蕁麻疹・手の湿疹が鍼灸で治り、右膝痛・足の冷えが改善|30年以上の花粉症・生理不順の40代女性(2/6)

「手の指の湿疹がほとんど消えた」「蕁麻疹が出なくなった」「右脛骨内側の腫れが引っ込んだ」――前回からさらに変化が続いた5回目以降の治療記録。

しかし、お菓子を食べ過ぎると湿疹が再発したり、冷えが少し戻ったりと、波がありながらも左足の冷えがだいぶ和らぎ、膝周辺のクモ状血管も減ってきた40代女性の症例です。

中医学では、こうした皮膚症状や冷えは「脾臓の弱り」や「瘀血」が関係していることが多く、鍼治療で少しずつ体質が変わっていく過程を詳しくお伝えします。

目次

手の指と腕の湿疹がだいぶ治った(5回目)

こんにちは、李哲です。
今日は続きの記事。いろんな変化を書いてあります。前回の治療内容は以下をご覧ください。

2016.6.14
5回目。

彼女の報告:
左足はまだ冷える。
左腰の昔ケガした所のコリはなくなった。

右脛骨内側のケガして腫れた骨は引っ込んだ。

彼女はこれが一番びっくりしたそうです。

右膝は小学生の時から正座ができなかった。正座をすると、かかとがお尻にくっつかなくて、拳が入るくらい空いている。「これは、なんとかならないかな?」と彼女に聞かれました。

もちろん、鍼で試してみます。
筋の問題なので陽陵泉.風市穴.陰市穴などは効果があるはず。

風市穴の位置を示した線画イラスト。自然に立った姿勢で、中指の先が届く場所が風市穴であることを表記。
右膝の正座ができない症状に効果的なツボ「風市穴」。自然に立った姿勢で、中指の先が届く位置にあります。膝痛や足の筋肉のこわばり改善に用いる重要な経穴です。

左膝の状態を診るため、今日膝を曲げてもらったら、左膝の半月板が出っ張っている。左右の形が全然違いました。

彼女が言うのは、「左足首下の外側が痛いというか感覚が鈍いというか、かなり冷える。手指と上腕の湿疹は、鍼してからほとんど消えました。

関連記事:48歳女性の重症湿疹が漢方薬と鍼灸で完治!治療経過と症例詳細

2016.7.7
6回目。

彼女の報告:
顔と腕に、蕁麻疹みたいな痒いのが出て、後頭部にも赤い湿疹が出ている。
仕事場で虫に刺されたのか、上腕に大きな湿疹ができて、痒くて痛い

へその右下、手術した切口の周囲が昨日ねじられるような痛みがあった。今日お腹を押してみたら、中には硬いしこりがありました。

右鼻は2回の針で、通りがよくなったけど、今日また調子悪い。
左膝の内側の痛みはまだある。
左足はまだ冷えるけど、前よりは良い。以前は寒くて仕方なかった。

以前は夏でも汗が出なかったけど、今はたくさん汗が出る。
尿は薄い黄色になってきた。

汗をかくのは、正常な体の反応です。
汗をかかない人が、治療した後に汗をかく、これは進歩していること。

以下、ほかの患者からも同じ感想がありました。鍼治療してから、汗が出るようになった!

蕁麻疹と手の指の湿疹がほぼ治った(7〜8回目)

2016.7.19
7回目。

彼女の報告:
強い冷房のせいなのか、治ったと思った冷え症が再発。
膝下3分の1がとても冷える感じがして、へそ周辺の円盤状の硬いしこりはまだある。
下半身にあったくも状血管は、減った気がします

昨日は食事会でチーズ.アイスなど食べたら、帰宅後に吐いてしまった。体が受付しないみたい。
右鼻づまりはまだある。

「じんま疹は、もう出ない。治りました!」と、彼女は言ってました。

じんましんであろうと普通の湿疹であろうと、皮膚の病気に対して、鍼治療は効果があります。以下は、頑固な貨幣状湿疹だと診断された女性の鍼治療例。2~3ヶ月かかりましたが、やっと落ち着いて一安心しました。

