風邪のあと、匂いが分からないのを治した例。30年の嗅覚障害でも、中医学は治せます。

「風邪が治ったのに、匂いがまったくしない…」
そんなあなたに朗報です。

37歳男性が風邪後の嗅覚障害を、葛根湯をアレンジした漢方であっという間たった2回で完治!
しかも30年間匂いが分からなかった患者さんも回復させた実績あり。

「もう治らない」と諦める前に、ぜひ読んでください。

目次

37歳男性の症例:風邪後2週間で匂いが戻った漢方治療

患者さんは37歳の男性。 彼が診察に来た原因は、匂いがわからないからです。風邪か治ってから、鼻が効かなくなりました。

カルテを調べたら、彼は2023年9月に風邪をひいた後、匂いがわからなくて治療に来ました。今回また再発したので、彼は病院に検査に行きました。検査結果は、鼻の中にポリープができている。

彼「ポリプが原因の場合、匂いはもどるでしょうか?」
私「嗅覚障害はわりと早く治ります。でも、鼻のポリプのは治療時間が長いです。」

葛根湯かっこんとうをアレンジしたもので、 2回治療したら嗅覚は回復しました。

葛の花
葛根湯の主薬・葛根の花。鼻に効くのはこの「水を上に引き上げる力」が鍵です

病院で「治らない」と言われたけど…中医学の強み

後々になって、彼は教えて教えてくれました。病院の先生が話したのは、「嗅覚がなくなったら戻すのは無理。」

私は彼に話しました。
「西洋医学と比べると、中医学はそのメリットがあります。もしある先生が”この病気は治りません”と言った場合、その先生は治したことがないだけ。ほかの先生が治せるかも知れません。」

30年嗅覚障害の夫婦エピソード(笑)~臭い足の意外な落とし穴

私は年寄りの夫婦二人を思い出しました。おばあちゃんは30年間、嗅覚障害でにおいが分からなかったけど、私が治しました。

その後、おばあちゃんはおじいちゃんの臭い足を治すために連れてきました。

おばあちゃんは後悔してました。鼻が治ったら、部屋に入った瞬間に足の臭い匂いがプンプンする。

嗅覚が戻ったら臭い靴下が耐えられない女性
30年ぶりに匂いが戻ったら…夫の足が臭すぎて大後悔(笑)実際の患者さんエピソード

そして、おじいちゃんとの喧嘩が増えて、おじいちゃんは自分が婆ちゃんに捨てられると思って速攻来院。私はすぐおじいちゃんの臭い足の治療を始めました。

笑えることでしょう。
ハッハッハッ。

※中国河北省石家荘市の中医師、張静先生1の症例:鼻子闻不到味道( 2024-04-08発表)を李哲が完全翻訳しました。

李哲の補足解説まとめ

【李哲の補足解説まとめ】

① 葛根湯が鼻に効く理由
葛根の「水を上に引き上げる」性質がポイント。詳しくは→ 葛根湯はなぜ風邪を治せるのか?

② 葛根湯そのままではダメ!必ず加減が必要
4年間匂いが分からなかった女性が1週間で改善した症例はこちら

③ 西洋医学で「治らない」と言われたら…
原因不明=その先生が治せないだけ。尿潜血が3週間で治った例(スタンフォード大学博士・李宗恩先生の症例)

④ 30年嗅覚障害が治ったら困った話
臭い足の匂いに耐えられなくなり夫婦喧嘩に…(笑)
足の臭いはミョウバン水が最速で効きます(体験談)

おすすめ関連記事


– [嗅覚障害、味覚障害、難聴などを治した鍼治療例(長文記録)]:詳細な治療記録で参考に。       →https://li-hari.net/entry/2017-10-03-090009

-[4ヶ月で嗅覚、味覚が改善した肺がん+肝臓がんの女性]:重症例の回復ストーリー。
https://li-hari.net/entry/2012-04-09-102110

– [匂いがダメな化学物質過敏症、呼吸困難・不眠などを治した例]:アレルギー絡みの嗅覚障害に。
https://li-hari.net/entry/kagaku-bussitu-kabisyou-naosita

【参考になったら?】似たお悩みで相談中の方も多いです。気軽にコメントやシェアをどうぞ!

  1. 張静先生は中国・河北省石家庄市の中医師です。『傷寒雑病論』の処方箋で様々な病気を治す若者実力派。本ブログでは彼女の症例を数多く翻訳しました。張静先生の診療所住所・電話番号などは以下の記事をご覧ください。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

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