コロナ禍以降、原因不明の激しい不安や不眠に悩まされていませんか?
抗不安薬や睡眠導入薬を飲んでも治らない症状の陰には、実は「胃腸や肝臓の詰まり」が隠れているかもしれません。
今回は、胃の不調を整えた途端に長年の不安障害と不眠症が劇的に改善した、驚きの漢方治療例をご紹介します。
📍 この記事で分かること
1.コロナ禍の恐怖・ストレスから生じる不安障害・不眠症の漢方治療例
2.抗不安薬や睡眠薬に頼らず、根本原因にアプローチする方法
3.「胃の腫れ・逆流性食道炎」と「不安・不眠」の意外な関係性
4.中医学における「不定愁訴」の捉え方と鍼灸・漢方の強み
※スタンフォード大の博士、李宗恩中医師1の漢方薬治療例:焦慮症 失眠 – 當張仲景遇上史丹佛(2020-6-9 発表)を李哲が完全翻訳しました。
コロナ禍の恐怖で「不安障害・不眠症」に陥った50代男性の症例
この治療例は面白かったです。
患者さんはシリコンバレーのエンジニア。
50代の中国人男性です。
彼が言うのは、新型コロナが爆発してから、なぜかすごい緊張しやすくなり、昼は突然心臓のバクバクして、原因不明で恐怖を感じる。夜は眠れなくて、何時間も経ってからやっと寝付けられる。しかも、すぐ目が覚めて、起きた時は非常に怖い、動悸がする。

西洋医学の先生に診てもらったら、不安障害+不眠症だと診断して、抗不安薬と睡眠導入薬を処方されました。
効果がイマイチなので、彼は自らカンナビジオール(Cannabidiol 、略称CBD) )を飲み始め、少しは寝られるようになりました。しかし、昼間は相変わらず不安に陥る。この状況は数ヶ月も続いて、彼は非常に悩んでいました。
最初の漢方薬で不眠は和らぐも、昼間の不安感が残る
彼が当院に来たのは、友人の紹介。
詳しい診察を終えて、患者さんといろいろ話してから、患者さんの睡眠を先に解決することにしました。不眠症が長期間続くと、体の回復はもちろんできないし、心理的にも悪影響が多いからです。
最初の数週間は、2つの処方で寝付けられない・途中覚醒・眠りが浅いのを治し、気持ちを落ち着かせるためにしました。
患者さんの報告も良かったです。
しばらく経ってから、抗不安薬と睡眠導入薬を止めました。

