膝下の痛みを鍼1回で即解決!靭帯痛の体験談【膝前痛・鍼灸効果】

こんにちは、李哲です。

膝は様々なところの痛みがあります。たとえば内側、外側、もしくは膝の中が痛い。今までの治療経験だと、膝のどこが痛いか関係なしで、鍼治療は即効性があります。よっぽど長引いた膝痛以外、だいたい数回で治りました。

今日話しするのは、私も臨床で初めて見る症状。
膝の前(膝皿の真正面の下方)が痛い患者さん。この患者さんは前にも書きました。詳細は以下をご覧下さい。

この前、彼女から違う相談がありました。
昔、登山のとき足を滑って靭帯を痛めたそうです。その後から膝前の靭帯に力が入らなくて、たまに膝ががくんとする。

今までの鍼治療の時、彼女は言ってなかったけど、今回はちょうど痛みが生じたので相談があったのです。私はとりあえずやってみる事にしました。

彼女が痛いのは左の膝の前。
刺したのは左の犢鼻(とくび)、得気(気が集まる)したら雀啄術の手技を行い、その後は20分置鍼。

私が使う犢鼻(とくび)の場所は、一般的なネットに書いているツボと場所が違います。以下の図面をご覧ください。赤い丸をした所(犢鼻穴)が、刺したツボです。

膝の外膝眼、内膝眼、犢鼻穴に赤いシールを貼った画像。膝前痛治療のための鍼ツボ位置を示す。
自身の膝に外膝眼、内膝眼、犢鼻穴のツボ位置を示す赤いシール。今回の膝前靭帯痛施術で使用した犢鼻穴は、膝皿下の痛みに即効性あり。膝五鍼の参考にも。

解剖学で言うと、前十字靭帯にあたるところ。

今までは膝周り、膝の中が痛いケースが多かったので、膝五鍼を使いました。膝五鍼の治療例は、以下の記事をご覧ください。

今回は違う場所なので、刺したツボも違います。痛い左膝のどくび、つまり前十字靭帯に直接1寸くらい刺し、また陽陵泉に刺しました。

翌週彼女が来たとき、話を聞いたら、鍼して2日後には痛みが消えたそうです。その後も安定して、痛みの主訴もない。

彼女は笑ってました。
「私は変化が遅く現れますね…」

鍼治療した直後に効果が現れないのは、彼女だけではありません。鍼の遅延効果は、過去記事にも書いたので、どうぞご参考に。

痛みの回復には体力、体質と関係しているので、誰でもその場で治るとは限らないですね。1回で治る人がいれば、数回でやっと効果が出る人もいます。

一つ、疑う余地もないのは、鍼治療はすべての膝痛に効く!痛風で膝関節に水がたまり、腫れ上がったのも、膝五鍼を3~4回したら水が抜けて膝の痛みも消えました。自慢話ではないですが、今まで治せなかった膝痛がありません。

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ところで、スポーツ選手を見てると、ほとんど手術ですね。肘もしくは膝が一番多いでしょうか。手術後は、つらいリハビリを何ヶ月か続ける。

なぜ鍼治療を試さないのか?
私は不思議で仕方ない。

生化学者の論文:漢方薬と西洋薬の違い に書いたように、「鍼灸は最強の鎮痛剤」です。どんな痛みでも、副作用なしで、すばやく解決できます。

膝痛は鍼で簡単に治せる事を、もっと大勢の人に知ってもらいですね。そして靭帯、筋肉を痛めたとき、鍼治療を第一選択になる日を願います。

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