こんにちは。李哲です。
ニハイシャ先生1の乳がんに関する論文知りを翻訳しました。
全身性エリテマトーデス、白血病、肺がん、脳腫瘍、リンパ癌…など、病名は異なるけど源は同じである事を説明した記事。長文ですが、考え方を変わるきっかけになると幸いです。
乳がん論文の最初の記事は以下をご覧ください。
中医学の理論で、乳がんを徹底的に分析しているので、あなたも納得はずです。
未病を治すのは中医学のみ!
中医学の理論には有名な話があります。
『上工治未病 , 下工治已病』
その意味は、「上手な先生は病気になる前に治すけど、下手な先生は病気になってから治す」
具体的にどんな意味なのかは、私の以下の臨床例みれば、もっと分かると思います。
1.全身性エリテマトーデスが、肺がんになる前に完治した例
一人の女性。病院で全身性エリテマトーデス( SLE) だと診断されました。
彼女の症状は、
- 全身の関節が痛い
- 不眠症がひどい
- 便秘
- 心臓と胸あたりが重苦しい
次は私の問診内容です。
私「生理はまだありますか?」
患者「8年前からないです」
私「何時から 全身性エリテマトーデス(SLE) だと診断されたのですか?」
患者「8年前です」
私「その時、なにかすごい怒ったり悲しくなったことがないですか?」
患者「あります。旦那さんが浮気して私と離婚したいというから、3日くらい家に倒れこんで起きれなくなりました」
私「その時から生理が止まったのですか?」
患者「そうです。3ヶ月も生理が来なかったので、病院に行ってみたらSLEだと診断されたのです」
私「足は温かいですか?冷たいですか?」
患者「冷たいです」
私「顔はほてますか?冷たいですか?」
患者「熱い感じです」
以上の問診だけで、原因と治療方法まで分かりました。脈診も必要ありません。私が出した処方箋は、ただ生理と便通をよくする生薬だけ。
全身性エリテマトーデスの関節痛なんかは、漢方薬で簡単に治ります。以下は一つの治療例、どうぞご参考に。
上記の患者さんの話を続きます。
彼女は漢方を飲み続けてよく眠れるようになり、便通もよくなり、胸が重苦しいのも改善されて、手足も温かくなりました。
ある日彼女が言うのは、「顔が冷たくなり、生理が正常になりました。寝るとき手足は熱くて布団の外に出さないと寝れないです」
私は彼女に教えました。
「あなたはもう正常だから、漢方を飲まなくていいです」
彼女は後で病院に行ってもう1回検査したら、全身性エリテマトーデス(SLE)は治ったと診断されました。ほかの全身性エリテマトーデス患者さんの例は、以下の記事をご覧ください。
ここで皆さんに分かって欲しいのは、中医学は自覚症状で、健康か病気かを判断します。複雑な検査器具は要りません。
3ヵ月後、彼女がまた来たのです。
今度は咳がひどい。白い泡の痰が出てきて、生理は良くなったり悪くなったり、胸はまた重苦しくなったのです。
私「最近どうしたのですか?」
患者「娘の体が心配です。娘は体が弱いのに、治療するお金がない。私には今娘しかいないです。私の唯一の願いは、ただ娘が結婚して子供産むのを見たいだけです。先生のおかげで私はよくなったけど、今は娘の心配ばかりしています…」
私「無料で娘を治したら、あなたはまた心配しますか?」
患者「もちろん心配しないですよ」
私「そしたら娘を連れてください。私の後ろにNPO財団があるので、本当に困難な人はNPO財団が援助金で助けます」
彼女は泣きながら「この恩はどう返したらいいでしょう?」
私「私は考えたこともないです。私はただNPO財団のお金で、あなたの娘を助けるだけ。あなたの本当の恩人は、NPO財団の人たちです」彼女は涙まで出ました。
でも、彼女は今までの心配事が一気になくなって、帰る時はすごい喜んでました。そして、すぐ娘を連れてきたのです。
正直言って、その時私は背中がゾッとしました。
憂は肺を傷つける。
この女性は憂(心配、うつ)になって、すぐ乳汁が逆流して肺まで入り、だから白い泡状の痰が出てきたのです。このまま行くと、2年後は確実に病院で肺がんだと診断されます。
「憂」に勝つのは「喜」しかない。
だから、この女性を喜ばせて、病気になる原因『「憂」をなくしたのです。
気持ちの持ち方は、体に非常に大きなダメージがあります。乳がんがその代表的な例。関連記事は以下をご覧ください。
この女性は知らないでしょう...
