1日3食は本当に必要?脳と肝臓の働きからわかる“正しい食事回数”

「1日1食で健康になる」
「糖質を断てばがん細胞が死ぬ」──
こうした極端な健康理論が広がっています。

しかし、栄養学の基本計算を見るだけで、これらがいかに非現実的かわかります。

今回は、鍼灸専門学校の授業で学んだ“1日3食が必要な理由”をもとに、脳と肝臓の働きから健康の本質を解説します。

目次

1日3食が必要とされる栄養学的な根拠

こんにちは、李哲です。

鍼灸専門学校の栄養学の授業で面白いデータを見つけたので、記事にしました。

以下の図(授業中のプリント)に写っているのは、1日3食が必要な根拠です。

ざっくり説明すると、

  1. 脳に必要なエネルギー(糖分)は、1日120gくらい。
  2. でも、肝臓が1食で蓄える糖分は40gが限界。
  3. だから、1日は3食が必要ということです。

肝機能が落ちてる人は、一食で40gも貯められないでしょう。だから、一日4食~5食が必要になるかも知れません。ただし、4~5食を食べるよりも、肝機能を強化したほうが根本を改善する方法ではないでしょうか。

脳が1日に必要とする糖質量と、肝臓が1食で蓄えられる量を示した“1日3食の根拠”の授業プリント
鍼灸専門学校の栄養学授業で配布された、1日3食の根拠を示す図

極端な健康法が危険な理由

「1日1食で健康」はなぜ成り立たないのか

「1日1食で健康になる!」と宣伝する先生もいますが、常識からは考えられないし、上記の栄養学計算とも合わないです。

昔の人が1〜2食だったのは、単に食料が不足していたからです。
現代の生活で1日1食を続ければ、多くの人はエネルギー不足になります。

「糖質を断てばがん細胞が死ぬ」の誤解

「ブドウ糖を絶てばがん細胞は死滅する!」という理論も見かけたけど、これも極端すぎです。がん細胞は糖質が好きかも知れませんが、正常な組織も糖質が必要だから。

断食が一部のケースで有効とされる研究もありますが、
体力が落ちている患者さんには逆効果になることが多いです。

全体像を把握しないで、一部分の隅だけ見つけ、それを臨床に使うと将来的には問題が出ます。

健康は“複合要因”で決まる

  • ○○だけで癌を治す。
  • ○○だけ食べれば健康になる。

癌は複雑な病気で、○○を食べれば簡単に治るものではありません。

健康を維持するのも、気持ちの持ち方、飲食習慣、運動量、睡眠の質、ストレスの貯め具合、住居の空気・湿気・温度の質…様々な要素が関連して、簡単に○○を食べれば健康になるわけではない。

信頼すべき健康情報とは

癌に有効・健康に良いという食べ物は、必ず癌患者の役に立った先生・健康にさせた先生の話を聞くべきです。

患者さんを治したこともない先生の話を聞くのは危険!

極端な健康理論は鵜呑みにせず、冷静に判断してください。
何より信頼できるのは、あなたの体調を実際に改善してくれた先生の意見です。

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