2016.7.28
8回目。

彼女の報告:
腕内側に出るじんま疹は、再発してない。
手指間の皮膚が荒れる症状も消えた。
両膝下はまだ寒い。
へそ周囲のしこりはまだある。

最近、胸骨の方が詰まる感じがする。これは前からあった症状かも知れない。
最近は仕事のストレスが原因なのか、便秘気味。

便秘気味は、鍼治療にとって難しい症状ではありません。数回続けてみれば、すぐ効果が実感できます。以下は一つのはり治療例、どうぞご覧ください。

30年以上続く鼻づまり・花粉症と匂いが分からない症状(9回目)

2016.8.4
9回目。

彼女の報告:
膝下の冷えはまだある。
胸が少し苦しい。
最近、匂いがよく分からないことに気づいた。なぜなら、同僚が「臭い!」と言っているのに、自分だけ分からないからです。

彼女が言うのは、鼻づまりは冷え症より病歴が長い。小学生のときから耳鼻科に通ったそうです。 今まで計算すると、30年以上の鼻の不調が続いている。

最初の鼻づまりのとき、鍼治療若しくは漢方薬治療だったら、こんなに頑固な病状にならないと思います。

花粉症に対して、鍼治療はとても効果が良いです。数回治療すれば、改善するのが目に見えます。以下はもう一人の治療例、どうぞご参考に。

両膝下の冷えと痛みがましになってきた(11〜13回目)

2016.8.23
11回目。

彼女の報告:
両膝下の冷えはまだあるけど、以前より良い。以前は寒くて痛くて、どんな姿勢をとってもダメだったけど、今はそうでもない。
最近は目が疲れやすい。
生理はまだ来てない。去年の5月から完全に止まった。去年の5月前は、半年に一回来たり不規則だった。

生理不順のの症状は、もう5年も続いています。

お腹の前で赤いハートを持つ女性の手。生理不順や冷え症の改善をイメージしたイラスト。
鍼灸治療で生理が戻ってくることをイメージしたイラスト。お腹の冷えや生理不順が改善されていく過程を表しています。


右膝が完全に曲がらない。
正座をするとお尻にくっつかない。
大けがした左膝の前、出っ張っているのはなくなったけど、膝中に少し違和感がある。右鼻づまりはまだありました。

2016.9.2
12回目。

彼女の報告:
生理はまだ来てない。
膝周辺のクモ状血管は減ってきた。
左膝下はまだ冷える。 
右肩がこりやすい。
右顔は左顔に比べると、動きが鈍い感じがする。

左足首の外側、昔ねんざしたところ、ぼんやりする痛みだったけど、今はハッキリ痛い場所が分かってきた。足の4~5指の間が痛いそうです。 

私は「ここは胆嚢の経絡が走る場所」だと教えました。

関連記事:足首外側痛・むくみは鍼2回で即効解消!繰り返す捻挫の原因は経絡の弱さ

彼女が言うのは、「へそ周辺のしこりは、だいぶ少なくなっています。」

私が触ってみたら、しこりはへそ下の石門穴周辺に集中して、ほかのところは少ない若しくは柔らかくなっていました。

2016.9.15
13回目。

彼女の報告:
左足首の外側の感覚が、ハッキリしてきた。今は何かが、薄い紙が剥がれるような痛みがあった。そして、左足首の後ろ側の崑崙穴あたりが痛い。左足首周辺は以前、ただつらいだけで具体的な感覚はなかった。肩こり.膝周辺のクモ状血管は減ってきた。

ただし、彼女はお酒を飲むと、クモ状血管が太くなり黒くなるのが分かるそうです。

これは肝臓の解毒作業がまだ弱いので、毒素が回っているからクモ状血管が太くなります。私のオススメは、なるべくお酒を飲まないこと。これじゃなくても、もともと鍼治療中はお酒が禁止です

木のテーブルに置かれた透明なジョッキーに入ったビール。鍼灸治療中は飲酒を控えるべきことを示す画像。
鍼灸治療中にお酒(ビールなど)を飲むと、クモ状血管が悪化しやすいです。治療期間中はアルコールを控えることをおすすめします。

