風邪のあと、匂いが分からないのを治した例。30年の嗅覚障害でも、中医学は治せます。

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こんにちは、李哲です。

中国河北省石家荘市の中医師、張静先生1の症例:鼻子闻不到味道( 2024-04-08発表)を翻訳しました。風邪のあと、匂いがわからない男性が治った内容です。

今多く聞かれるのは、コロナのあとに匂いがわからない人が多いそうです。コロナであろうと、風邪であろうと、治療方法は同じです。本症例が参考になると幸いです。


患者さんは37歳の男性。 彼が診察に来た原因は、匂いがわからないからです。風邪か治ってから、鼻が効かなくなりました。

カルテを調べたら、彼は2023年9月に風邪をひいた後、匂いがわからなくて治療に来ました。今回また再発したので、彼は病院に検査に行きました。検査結果は、鼻の中にポリープができている。

彼「ポリプが原因の場合、匂いはもどるでしょうか?」
私「嗅覚障害はわりと早く治ります。でも、鼻のポリプのは治療時間が長いです。」

葛根湯かっこんとうをアレンジしたもので、 2回治療したら嗅覚は回復しました。

李哲の説明:
葛根湯かっこんとうが鼻に効くのは、葛根が入っているからです。葛根の性質は水を汲んで上に登ること。詳しい説明は葛根湯はなぜ風邪を治せるのか?その仕組みと原理を分析。をご覧ください。

もちろん、葛根湯かっこんとうそのままでは治りません。患者さんの状況によって、アレンジしないといけないのです。アレンジするのは、4年間臭いが分からない女性、わずか1週間で改善した例が参考になります。

後々になって、彼は教えて教えてくれました。病院の先生が話したのは、「嗅覚がなくなったら治すのは無理。」

私は彼に話しました。
「西洋医学と比べると、中医学はそのメリットがあります。もしある先生が”この病気は治りません”と言った場合、その先生は治したことがないだけ。ほかの先生が治せるかも知れません。」

李哲の説明:
西洋医学は幼稚園レベルの医学で、原因不明の病気は多すぎます。原因不明だと言われたときは、さっさと違う医学に診てもらうべきです。以下はスタンフォード大学の博士、李宗恩中医師の症例、参考になると幸いです。

原因不明の尿潜血、西洋医学では治療もできなかったけど、漢方薬3週間で治った

私は年寄りの夫婦二人を思い出しました。おばあちゃんは30年間、嗅覚障害でにおいが分からなかったけど、私が治しました。

その後、おばあちゃんはおじいちゃんの臭い足を治すために連れてきました。

おばあちゃんは後悔してました。鼻が治ったら、部屋に入った瞬間に足の臭い匂いがプンプンする。

嗅覚障害が治ったら、今度は臭い足に耐えられない

そして、おじいちゃんとの喧嘩が増えて、おじいちゃんは自分が捨てられると思って速攻来院。私はすぐおじいちゃんの臭い足の治療を始めました。

笑えることでしょう。
ハッハッハッ。

李哲の説明:
足がめちゃくちゃ臭い時、湿気が原因かも知れません。漢方薬はもちろん鍼も治せます。1番簡単な治療方法は、ミョウバン水を使うこと。以下の症例はだいぶ前の話ですが、参考になると幸いです。

2週間で足の水虫の痒みが治り、においも消えた体験談。ミョウバン水で水虫を治せる理由も説明します。

(おわり)

  1. 張静先生は中国・河北省石家庄市の中医師です。『傷寒雑病論』の処方箋で様々な病気を治す若者実力派。本ブログでは彼女の症例を数多く翻訳しました。張静先生の診療所住所・電話番号などは以下の記事をご覧ください。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

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