「永遠に治らない」逆流性食道炎、胃酸の逆流が治り、背中と首肩の痛みも良くなった例

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こんにちは、李哲です。

食事を変えてから、一生治らないと言われた逆流性食道炎が、足つぼ整体で大幅に改善した例を紹介します。西洋医学で永遠に治らないと言われても落ち込まないで下さい。世の中には西洋医学以外に中医学もあります。しかも西洋医学より治療効果が抜群に良い。

コーヒー、人工的な甘い物が、逆流性食道炎を作り出す元凶であるのも知ってもらいたいです。

「永遠に治らない」と言われた逆流性食道炎

一人の男性。
去年の4月に、逆流性食道炎だと診断されたそうです。

当時の詳しい自覚症状は、

  • 胸焼け
  • 胃の上あたりが痛い
  • 胸が苦しくなったり痛くなる
  • 動悸(心臓がドキドキする)

西洋医学の先生が言うのは、「あなたの胃は、上の弁膜が壊れているので、永遠に治らないでしょう」

胃の上は噴門部です。
正常な人は、噴門部に蓋みたいなもの(弁膜)があって、食べ物と胃酸が逆流しません。

胃酸が多すぎて蓋が溶けると、隙間から胃酸が上がって、胸焼けとか心臓がドキドキしたりします。

西洋医学で言う逆流性食道炎は、今の日本人にとても多い病気です。主な原因は、戦後からの食事文化が欧米風になり、コーヒーやら甘いデザートやら、体に良くないものが増えたから。

当時の彼の主治医は、彼にアドバイスしたそうです。
「コーヒー.乳製品.サプリメントなど全部止めて下さい。それ以外に、刺激的な食べ物も控えて下さい」

逆流性食道炎を作り出すコーヒー

逆流性食道炎を作り出すコーヒー

彼の主治医は、「なぜ胃酸が多すぎるか?」は知らないで、「ただストレスではないでしょうか?」と言ったそうです。

胃酸過多症の原因は知らないけど、上のアドバイスはとても良かったです。少なくて彼の病気は止まったまま、進行はしてない。

この主治医は、とても良心的で優秀な方だと思います。治療はできなかったけど、患者さんに有利なアドバイスができたから。

でも、噴門部の蓋が壊れたから、「永遠に治らないでしょう~」と言ったのは、訂正させていただきたい。

治らないと言うのは、西洋医学だからです。
中医学では、胃酸が逆流しないようにもできるし、壊れた蓋も戻せます。足ツボ.整体は、胃酸が逆流するのを治せるけど、壊れた蓋を再生するときは漢方薬がないとダメ。

逆流性食道炎がひどくなると、食道がん・喉癌です。食道がんに対して西洋医学では手術、抗がん剤、放射線しかないけど、漢方薬なら数ヶ月で治る。いかが一つの症例、参考になると幸いです。

逆流性食道炎の原因はコーヒー、人工甘味料が入った甘い物

なぜ胃酸過多症になったか?
これは彼の食べ物.飲み物と関係してます。

胃がおかしくなったのは、彼が海外で長年生活した時からでした。彼は当時食べ物が体に悪いことは何も知らなかったので、甘いもの.コーヒー.乳製品などバンバン食べたそうです。特にコーヒーをかなり飲んでいました。

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体調不良になってからはいろいろ気づいて、食事を全部和食に変えたら、体調が良くなったそうです。(完璧ではないですが)それだけではなくて、体重も10kgくらい減りました。

洋食を止めて、和食にするだけでダイエットできる。
これは日本人と欧米人の体型を見れば分かるでしょう。

逆流性食道炎は、主に食べ物からくる病気です。
コーヒーと白砂糖.人工甘味料が入った甘いものが、大きな原因です。

コーヒーと人工的な甘いものさえ止めれば、病気は軽くなる。もちろん、最初から食べなければ、逆流性食道炎にもなりにくいです。

足つぼ整体で身体が暖かくなり、背中の痛み・首の痛みも治った

最初の足ツボ.整体、彼は痛すぎて死ぬほど暴れてました。しかし施術が終わったら、「体の芯からすごく暖かくなった。体が軽い感じ」だと言ってました。

前回書き忘れたですが、彼は背中痛と首肩痛があったのです。背中痛はちょうど胃の後ろあたり。ここはツボの名前で言うと、「脾兪」 (ひゆ).「胃兪」 (いゆ)。胃に大きなトラブルがあるから、背中の胃のツボまで痛くなるわけです。

