こんにちは、李哲です。
アメリカの著名な中医師、倪海厦(ニハイシャ)先生1の治療例、2010年08月24日診療日誌を翻訳しました。全身性エリテマトーデスの蝶形紅斑、関節痛、不眠症などは漢方薬で治ることを知ってください。また、精神疾患だと言われる恐怖症・不安障害なども漢方薬で治ります。以下、翻訳文になりますが、参考になると幸いです。
全身性エリテマトーデスの関節痛は大幅に改善、不眠症が治り、顔の紅斑も減り始めた
ニューヨーク州から来た全身性エリテマトーデス(SLE)の女性患者、今日FAXが来て再診察を受けました。以下は前回の治療内容。
彼女は20日分の漢方薬を飲んでから、大幅な変化が現れました。
- 不眠症は漢方薬を20日飲んだあと、夜ぐっすり寝れるようになりました
- 関節痛は手首と肘が痛い以外は全部消えて、もう鎮痛剤は要らなくなりました
- 顔の蝶形紅斑は徐々になくなり、濃い赤色から薄い赤色になっています
- ステロイド剤の副作用で食欲が多すぎたのは、今だいぶ落ち着いてきた
- 顔のむくみは、だいぶ消え
- 氷みたいに冷たかった両足は、漢方薬を飲んでから徐々に暖かくなり
- 体重は下がり始め
- 味覚も改善して、前よりだいぶ良い
- 頭痛はまだある
- アレルギー現象はだいぶ改善して、食べるために抗アレルギー薬を飲まなくても大丈夫になりました
- 以前にあった非常に喉は渇く現象。どんなに水を飲んでも喉が渇くのは、たくさん改善されている

彼女の進歩は著しいです。第五椎下の神道穴は、まだ圧痛がある。脈診では一息6至。このような状況、私は処方箋を変える必要がありません。
彼女は生理が正常になるまで飲めば良いです。あとは睡眠が正常にになり、両足がずっと暖かくなれば、漢方薬を止める時です。
恐怖症が良くなり、普通に登校・授業にも参加できるようになった
カリフォルニアから来た、恐怖症になった15歳の女の子。以下は前回の治療内容です。
今日FAXが来ました。
今は普通に学校に戻って、授業に参加できます。たまに恐怖症が発作するけど、もう大げさなことにはならない。クラスメートと冗談も言えるし笑います。
今、彼女の一番の悩みは顔のニキビ。
私が治療を始める時に彼女に話したのは、恐怖症と一緒にニキビも治します。もしニキビまで治ったら、彼女はとても喜ぶでしょう。
西洋医学は緑内障を治せないけど、中医学は治せる
今日、家族グループがロサンゼルスから治療に来ました。恐怖症の女の子の変化を見て、フロリダ州まで来たのです。
親と息子さん、みんな目の病気があります。
お母さんは白内障。お父さんと息子さんは、地方の西洋医学の先生に緑内障だと診断されたけど、視力はまだ正常範囲。
私は彼たちに話しました。
「緑内障は西洋医学にとって、不治の病です。治しようがありません。しかし、私にとっては簡単なもの。ただし早めに治療を始めないとダメ。両目が失明してから来ると遅いです。」
私たちの漢唐61番は、緑内障の患者さんの為に作られた漢方薬。治療と予防になる、長期的に飲んでも大丈夫なものです。たとえ将来的に目の病気があっても、私は手伝いができます。病気で失明することにはなりません。
心弁膜症の胸痛・肩の痛みは、1回の鍼で治った
先週金曜日に来た中国人の夫婦。
奥さんの胸痛・肩こりは、1回目の鍼をした後になくなりました。
このような肩こりは、心弁膜症から来る痛みです。特に多く発生するのは、飛行機から降りた直後。空気圧の急激の変化で、血液の逆流がひどくなり、心弁膜症の患者さんはよく無気力感になる。ひどい時は失神します。
弁膜症がよくなったかどうかを判断するのは簡単です。飛行機から降りた時、無気力感がない、肩こりもなければ治ったことです。今日、私は彼女の中枢穴を押してみたら、圧痛点は消えている。これは良い現象です。
心臓移植手術よりも中医学治療を先に受けるべき!
私は西洋医学の先生に言いたいのがあります。
「患者さんにあう心臓を探す前に、中医学の治療をやらせるのはダメでしょうか?もし中医学の治療がダメだったら、その時心臓移植手術をしてもいいじゃないですか?」
ほかの中医師は良く分かりません。しかし、私の治療に任せたら、治療した後に検査すればあなたは驚くはず。心臓移植手術の適応外になるから。つまり、心臓移植手術をする必要が無い。
最悪なことは、ほとんどの心臓病は鎮痛剤で引きる病気。
西洋医学の鎮痛剤さえ飲まなければ、心臓病なんかなりません。
西洋医学は自分で起こしたトラブルを、自分で片付けられないから、最後は中医学治療で治してもらう。このような医学は可哀想なもの。

漢方薬の精度は、どんな治療法よりも正確
今日の午後、私は特別に二人の乳がん治療例を解説しました。
一人は長年の母乳の蓄積で、乳房にシコリができた人。二人目は手術したあと、12クールの放射線療法を受けて無効だと宣告され、こちらの治療に来た人。
- 本当に乳がんなのか?もしくはただの乳腺症なのか?を判断する正統派の中医学の検査方法。
- どのように生薬を区別するか?
- どの生薬が、硬いシコリを溶かすか?
- どの生薬が蓄積した母乳を流せるのか?
- どのように陽気を集中して、シコリをを溶かす生薬たちを患部まで連れて行くか?
漢方の精度は、どんな治療法よりも正確です。
処方が合うので、2人の回復は早いはず。
処方箋は外部に漏らさないでください
生徒さんたちは私の警告を忘れず、処方箋は漏らさないでください。もし悪質な商人が知ったら、必ず生薬の値段がびっくりするほど高くなります。その時は、患者さんの命が救えなくなり、処方箋を乱用する人たちのせいで、逆に患者さんは死にます。
こんな風景は、生徒の皆さんは見れないと思います。
私は心のなかから知っているので、患者さんの為に徹底的に処方箋を守ります。私の同意を得ないかぎり、外部に公開するのはダメです。自分の診療所で使うのはかまわない。
すべての中国人女性は、よく聞いて下さい。
あなたは本治療院に来る前に、乳房の生検をした 。もしくは手術.放射線療法をした場合、私を探さないで下さい。直接私の弟子に診てもらいます。私個人は、絶対にこのような中国人は診ません。アメリカ人は別。
(おわり)
倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才。「傷寒雑病論」をもとに様々な癌・指定難病を治し、LAST HOPE(最後の希望)だと患者さんに言われました。また、臨床治療を行いながら、たくさんの優秀な中医学先生を育成し、中医学伝授のために努めました。倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。
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