歯ぐきの下に硬い腫れ物ができた。さらに足首には大きなガングリオン。
今回紹介するのは、歯根の腫れ物と足首のガングリオンが同時に現れた女性の症例です。
刺絡療法と鍼治療を行ったところ、どちらも数回の施術で改善しました。
📍 この記事で分かること
✅ 歯根にできた腫れ物の治療経過
✅ 足首ガングリオンの改善例
✅ 刺絡療法を選択した理由
✅ 口腔内の腫れ物への刺絡療法の活用例
✅ ガングリオン関連症例への内部リンク
歯根の腫れ物と足首ガングリオンを改善した症例
こんにちは、李哲です。
簡単な鍼治療を紹介します。
一人の女性。主訴は左下の歯根の外側に、腫れぼったいできものがある。そして、右足の甲に大きなガングリオンができた。
左奥歯の下の歯根を見たら、腫れていて表面は少し白くなっていました。 指で触ると硬いのが分かります。特に痛みはないけど、ご飯を食べるときとか違和感があるそうです。

右足の項部にできた大きなガングリオンは痛みがない。直径が10円玉くらいのサイズ。
左奥歯の下の歯根にあるできものは、刺絡(しらく)して中の瘀血を出しました。腫れ物がとても硬くて、普通の3寸の針で刺したら鍼が曲がるくらいでした。あとで、三稜鍼に変えたらOK。
3~4回鍼治療を繰り返してから、歯根の腫れもガングリオンも消えました。今は他の症状を治療しているところ。
刺絡療法のもっと詳しい情報は、刺絡療法とは?適応症と瀉血との違いを解説をご覧ください。
原因不明の腫れ物に刺絡療法を行った経過
彼女の歯根の腫れは、私も原因が分かりません。皮膚の下に溜まった毒素が出たのか、もしくは過労・睡眠不足があったのか分からない。2週間空いていたら、急にこんな症状が出たのです。幸いにも、刺絡(しらく)ですぐ解決したこと。
扁桃腺炎、歯肉膿瘍など口腔内の腫れ物であれば、刺絡(しらく)はとても有効です。針をするよりも素早く解決できる。
ガングリオンは比較的改善しやすい
ガングリオンは治しやすいものです。
自分の臨床経験では、ほぼ1~2回で著しく改善できます。3回鍼しても変化がないときは、変わったガングリオンか、もしくはほかの病気ですね。
以前の治療記事があるので、ご覧ください。
口腔内の腫れ物と抗生物質について考える
口腔内の腫れ物に関しては、西洋医学ではおそらく炎症だと診断し、抗生物質をたくさん出すでしょう。炎症かどうかは後にして、抗生物質で薬剤性耐性菌が氾濫してる事情を、病院の先生は誰よりも知っているはずですが…
臨床でみると、抗生物質が効くところか逆にどんどん悪化するケースが多い。その悲惨な治療結果、以下の翻訳文に書いてあります。
刺絡療法の特徴
刺絡と鍼はとても安全で副作用がなく、効果も高い。私の臨床経験では、刺絡療法が有効だった症例を数多く経験しています
昔は刺絡(しらく)が一般的な治療方法でした。当時は衛生状態が良くなかったので、皮膚・内臓にデキモノなど多かったと思いますが、刺絡は毒素を出す一番速いやり方です。
残念なのは、昔ほど使われていない事。日本には刺絡協会もありますが、やっている鍼灸師が少ないかも知れません。

コメント
コメント一覧 (2件)
id:MT6538
M(エム)さん
ブコメありがとうございます。
手術は確かに解決策の一つです。ところで、遥かに副作用がなくて効果が良い鍼があるので、ぜひ皆さんの選択肢に入れてほしいですね。
id:hahatonokurashijourn
おれんじさん
ブコメありがとうございます。
近くの鍼灸医に診てもらってください。きっと良い結果が出ると思います。