昼間は状況が良くなり、不安障害にならない。夜の寝付けるのも早くなったけど、まだ寝られるまで1時間は必要です。眠りは深くなって、長く寝られるようになったけど、まだ途中覚醒があります。起きたあとは動悸がして、恐怖を感じる。
胃の腫れ・逆流性食道炎を治した途端、不安障害と不眠症が完全完治!
「どうすれば、もっと良い効果が出るか?」と悩んだ時、患者さんは突然話しました。
「この数ヶ月、外出自粛で運動量がだいぶ減ったのに、食べるものだけは増えて、最近胃が腫れて、胃酸が逆流して辛いです。」
初診のとき、私は患者さんに話しました。
「あなたの肝臓は弱いので、胆汁うっ滞になりやすいです。そのうち、胆嚢・胆管のトラブルになるでしょう。食事に気をつけないといけません。」
患者さんは、不安障害と不眠症がだいぶ改善されたと言っています。今もっと気になるのは、胃が腫れて辛い症状。
治療方向を変えて、肝臓が胃を圧迫する問題を解決して見ることにしました。処方箋は胆嚢結石や胆のう炎を治す処方と似ています。
2週間後、患者さんが再診察に来ました。
胃が腫れて辛い、胃液が逆流するのは治ったそうです。
これは予想外のものではない。
私はもう2週間飲み続けることをすすめました。
しかし、患者さんは面白い感想を教えてくれました。
「今回の処方を数日飲んでから、不安障害と不眠症が完全に治りました。昼はまったく不安障害にならないし、夜も起きずに朝までグッスリ眠れます。」
患者さんの状況から言うと、肝臓と胆嚢のつまりをなくす処方は、不安障害と不眠症治療に役に立つでしょう。
患者さんから学んだ「新しい治療のアプローチ」
患者さんが2週間前に胃が腫れる、胃液が逆流する主訴がなかったら、私もこの治療法で不安障害、不眠症を治せると思ってなかったです。しかも、1週間で完全にきれいに治るとは想定外。
今回の治療例は、まったく新しい治療方向の勉強になりました。
患者さんは医師の1番いい先生。
患者さんの治療後の報告を謙虚に聞くのは、医術向上する大きな推進剤です!
中医学から見る不安障害・不眠症の根本原因(李哲の解釈)
感情(七情)の乱れが内臓を傷つけ、病気を作る
新型コロナで精神的にダメージを受けた人は多いですね。上記の患者さんもその一人だと言えます。
外出自粛で運動が足りない。
家で食べまくるのが増える。
そのうえに、テレビでは新型コロナで呼吸困難で死にそうとか、怖い話ばかり報道するから、漢方薬で新型コロナを治せることを知らない人は、恐怖で病気になるわけです。
以下の記事でも説明したけど、人間の気持ちは病気を起こす一つの原因です。特に激しい怒り、極度の恐怖などは抗がん剤よりも怖い結果をもたらす。
👉 感情の乱れ(七情)が五臓六腑を傷つけ、病気を作るメカニズム
西洋薬の副作用が不眠症・不安障害を引き起こすケース
不眠症と不安障害は、今までの翻訳文ででよく出ました。内臓の調子が悪くてなった人もいれば、西洋薬が原因でなった人もいます。以下はC型肝炎の治療薬:インターフェロン療法を受けてから、極度の落ち込みと不安障害になった患者さんの話。
👉 C型肝炎の不眠症、食欲不振、不安障害などが漢方薬で治ったのに、インターフェロン療法で悪化した症例
睡眠障害や不安感は「鍼灸施術」でも劇的に改善できる
寝付けられない、睡眠中に目が覚める。
このような症状は、鍼灸でも治せます。
今までたくさんの患者を診ましたが、1番早い人は1回で寝付けられないのが治りました。以下の記事、参考になると幸いです。
👉 寝つきの悪さ・首の痛みがたった2回の鍼治療で改善した21歳男性の症例
不安障害、気分が落ち込む、恐怖を感じるなどは、鍼治療例をまだ書いてないような気がします。今後補充するつもり。過去の足つぼ整体の例があるので、参考にしてください。
👉 10年悩んだパニック障害・冷え性が足つぼで完治した女性の体験談
中医学に「不定愁訴」は存在しない|すべての症状に原因がある
西洋医学には「不定愁訴」という面白い言葉があります。たとえば上記の恐怖を感じる。気分が落ち込んで不安が強い症状。血液検査しても異常がないから、「不定愁訴」だと言うでしょう。
患者が辛いと言うのに、原因不明っておかしくないですか?原因不明でどうやって治療するんですか?
中医学にとって、症状がある時は、すでに内臓に問題が出たときで、治療が必要だと判断します。「不定愁訴」なんかありえません。
なにか辛い症状がありましたら、すぐ信頼できる鍼灸医・漢方医に診てもらってください。どんな症状でも、解釈してくれて治療ができます。
不眠症を改善した症例まとめ(内部リンク)
🔗刺絡療法で精神分裂病(不眠症、裸で走り回る、踊りながら叫ぶなど)を治した症例2つ
🔗うつ病の強いイライラ、ひどい不眠症が3~4回で解消された足つぼ整体の症例
🔗ひどいうつ病・不眠・便秘・反応遅延の女性が麻黄附子細辛湯+大柴胡湯で完治した症例
🔗不眠症で精神崩壊になりそうな女性、漢方を飲んだその夜から眠れた例
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李宗恩博士はアメリカ・カリフォルニアの著名な中医師。数々の難病・がん治療で高い臨床効果を出して、中医学の普及のために記事を書か続けて、研修医たちも育てている素晴らしい先生です。李宗恩博士の診療所情報は、以下の記事で説明しているので、どうぞご参考にして下さい。オススメの漢方医・鍼灸医(海外)

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