今日の中医学治療が2年後の肺がんを防いだことを。
まあ、いいや。
説明する力を残して、帰ってギターでもやろう!
世の中の病気は、
もともとみんな治せるものです。
上の女性の例を挙げると、白い泡状の痰が出たときは甘草乾姜湯 、大建中湯 。肺の化膿したところは桔梗甘草湯 で治せます。こんな時に肺の治療をすれば、肺がんになるわけがない。同時に、患者の気持ちを整理して喜べば、もっと肺がんになりません。
上で使う生薬は2~3種類、多くて8種類超えてないです。値段もすごい安い。桔梗甘草湯の治療例は、もう一つあるので、どうぞご参考に。
2.肺がんを治し、肝臓への転移も予防した例
もう一つ例を挙げます。
肺がんの女性。
病院の検査で分かったのは、肺がんができたのはもう半年以上。余命は1年以内だと宣告されました。
彼女は頭がいい人で、死んでも抗がん剤は絶対やらないと言って来たのです。
最初ここに来たときの症状は
- 不眠
- 咳で血まで出る
- 胸はすごく痛いくて、呼吸が浅い
- 便秘
- 食欲不振
- 手足が冷たい
- 体力がなくて、倦怠感が強い
- 咽は渇かない
- 脈は一息八至(先生が1回呼吸する時間に8回動く)
見た感じは顔色は真っ白。
体型は細長い。
舌は白と黄色いのが混ざって厚くて、目は牛の目みたいに大きかったです。
私が見た瞬間、分かったのは彼女はすでに重度の貧血。腫瘍に圧迫されて肺が縮まり、中医学で謂う「厥陰症」で死ぬ確立が非常に高い段階でした。
私「仰向けで寝れますか?」
患者「いいえ。寝ると咳がひどくなります」
ここで、患者さんはすでに胸水 になっていることが診断できます。
私「便秘ですか?」
患者「ずっと便秘です」
私「何年前からですか?」
患者「5年くらい経ってます」
私「咳は何年前からですか?」
彼女「3年くらい」
私「タバコ吸いますか?」
彼女「私は吸わないし、家族にも吸う人いません」
以上で診断は終わり。
治療の間、私は十棗湯 と甘遂半夏湯 で彼女の胸水を治し、水ががん細胞の応援ができないようにしました。
そして、桔梗甘草湯 を加減して肺の化膿したところを修復し、脾臓を強くして食欲と貧血を改善し、がん細胞が肝臓に入るのを防ぐようにしました。
上で話した胸水を排出する漢方はすごい力を持ってるから、使う時期を間違えると患者の免疫力を破壊するだけです。でも、正しい時期に使えば漢方を飲んで4時間以内で胸水が消えて、2度と再発しません。
十棗湯 の治療例は、もう一つの記事が参考になると思います。
2ヶ月連続で治療してから、手足の温度が徐々に上がり、食欲も戻りました。便通が改善、ただ咳がまだ残ってるだけ。咳のとき出た血の色は、最初の黒い血の塊から普通の血の塊になっていました。顔色は普通の人と変わらない。脈も一息五至まで下がったのです。
ある日、彼女は急に来ました。
「胸の痛みがまだありますよ。どうしよう?でも、この痛みは前の痛みと違います。乳房の血管が腫れて痛い感じです」
私は聞いてすぐ分かりました。
余分に溜まった母乳が、漢方の力で肺の中から追い出され、今は乳房に集まってるから血管が破れそうに痛いのです。
この時、母乳を大腸に誘導して外に出せば肺がんも治るし、乳がんにも肝臓がんにもならない。なぜかというと、乳首の下が肝臓の経絡なので、そのまま乳房に溜まると肝臓の経絡に移りやすくなるのです。幸いなことは、肝臓を強化する準備をしたから、肝臓には入ってない。
この治療例を書くのは、病気の原因が分かる中医学が、肺癌の治療方法、病状がどんなに変化しても判断できるのを話したいだけです。皆さんはこれを見て、中医学の治療効果が分かりますか?
