不妊で漢方薬治療を受けると、なぜ男の子しかできないのか?

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こんにちは、李哲です。

「不妊治療で漢方薬を飲んで妊娠すると、男の子しかできない」話をしました。ニハイシャ先生1の治療例が参考になるので、どうぞ1回目を通してください。

中国伝統の経方家2(日本では古方家が近い)が使う生薬は、ほとんど陽気が強い生薬です。経方家の認識で、陽は主導権を握るもので、陽気さえ守れば死なない、病気は治ると言います。

一つの極端な例として、皆さんが怖がっているトリカブト(ブシ)、中国とか台湾では平気に使ってます。トリカブトはもっとも陽気が強い生薬。死ぬ直前の患者まで救うことができます。(日本ではどの野郎が法律を作ったか、トリカブトがあまり使えなくなりましたね…)

以下はトリカブトが入った漢方薬で、余命2日だと言われた患者を治した例。参考になると幸いです。

医食同源の例をあげると、皆さんが普段食べてる生姜.ニンニクも陽気がわりと強い食べ物。生姜とニンニクたっぷりの料理だと、漢方薬と同じように体が暖かくなります。

中医学の理論で男は陽、女は陰です。
女性の陽が強ければ強いほど、生まれる子供も陽が強い男の子になる。

だから、漢方薬で不妊治療した場合、男の子が生まれるというわけ。

もちろん、これは100%の確率ではありません。臨床で見ると女の子が生まれる時もあるそうです。体質と住んでいる方位など、様々な要因が影響しているので、一概に男の子が生まれるとは言えない。

100%女の子が欲しい方は、方位学(日本でいわゆる「風水」)に詳しい先生に尋ねるべきです。

私はチョコチョコ勉強している人で、方位学のプロではありません。それでも、臨床で面白い検証が得られました。以下の記事、参考になると幸いです。

足つぼ.整体を受けると男の子が産まれるか?統計をとってないので、私も分かりません。ある意味でこれは運命なので、自然に任せたほうがいいと思います。

最後に、ある女性患者さんから聞いた内容を話します。
彼女はスキーをよくやるので、寒い山へよく行くそうです。彼女が私に不思議な発見を話しました。スキー、スノボートのプロたちの子供は、女の子ばかりですね。プロではない方は、女の子と男の子いろいろいるけど。これって、なんか原因がありますか?」

彼女の鋭い観察にビックリしました。
本当に智恵がある方です。

私は彼女に説明しました。
「中医学の理論では、寒い=陰。温かい=陽。寒い外によくいるから、体はわりと陰性になります。だから、子供も陰性=女の子になるわけです。」

そしたら、彼女が言うのは「あ~なるほど。だから柔道選手の谷さんとかは、男の子ばかり産んでますね。」

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(おわり)

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

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  2. 経方家の意味は以下の記事を参考にして下さい。
    漢方が効かない原因は、「温病派」処方かも知れない。「経方派」と「温病派」の処方箋の違いを詳しく説明します。

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