左膝下はずいぶん温度が上がってきたけど、左右を触るとまだ温度差がありました。大腿部は水が抜けたせいか、以前よりセルライトがよく見えるそうです。肝心な生理はまだ来てない。

一般的に、突発性閉経(生理が来ない)のは、治すのに時間がかかりません。以下は一つの例。

ただし、彼女の体質改善にはまだまだ時間がかかるので、生理が来るような調子までは戻ってないですね。

一番冷えていた左足がだいぶ暖かくなってきた(14〜15回目)

2016.10.1
14回目。

彼女の報告:
左膝下はまだ冷える。
左大腿部の陥没した肉が戻ってきたのが、一番嬉しいそうです。

2016.10.8
15回目。

彼女の報告:
左のふともも.ふくらはぎは、だいぶ暖かくなってきた。
ほかには特に記載なし。

関連記事:お尻・太ももの冷えが鍼で即効!内側・後ろ側の寒さを一瞬で解消する症例

お菓子を食べて体調不良になったのを1回で治した

2016.10.15
16回目。

彼女の報告:
もらったお菓子を1週間食べ続けたら、急に体調が悪くなった。
風を引いたみたいに鼻水、鼻づまり、体が寒い(悪寒)、腹痛、だるい。

様々な色のお菓子がたくさん集まった画像。食べ過ぎると湿疹再発や体調不良の原因になることを示す。
鍼治療で体質が改善してくると、人工甘味料や添加物が多いお菓子に敏感に反応します。食べ過ぎると手の湿疹が再発した実例です。治療中は加工食品・お菓子に注意してください。

今日刺したツボは迎香穴。上星透顖会。通天。合谷穴。承漿。巨闕。中脘。天枢。関元。膝五鍼。三陰交。

2016.10.22
17回目。

彼女の報告:
前回、風邪の症状(咳、熱など)は、前回帰ってからすぐ治ったそうです。

はり治療にとって、風邪の諸症状を改善するのは、よく見かけます。以下は一人の治療例、参考になると幸いです。

2016.10.29
18回目。

彼女の報告:
今まで両膝の痛みが気になったけど、膝五鍼を刺してから右膝は大丈夫になった。左膝はまだ奥が少し痛い感じ。

喉の痛み、発熱でステロイド飲んだら、息切れが出た

2016.11.21
19回目。

彼女の報告:
発熱.喉の痛み.食欲不振などの体調不良で、1週間で4kgも落ちた。今は対症療法の西洋薬で治している。

関連記事:喉の痛みを一瞬で治すツボ:魚祭・外関。鍼を刺した2~3分後には喉の痛みが治った症例。

2016.11.19
20回目。

彼女の報告:
今週も喉の為にステロイド剤を飲んだ。
食欲はあるけど、体重が戻らない。
少し歩くと息切れで、ハアハアする。

症状から見ると、消化系がダメだけではなくて、心臓までダメになっているのが分かります。

このステロイドは、本当に悪名高い。治ったところか、逆にひどいうつ病にもさせるのです。(関連記事:ステロイド副作用でうつ病・極度倦怠感が治った漢方症例

お菓子を食べたら、翌日に手の痒い湿疹が再発した

2016.11.26

彼女の報告:
喉はもう治った。
左足の下半分が冷えてしびれる。右足は三陰交あたりから下が寒い。
お腹のしこりは、少し硬くなった感じ。
膝の痛い場所はハッキリ分かってきた。以前は、ぼんやりの痛みだった。

昨日、焼き食いでお菓子をたくさん食べたら、今日はすぐ手の湿疹が出て痒くなった。

ここで分かりますが、

食べ物には気をつけないといけない!

特に鍼治療で体質が変わると、体に良くないものには敏感になるので、外から入ってくるとすぐ反応します。逆に、食べ続けている人は、反応が出ません。

これはあなたの体が丈夫だからではなくて、汚染され過ぎて体が反応する力もないからです。

↓次回へ続く↓

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