胸と背中が痛い心不全は、すっかりよくなった。乳がんのしこりは2週間で動くようになり、身体と手足も暖かくなってきた。

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こんにちは、李哲です。

倪海厦(ニハイシャ)先生1の治療例、2010年08月10日跟診之診療日誌を翻訳しました。心不全、乳がん、不妊症など様々な内容が入っています。参考になると幸いです。

胸と背中が痛い心不全は、すっかり良くなった

先月の22日、95歳のアメリカおばあちゃん、息子さんの同伴で来ました。おばあちゃんと息子さんは、ふたりとも私の常連。過去何年かでの体調不良は、ずっと私の治療を受けてました。

今度来た原因は、1ヶ月前から下半身のむくみで歩けない。地元病院の診断は、「心不全で心臓に水が溜まっている」。そして利尿剤を処方。下半身のむくみが消えたあと、患者さんは退院。

しかし、利尿剤の副作用で膀胱炎になり、今は朝起きたとき軽い頭痛とめまいがする。貧血症で鉄剤を飲んだら、その副作用でまた便秘になり、本当に悪夢が続いてます。

李哲の説明:
鉄剤で便秘になった女性は、私もたくさん見ました。以下は一人女性のストーリー。参考になると幸いです。

鉄剤で便秘になった女性、ふらつくのは運動不足が原因の貧血の症状。

問診で分かるのは

  • 食欲不振
  • お腹が空かない
  • ひどい不眠症
  • 喉は渇かない
  • 手足は冷たい
  • 便秘、1週間に1回しか便が出ない
  • 脈診では、3回の拍動で1回止まる
  • 望診では唇の色が薄い

つまり、鉄剤を飲んでも貧血は治らないまま、鉄剤の副作用で便秘になっています。本当に不運続き。

患者さんが入った時は、歩行器で入ってきました。これは年寄りによくある、心不全の問題です。西洋医学は対症療法くらいしかできません。

中医学は違います。
中医学の治療効果は、皆さんは想像できない。

以下は一つの症例、参考になると幸いです。

漢方薬を2週間飲んで、昨日おばあちゃんの息子さんが肉みそを送ってきました。自分の会社の製品だと言い、同時に彼の感謝のハガキが入ってました。PDFファイルにしたハガキの内容を皆さんに見せます。

http://www.hantang.com/chinese/ch_Articles/heart1.PDF

彼は手紙の中でも書いてました。
家族の心配と西洋医学の無能っぷり。
漢方治療を受けてから患者さんの変化。

私はこの手紙で、広告を出すためではありません。感謝する患者さんは、他にもたくさんいます。この治療例が証明するのは、どんなにひどい心不全でも、中医学は治せる!

中医学で心不全を治すのは、ダメですか?
中医学だから反対するあなたの目的は、何なんですか?
患者さんの命が大事ですか?
あなたの反対する姿が大事ですか?

重症の患者さん、中医学の治療が入って良くなったケースがたくさんあります。みんなアメリカ人。彼らは中医学を信じて治っています。逆にたくさんの中国人は西洋医学を信じて、尊い命を失っている。

なぜでしょうか?
中医学が信じできないから、命まで失うなんてやりがいがありますか?

このおばあちゃんの処方箋は、今研修に来た生徒さんに問題として出しました。結果はとても素晴らしい。99%の処方内容が、私が出したのと同じ。ただし、1つだけ生薬が足りない。この生薬は、心臓に水が溜まった時に不可欠のもの。

