脱いたでしょう。冷え症が前より進歩している感じです。

冷え性改善 厚手の靴下を脱げるようになった足元 鍼灸治療前後比較 血尿 坐骨神経痛
治療が進むにつれ足の冷えが改善し、寝るときに厚手の靴下を脱げるようになってきました

2017年8月12日。

彼女の報告:
今朝は左鼠径部が腫れて、左腰まで痛くてしびれた。
両足のアキレス腱はまだ硬い。尿はよく出る。

今日刺したヒザ下のツボは、しびれるような響きだと言ってました。置鍼中に少し寝れて、身体が暖かくなってきたそうです。

彼女は「また血尿が出るのではないか?」と怖がってたけど、私は説明しました。

「大丈夫になるから。あまり気にしないでください」

関連記事:血尿が一晩で収まった例。漢方薬・鍼灸の救急治療も素晴らしい効果がある!

3週間後:尿の色が正常になり、足の冷えが更に改善。腫瘍からくる下腹部痛も、だいぶ緩和

2017年8月16日。

彼女の報告:
昨日と一昨日、左鼠径部と左腰が圧迫されるような痛みがあった。
尿の色は、以前は濃いオレンジ色、今は正常な薄い黄色。
太谿にお灸を3個やって寝ると、夜は靴下を履かなくても大丈夫だそうです。

鍼する前に脈診したけど、左>右。
右の関脈は微細弱、以前より進歩している。腹診では左下腹部に圧痛が強い。

関連記事:鼠径部のしこりが漢方陽和湯で1週間で消え、夜間頻尿と生理前の疲れも完治した症例

2017年8月19日。

彼女の報告: 
前回の鍼をしてから、左下腹部の痛みはさほどない。
頭に汗をかくのはまだある。夜のトイレは1~2回。
今朝は寝違えたのか左肩と左手が重かったけど、ここに来る時は左の肩甲骨あたりだけ辛いそうです。

鍼する前に、脈診では右の関脈が細沈、ほんの少し進歩している。腹診では、深部に硬結が触知できる、圧痛はない。

今日はうつ伏せで鍼をした時、天柱に刺したのが話すと頭にジンジンするので、話すのを止めたそうです。

汗がふきでるのは、がん患者でもよくある症状。

以下の記事は、末期乳がんの鍼治療記録、完治した例ではないですが参考になると思います。

4週間後:下痢が治って、ちゃんとした便が出てきた

2017年8月23日。

彼女の報告: 
2~3日前に食べたのが悪かったか、下痢.食欲不振
胃腸の調子が悪いからアマゾンで安中散を買おうとしてたけど、先に中脘にお灸をしてみることをすすめました。ダメだったら漢方薬を飲む。

2017年8月26日。

彼女の報告: 
下痢はなくなり、ちゃんとした便が出る。
胃はだいぶ良いけど、まだ心配なのでお粥を食べている。

中脘は胃腸のすべての病気に有効なツボです。
お灸は自宅でもできる治療方法なので、どうぞ自宅でもやってみてください。

関連記事:中脘(ちゅうかん)ツボの位置と効果|胃腸の不調に絶大なセルフケアお灸方法

左鼠径部の張る感じはだいぶなくなり、手はすごく暖かくなってきて、寝てるときは足が熱くて布団の外側に出す

彼女の報告:
足の冷えは前より良いけど、寝る時にまだ靴下を履かないとダメ。
両足のアキレス腱のこわばりは、たまにあるくらい。

腹診では、へそ上下の任脈に索状の硬い硬結があり。
左下腹部は少し圧痛がある。右下腹部は圧痛なし。

2017年8月30日。

彼女の報告:
左鼠径部はたまにドクンドクンと痛くなり、それによって左腰まで重く痛く感じる。
一昨日、調子が良くて寝る時に直接冷房に当てたら、夜中に冷えたみたいでお腹を壊した。
天気が熱いので汗をかいて、尿の色は割りと濃い。

そけい部の痛みに関して、ほかの鍼治療例もあるので、どうぞご覧ください。

2017年9月2日。

彼女の報告:
最近、尿の色は正常に戻ってきた。昨日夜中にトイレに行ったら、500mlくらい尿が出た。
寝てる時は足が熱くて、布団の外に出している。

ここで分かりますが、冷え症がまた良くなっています。

最近は足がつりやすい。
3日前から普通の食事に戻したけど、下痢にはなってない。おかゆはもう止めているそうです。

1ヶ月2週間後:手がすごく暖かくなって、足がだいぶ楽

2017年9月6日。

彼女の報告: 
左腰の奥が重く圧迫される感じ。

今日は針をした後、「手がすごく暖かくなってきて、足もだいぶ楽になった」と言ってました。

2017年9月9日。

彼女の報告: 
左腰、左鼠径部は重い痛みがある。(これは腫瘍が圧迫する痛みです)
今日の電車は前ほど寒くなかった。
毎晩1回起きるけど、トイレに行くためではなくて、のどが渇いて起きる。
今日はお尻の方にホッカイロ2つも貼ってきたので、足はあまり寒くないそうです。