漢方の実力を信じてください。
本物の漢方医を探す方法
もし、あなたが近くで本物の漢方医を探したいなら、簡単な見分ける方法を教えます。
劇薬を使う漢方医は本物
近くの漢方薬局に行って聞いてください。
「生附子(トリカブト)、細辛、桂枝、麻黃、甘遂、生半夏、芫花、大戟などの劇薬を処方する先生がいますか?」
もしいなかったら、残念ながら近くに本物の漢方医はいません。
西洋医学の病名をよく話す漢方医はニセモノ
診療所に行ったとき、先生がコレステロール、血糖値、血圧の話ばかりしたら、早く逃げていいです。本物の漢方医は、こんな言葉を使いません。
以上の二つの治療案を出す理由は、皆さんに知って欲しい事があるからです。
本物の中医学は、癌の治療ができて、癌の移転状況も把握できるし、予防もできる。
癌を悪化させ、癌を作り出す西洋医学の治療
世の中の治療でもっとも怖いのは、病気の原因も知らない西洋医学が作って薬。西洋薬の危険な副作用は、薬を発明した人すら完全に分かってない。薬のの副作用は、癌よりも怖い。また、たくさんの西洋薬の副作用が直接癌になることです。
たくさんの人たちは癌で死んだのではなくて、西洋薬の副作用で死んでいる。しかも同じ事件が、今も毎日増え続けています。以下は一つの例。
いろんな癌の源は同じである
臨床から見ると女性の乳がん、肺がん、悪性脳腫瘍、リンパ癌、SLE 、肝臓がんなどは全部つながってます。みんな源は同じ。
第一根拠:共通の症状がある
共通の症状を例えると、
- 不眠
- 便秘
- 手足が冷たい(冷え性)
- 生理不順
- 不整脈
- 胸が重苦しいなどなど
もちろん、癌の種類によって各自の特別な症状があります。でも、中医学は2年前から判断できます。
例をあげると、
- 悪性脳腫瘍は2年前から片足もしくは片手が思ったとおり動かない。同時に頭痛が出やすくなる。
- 肝臓がんは朝1時~3時には必ず寝られない。ほかの国へ行ったとしても、この時間に寝られません。同時に背中の筋縮穴を押すと痛みがある。
- 肺がんは朝3時~5時には必ず寝られない。同時に第3椎下の神道穴を押すと痛みがある。
肺がんの治療例は以下の記事、参考にしてください。
第二根拠:異病同治(治療方法が同じである)
本当にいろんな癌を治した医師は分かります。
癌の源は同じだという事を知ってるから、同じ処方箋でいろんな種類の癌が治せます。
私はよく言いますが
「本当に治療ができる人は、同じ方法で違う病気を治せます。なぜかというと、原因が同じだから。」
西洋医学は病気の原因を知ってません。だから、何時になっても治療ができないのです。
「異病同治」の例は、もう一つの治療例があります。どうぞご参考に。
患者さんの事を思う医師こそ、良心的な先生
ほかの漢方医もしくは西洋医学の先生、この文章を見て先に怒らないで。静かな深夜になって、冷静に考えてください。私が言ったのが間違っていますか?
上の一番目の女性がもし亡くなったら、死ぬ時は目を閉じないと思います。彼女が死んだら、かわいそうな娘が一人ぼっちになり、娘の面倒を見る家族はいなくなります。
彼女の唯一の夢は金持ちになるのではなく、ただ娘が結婚して子供を産むのを見たいだけで十分満足だと言うのです。医師として、こんな小さな願いを奪う権利はありますか?
漢方の先生であろうと、西洋医学の先生であろうと、患者の為にやるべきだと思います。こういう先生こそ、良心がある先生です。
私はただの小さい中医師で、診断するとき間違えないように慎重にして、一番いい治療を提供したいだけです。他人の命をもてあそぶのは、道德がありません。
自分が治療できないんだったら、治療ができる先生に紹介したりしても、あなたの名誉に損はないです。逆に尊敬されると思います。
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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