首肩痛も胃の調子と関係してます。
特に首の側面の頑固な痛み。

逆流性食道炎患者の首が痛いところは、赤い丸で囲んでいる

逆流性食道炎患者の首が痛いところは、赤い丸で囲んでいる

簡単な理屈ですが、胃酸が逆流して喉まで来ると、周りの組織が火傷でダメになり、筋肉など固まるので痛くなる。胃酸が逆流しなければ、首肩痛もだいぶなくなります。

ちなみに、胃酸が喉まで来たとき、声帯が焼かれるので声がれになる。これも足つぼ整体で良くなった方がいます。詳細は以下をご覧ください。

以上、彼の自覚症状から分かりますが、体調が良くなった時は次の3点から分かります。

  1. 首肩痛が減る
  2. 背中痛が減る
  3. 胃腸の調子がよくなり、胃酸が逆流する高さが減る
    例えば喉の方⇒⇒胸⇒⇒胃に下がる

足ツボ.整体を受けなから、彼の胃腸は徐々に安定しました。背中痛と首肩痛も消えるのがわりと早かったです。しかし、幽門部の蓋が壊れているから体調が不安定でした。良くなったり悪くなったり。

足ツボ.整体を続けて半年以上経ったある日、彼から聞いたのが「最近、喉が痛くてご飯のところか、水すら飲み込めないです

これは危ない症状です。
早めに治さないと大変な事(食道がん.胃がん.すい臓がん)になるので、漢方薬なども併用することをすすめました。

食道がんなど大変なのは、がん細胞ではなくて、水とご飯が喉を通れなくて飢え死になること。幸いにも漢方薬と足ツボ.整体、数回で治りました。

「永遠に治らない」のは西洋医学、中医学は解決策がある

今月まで彼が通ったのは1年くらい。
2週間に1回、たまには3~4週間に1回来ました。

途中で良くなったり悪くなったり、いろいろ状況が変わったけど、今のところは安定しています。まだ完全に治ったとは言えませんが、最初に来た時と比べたら、だいぶ良くなりました。具体的に言うと、以下の通り。

  • 背中痛.首肩の痛みはほとんど消えた。
  • 仰向けになっても、胃酸が喉まで流れる感じはなくなった。

最初「永遠に治らない」と言った先生、きっと後悔するでしょう。

しかし、その先生の話は正しい。
なぜなら、西洋医学では確かに治せないから。

中医学だと結果が違います。
あなたの胃、幽門部の蓋が壊れても大丈夫。
足ツボ.整体以外に、漢方薬などで治せます。

以下は一つの漢方薬治療例、どうぞご参考に。

食べ物で治ったかどうかが判断できる

彼の治療で、もう一つ面白い判断基準があります。

彼は中華料理の酢豚.餃子が大好きだそうです。しかし、逆流性食道炎になってからは、大好物とは縁が無し。特に酢豚なんかは、お酢が入っているから、食べるともっと辛くなる。これも自然に治って、今は酢豚が普通に食べられます。

美味しいだけではない、病状の診断にもなる酢豚。

美味しいだけではない、病状の診断にもなる酢豚。

もしある日、彼が「酢豚が食べられなくなりました」と言ったら、私はすぐ分かります。彼の胃がダメであること。

胃カメラなど侵入性の検査は一切しない。
患者さんの自覚症状で、体内の状況を判断する。
これが中医学です。

酸辣湯にも中医学の陰陽五行論の知識が入っています。
読んだことがない方は、どうぞご覧ください。

残念な例:1日1リットルのコーヒーを飲む男性

彼の自覚症状と似てる、もう一人の男性がいました。同じ逆流性食道炎で、朝は食欲が全然出ない.夕方には気持ち悪くて吐きっぱなし。そして、喉の右側の筋が痛い。

痛い場所を指で示してもらったら、胃の経絡。
胃酸が逆流して、喉の所まで来てるから、喉周りの筋が痛いわけです。

彼の話を聞いたら、びっくりというか笑うしかなかったです。
コーヒーを一日1リットル飲んでいる。
コーヒーがお水の代わりになっているそうです。

「コーヒーを止めないと、良くなりません!」と言ったけど、止める意志がなかったです…

この男性の治療は1回で終わりました。2回目は来てません。コーヒーがそこまで悪いと思ってないからでしょう。

最近のテレビに、コーヒーで脂肪を燃やしやすいなどの訳わからんCMがあったけど、気を付けて下さい。

百歩譲って、例え脂肪を燃やしやすくても、次にあなたを待っているのは、逆流性食道炎⇒⇒食道がん.胃がん.すい臓がん!

(おわり)

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