関連記事:鍼灸妊活成功事例|40代不妊・冷え性・腰痛・睡眠障害を3ヶ月で改善し自然妊娠

2017年9月13日。

彼女の報告: 
左腰と左鼠径部が少し重いけど、先週よりは楽。

腹診では、左の天枢あたりの痛みは右より強い。
関元のあたりが少し硬い。

脈診では、左の寸脈>右の寸脈。微沈。
左の関脈>右の関脈。
左の関脈は微細弦。

つまり、脾臓がまだ弱い。

2017年9月20日。

彼女の報告:
少し喉が痛くて風邪っぽい。
前回の鍼をしてから、尿の色がすごく濃かったけど徐々に薄くなってきた。

脈診では、左が右より弱い。
腹診では、左の天枢.水道あたりに軽い圧痛がある。索状の硬結が触れる。

今日は喉のために天突穴、照海.三間などを追加。喉が痛い風邪には、鍼治療の効果はとても良いです。以下はほかの患者さんの治療例ですが、参考になると幸いです。

2017年9月23日。

彼女の報告:
左鼠径部、左腰の重い痛みはなくなった。
たまに違和感あるくらい。

腹診では、かんげと中極あたりの深部に硬結がある。つまり、腫瘍の辺縁。ただし、左鼠径部.左腰の重い痛みが減っているのを見ると、腫瘍は小さくなっていると思います。 

脈診では、緩有力。

今日は針をした後、足が暖かくなってきた。
アキレス腱はたまにこわばる。
以前はアキレス腱に電気が走るような激痛があったけど、今はまったくない。

2ヶ月2週間後:鍼治療で昔の古い症状が再び現れたけど、毎回鍼で緩和できる

2017年10月11日。

彼女の報告: 
2週間も空いて心配したけど、意外と調子が良い。急に寒くなった時は、頭痛もした。
左鼠径部と左腰はたまに痛い。

強いストレスがかかると痛くなるそうです。

脈診では、緩有力。左の寸脈が右より少し弱い。
彼女は今日で回数券が終わるので、次回からは週1のペースで通いたいと言ってました。

脈診 中医学診断 鍼灸治療 血尿 冷え性患者の手元 脾臓 心臓の状態確認
脈診で心臓・脾臓などの状態を確認しながら施術を進めました(治療経過の判断材料)

2017年10月14日。

彼女の報告: 
昨日から急に雨で寒くなって、左腰.左のお尻.左大腿部の前.左のふくらはぎが痛くなり始めた。

彼女が言うのは、「この痛みは癌になる前の痛みとそっくりです。」

つまり、昔の症状が現れている。
深部のものが表に出て、以前の初期症状が出たのです。

詳しく説明したのは以下の記事があるので、どうぞご参考に。

2017年10月18日。

彼女の報告: 
今日は左腰と左鼠径部の重い痛みはない。
昨日から当帰四逆加呉茱萸生姜湯 を飲んだので、今日の電車は寒くなかったそうです。

2017年10月21日

彼女の報告: 
左の束骨穴あたりにタコができて歩く時に痛い。
昨日は左腰.左のお尻が痛くなり、今日は左の大腿部の後ろがいたくなった。もっとひどくなりそうなので、彼女は鍼する前に教えてくれたのです。

今日は坐骨神経痛のために束骨(右)、中白、下白、霊骨、大白、腕順1と2などを追加。

董氏奇穴 腕順1 腕順2 鍼治療 坐骨神経痛 手背のツボに刺した鍼 血尿 冷え性
坐骨神経痛改善のために董氏奇穴「腕順1・腕順2」に刺鍼した様子

彼女はWifi契約したいけど、その契約は2年だそうです。

そして、彼女からの質問がありました。
「あと2年は生きられますか?」

私 「心配しないで。大丈夫です!」

3ヶ月後:漢方薬で夜は足が温かくて、血が回る感じがしてきた

2017年10月25日。

彼女の報告: 
寒くなってから昼の尿は透明色。朝は黄色。
夜はもうそんなに手足が冷えないそうです。当帰四逆加呉茱萸生姜湯 を飲んだのも効果があったと思います。
左鼠径部、左腰、左大腿部の痛みは再発してない。

木通 もくつう 生薬 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 手足の冷え 血行促進 漢方薬
当帰四逆加呉茱萸生姜湯に含まれる生薬「木通(もくつう)」。手足の冷えや血行不良に用いられる重要な薬材です

