こんにちは、李哲です。
今回は、ある男性の治療記録を追加します。
彼は以前、私が書いた背中の粉瘤症例(こちら)の方です。当時、背中の粉瘤に加えて、足指の親指関節に硬い水疱のような出っ張りがあり、痛みを訴えていました。
足指の水疱の特徴
彼によると、足の親指関節に出っ張った硬い水疱(ガングリオン?)があり、触ると痛みを感じるそうです。中には黒いものが見えるとのこと。彼はこう話していました。「髪の毛かもしれません。お客さんの細かい髪の毛がしょっちゅう地面に落ちますからね。」
確かに、髪の毛が皮膚を破って入り込んだ可能性も考えられます。触ると硬くガングリオンに似ていますが、少しふにゃふにゃした感触もあり、黒い線が確認できました。正直、その正体は私にも分かりません。しかし、それがガングリオンであろうと水疱であろうと、治療法は同じです。
治療法:刺絡療法で毒素を排出
足指の水疱やガングリオン治療の鍵は、中の毒素を出すこと。私が最もおすすめするのは刺絡療法です。
参考症例として、手首のガングリオン治療(こちら)でも同様の手技を使いました。今回のケースでは、「報刺」という手法でガングリオンを治療した後、最後に強く絞って血を出すつもりでした。ところが、不思議なことに血はほとんど出ず、水っぽい液体が大量に出てきました。
治療の経過と効果
刺絡療法後、足指の出っ張りはぺったんこになり、歩くときに擦れて感じていた痛みも軽減しました。その後、わずか2回の治療で完治。
スマホで撮影した当時の画像をご覧ください。



今回は血や膿ではなく水が主に出たためか、治療回数が少なく済んだのかもしれません。
足指の水疱に悩む方へ
足指に硬い水疱やガングリオンができて痛む場合、刺絡療法は効果的な選択肢です。本症例は非常にシンプルで、短期間での改善が見られました。
「足指 水疱」で検索してこのページにたどり着いた方は、ぜひ参考にしてください。治療法や経過を知りたい場合、コメントやお問い合わせもお待ちしています。
(おわり)
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