研修に来た生徒さんたちは本当に素晴らしい。少し修正するだけで将来的に処方する時、間違いはかなり少なくて効果も良いでしょう。

胸から背中まで痛いのは、漢方薬と鍼灸で1日で治る

一人のアメリカ中年女性。胸痛で来ました。胸が痛くなる時は、よく背中で痛くなるそうです。しかもずっと痛い。これは2ヶ月も続いたそうです。

彼女は私の常連。
以前にも同じ症状が出たことがあったけど、1回で治しました。

李哲の説明:
以下はニハイシャ先生の弟子の症例。ひどい心筋梗塞でも漢方薬で治るのです。

心筋梗塞の前兆:胸の強烈な痛み、手足が氷みたいに冷たいのを、漢方薬1週間で治した例

胸と背中が痛いのは、湿気と痰が縦隔にあるのが原因です。これをちゃんと治さないと、約半年くらいで心臓発作になります。

西洋医学はこの時、治療法がありません。いろんな機械でやっと「心臓発作だ!」と診断できた時、すでに遅いです。

彼女は私の鍼灸を受けて、その場で胸の痛みが消えました。残ったのは左の肋骨下の痛み。ここは章門穴。ちょうど脾臓の湿気がたまりやすいところです。

彼女は鍼灸した後に漢方薬を飲めば、1回で効果が分かり2回で治ります。

 仰向けになると上半身が震えるのは、水が心臓を圧迫しているのが原因

一人のアメリカ中年女性、心臓の不調があります。

彼女の自覚症状は特別でした。主訴は仰向けになった時、上半身の震えが止まらない。病院の検査では、なぜかが分かりません。

問診で分かるのは

  • 不眠症
  • 汗が出ない
  • 手足はまだ暖かい

これは水が心臓を圧迫して起きる現象。肋骨のほうに溜まっている水を処理すれば、震えもなくなります。

李哲の説明:
たとえ本当のパーキンソン病だとしても、漢方薬は治療の余地があります。以下の記事、参考になると幸いです。

全身が震える症状が治ったお兄さん。脇下の赤い湿疹が、3週間で治った男性。全身性エリテマトーデスの関節痛、不眠症、便秘、冷え性などは2週間ですべて改善した女性。

私はこの一生、治せなかった心臓病患者はいない。アメリカの心臓の専門医まで、私の治療に感服しています。逆に中国人のほうが、心臓病で私の治療を求めない。これは中国人の先入観で、漢方薬を信じてないから。

政府はもっと宣伝すべきです。中医学の素晴らしさを。しかし、宣伝する前に中医師の実力をチェックすること。そうじゃなかったら、中医学の不信感が逆に増える。

10年の不妊症は、下半身の冷えが原因。漢方薬治療で生まれた子は、全員男の子!

二人の夫婦、ニューヨークから不妊症で来ました。

1周間の漢方薬を飲んで、今日また診察を受けました。奥さんは1日の漢方薬を飲んで、次の日から何年も冷たかった両足は暖かくなりました。数日後には生理が来たけど、生理痛がほぼなくなり、睡眠も良くなりました。

旦那さんの両手、両足も暖かくなり、両手のひらの黒赤色は薄い赤色になりました。これは、肝臓の毒素が減っていることを証明します。

李哲の説明:
手のひらの色で肝臓の状態を判断するのは、中医学の理論。以下は私のお父さんの症例、参考になると幸いです。 

お父さんの糖尿病、手足が熱すぎて眠れないのは治ったけど、インスリン注射にこだわって治療が難航

この夫婦は10年の不妊症。
その原因は下半身の冷え。
冷えを治さないと妊娠ができません。

現在、この夫婦は妊娠できると信じて興奮しています。彼らが帰るとき、私ははっきり教えました。
「妊娠したら必ず男の子です!」

詳しい説明は以下をご覧ください。

乳がんのしこりは2週間で動くようになり、身体と手足も暖かくなってきた

2週間前に来た中国人女性。カリフォルニアから来た乳がん患者さんです。2週間の漢方薬を飲んで、明日カリフォルニアに帰ります。

彼女は服薬後の進歩は以下の通り。、

  • 乳房の中に、著しい動きが分かる
  • 垂れてきた液体はだいぶ減り、乳首は乾燥し始めた
  • 乳房の熱い感じは、徐々になくなっている
  • 乳首の色も徐々に良くなった
  • 乳首はまだ凹んでいる状態
  • 冷たい全身は暖かくなり、両足も暖かくなった
  • 寝汗は治った
  • 天気が熱くなった時だけ汗をかく
  • この何日か、おりものが増えている
    濁った痰みたいなものが、塊で1個ずつ出ている
  • 以前は生理が28日周期だったけど、今度は22日でまだ続いている

これは良い兆候です。体が余分に溜まった母乳を出していること。

私は彼女に話しました。
「いつまで漢方薬を飲めば良いかは人によります。周りの環境と気持ちの持ち具合、みんな違うから。一つだけ確認できるのは、治療後に良くなった感じがすること。もし漢方薬を飲んで、両足がどんど冷たくなった。どんどん眠れなくなった時、漢方薬の無効を示します。その時はすぐ教えて下さい。私が解決策を考えます。

もう一つ、治療期間に風邪を引いたら、必ず私を探す。もしくは私の弟子を探して下さい。

抗生物質は絶対ダメ。飲んだら病気が戻る!必ず覚えて!」

李哲の説明:
足ツボ整体の時も、上記の基準を守っています。体調が良くなったかどうかは、血液吸着・画像診断で判断するものではありません。

足つぼ整体は効くのか?治療の有効性を簡単に確認する方法

彼女は私の言うとおりにすれば、回復するチャンスはまだあります。

禁止物、例えば牛乳.乳製品.ビタミン剤.人工的な甘いもの.アイスクリームなど、がん細胞の飯になるやつを食べない。そうすれば、乳がんが完治する可能性は十分あります。

李哲の説明:
当院でもコーヒー、コカコーラ、牛乳、ヨーグルトなどの食べ物は禁止物とされています。具体的な原因は、以下の記事で説明しているので、参考にしてください。

コーヒー、清涼飲料水、牛乳(乳製品も含み)、サプリ、西洋薬などを禁止する理由

この処方箋は、西洋医学の治療を受けてない乳がん患者さんに、効果が一番良い処方箋です。私はしばらく診療所に残して、台湾には持っていきません。なので台湾の乳がん患者さん、もし私の治療を求めるならアメリカに来て下さい。

西洋医学の治療を先に受けた中国人はもう来ないで。あなたが来ても私は診ません。

(おわり)

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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