2017年10月28日。

彼女の報告:
前回帰った後、右大腿骨の後ろが痛くなりそうだったので、当帰四逆加呉茱萸生姜湯 を2倍飲んだら痛みが消えた。
夜は足が暖かくて、血が回っている感じがする。
以前は足が冷たくて、寝るのに何時間もかかったそうです。

当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、ニハイシャ先生1の不妊治療でも出ていました。以下の記事、どうぞご参考に。 

今朝起きたら両足のアキレス腱がツッパる感じがしたけど、すぐ治った。

私が足を触ってみたら、まだ冷たい。
脈診では、左の脈が右より少し強いほうでした。

2017年11月8日。

彼女の報告: 
左腰の中が少し痛い。ほかは大丈夫。

脈診では、左の寸脈と関脈が右より少し弱い。まだ心臓と脾臓が弱い事を示します。今日の針したあと、手は暖かくなってきたけど、足はまだ冷たい方でした。

関連記事:鍼治療で体が燃えるように熱くなった体験談!冷え症改善に効果的、2日間続く驚きの持続効果

2017年11月22日。

彼女の報告: 
右大腿部のツッパる痛みはなくなった。
夜寝る前に背中の肝兪、脾兪あたりを揉むとすごく気持ちいいみたいです。

マッサージは別にどこを揉んでもいいので、続けて揉むことをすすめました。

2017年11月29日。

彼女の報告:
尿はまだ薄いクリーム色。薄い黄色までは行ってない。
風邪を引いて朝の鼻水がすごい。
自ら葛根湯と生姜湯を飲んでいるそうです。

脈診では沈弱。
左の寸脈は右より少し弱い。脾臓の脈は非常に細くて弱い。

今日は風邪を治す為にうつ伏せで風池、肺兪、風門などを追加。

鍼治療を受けた西洋医学の先生は、風邪治療には効果がないと言ったので、反論の記事を書きました。風邪に効果がないのは、あなたが探した鍼灸医に問題があります。

4ヶ月2週間後:腫瘍からくる腰痛、そけい部痛はだいぶなくなった

2017年12月6日。

彼女の報告: 
最近寒くなり始めたせいか、左腰と左鼠径部がまた圧迫される感じがする。

彼女はまた当帰四逆加呉茱萸生姜湯 を飲み始めたそうです。漢方薬を飲むと楽になるから。

2017年12月13日。

彼女の報告:
左腰が少しだけズキズキ痛い。
昨日は7時間たっぷり寝れた。

脈診では、左が右より少し強い。脾臓の脈はまだ弱い。

今日もうつ伏せと仰向け、両方鍼をしました。

鍼治療 ステンレス鍼 2本 クローズアップ 鍼灸施術道具 血尿 冷え性 坐骨神経痛
治療で実際に使用するステンレス製の鍼。清潔に管理された施術道具です

2017年12月20日。

彼女の報告:
最近寒いのに、左腰と左鼠径部は大丈夫。
夜は湯たんぽ使っているので、よく寝れるそうです。
日中の尿色は少し黄色。
両足のアキレス腱は、たまに違和感あるくらいまで減り、太もものツッパリ感は消えました。

治療1年目の変化を中医学で分析|腫瘍・冷え・痛みの判断ポイント

治療途中の変化がいろいろで、皆さんは訳わからないと思います。

彼女か良くなってるかどうか、判断するのは以下の何点かあります。

  • 腫瘍が左の下腹部に集まっているので、彼女は左そけい部と左腰に圧迫される痛みがあります。あとは座骨神経痛も。 良くなっているのであれば、左側の不調が減るはず。
  • 膀胱は尿と直接関係があるので、尿の調子を聞く事で判断できます。
    尿の量と色。あとは、夜間のトイレの回数。 ベストは夜中に起きず、朝までグッスリ寝る事ですが、今の彼女にはまだない。
  • 冷え症の度合い。
    前より冷える程度が減ったら進歩。増えたら退化。
  • 鍼を刺したとき、腫瘍に当たる範囲。
    これは施術者の私しか分かりません。 簡単に説明すると、腫瘍が縮まれば下腹部に鍼を刺したとき当たる感じが少ない。
  • 最後の一つ、腹部を押してみて大体の大きさが分かる。 

患者さんの自覚症状、そして簡単な検査で体調が進歩してるかどうかを判断する。そして、侵入性の検査はいっさい無し。

だいたいの検査で、正確性に欠けるのではないか?と心配する方がいるかも知れません。

人間の身体は、世の中で一番精密な機械です。 
少しでも異常が出たときは、患者さんは自覚症状があるはず。

どんな精密検査よりも、自覚症状が先に現れる。
中医学はその自覚症状を読み取って、体内の状況を把握するのです。

↓次回へ続く↓

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

    ↩︎
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