乳がんから肝臓に転移し、歩くのも辛かった女性が、漢方薬を飲んでわずか6日で一人で歩いて来院!冷え・不眠・食欲不振が消え、まるでスーパーウーマンになったような回復を遂げました。
本記事では、その驚きの症例と中医学の秘訣を詳しく解説します。
主な症状:冷え・めまい・食欲不振・便秘・ホットフラッシュ・高血圧など
一人の黒人婦人、家族が同伴で歩行補助車を使って入って来ました。黒人婦人の顔色は青白で、精神状態は悪い。
彼女「乳がんで今は肝臓に転移しています」
私「今はどんな症状がありますか?」
彼女「平衡感覚がないです。歩行補助車がないと歩けない、体力がないです」
患者さんの陳述は中医学の言葉でいうと、平衡感覚がないのは目眩(めまい)です。
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患者さんの具体的な症状は以下の通り。
- 手足が冷たくて、マヒしている
- 食欲不振
- 小便が黄色い
- 便秘
- 寝る時は胸上がほてて熱い
彼女が使った言葉は、「更年期のホットフラッシュで睡眠の質も良くない」。ほかにあるのは高血圧症、高コレステロール、高血糖…
脈診では、沈微。
舌診では舌苔が白。
処方した漢方薬:真武湯+当帰四逆湯で体を温め血行促進
私は考えてから2つの処方箋を出しました。

乳がん肝転移の女性が6日でスーパーウーマンに!症状が劇的に改善した理由
数日経ってから、彼女は一人で歩いて来ました。家族の同伴がなく。
私「漢方薬を飲んでどんな感じですか?」
彼女「とても良いです!自分がスーパーウーマンになった感じ!」
聞いた感じでは普通なので、ほかの症状を聞いて分かったのは、とても効果が良いらしいです。
諸症状はみんな良くなり、印となる食欲が回復して便秘が治り、夜のホットフラッシュが消えて、同時に血圧.コレステロール.血糖値などの数値も良くなりました。
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彼女が言うのは、「病院の先生は数値の変化にとても満足している」
血圧、コレステロール、血糖値などは大したことないです。私が特に気にしているのは、彼女の食欲回復と夜のほてりが治ったこと。ニハイシャ先生の理論によると、これは陽気が陰(臓器の中)に入らない症状。
6日分の漢方薬でこんな大きな変化があるのは、本当に彼女の運が良いとしか言えないです。一番運がいい人は、なんでも治してくれる先生が近くにいること。
肝臓数値が良くても不眠は肝臓に問題あり!中医学の視点
この前話した、肝臓移植になりそうだった患者さん。最終的に肝臓移植は要らなくなり、肝臓の数値も良くなったけど、治療がまだ終わってはいなかったです。
患者さんは退院後、すべての症状が良くなったけど、睡眠だけダメでした。毎晩、後半にならないと眠れない。眠れないので夜間頻尿、かなり辛いそうです。
肝臓の数値が良いからと言って、肝臓が大丈夫なわけではないです。西洋医学の検査は、当てにならない。
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この患者さんが眠れないのは、肝臓に問題があるからです。夜11時~朝3時は肝臓と胆嚢の時間帯。肝臓と胆嚢に問題があれば、この2つの時間帯は眠れない。
それでは、どうしたら良いのか?
中医学は解決方法があります。
患者さんを寝かせる。
眠りさえできれば、陽気が陰(臓器の中)に入れば、肝臓は徐々に回復できます。
睡眠導入剤.安眠薬で神経をマヒさせて、体を寝かせるのは慢性的な自殺行為!
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不眠症の改善:酸棗仁湯+五味子でその夜から熟睡へ
中医学の睡眠を改善する処方箋はたくさんあります。私も隠すつもりはない。当時使ったのは、「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」です。
患者さんの小便が多いので、五味子を入れて全部で6種類の生薬、すごく簡単な組み合わせです。

この2人の患者さんを、中国の中医師に任せたら、特に火神派の名医たちに任せたら、何百グラムのトリカブトに10~20種類の生薬を使うでしょう?
しかし、必要ですか?
酸棗仁湯+五味子。
飲んだその日の夜はよく眠れて、夜間頻尿も半分に減りました。
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以上の処方箋は、ごく普通のものです。
ネットを見る皆さんは、肝臓がん.肝臓病に以上の処方箋で大丈夫だと勝手に真似しないで下さい。
肝臓がん.肝不全はまったく違う症状が出る時があります。症状が違うと、以上の処方箋とまったく違う処方箋になります。だから、真似して処方しないで下さい。
必ず経験がある医師の弁証論治で処方した方がいいです。
(本文以上)
※アメリカの中医師:鄭智城先生1の症例、乳癌转移变肝癌和肝衰竭两例_郑智城_新浪博客(2011-07-05 発表)を李哲が完全翻訳しました。
漢方薬でQOLが劇的に向上!西洋医学との違いとは
以下からは、李哲の解釈と感想を述べます。
上記の治療例を見ると、いろんな癌患者さんの諸症状に、漢方薬は非常に役に立ちます。癌が治るとは言ってないけど、患者さんの苦痛が減り生活のクオリティーが高まるのは目に見えています。

今、西洋医学は早期発見・早期治療と宣伝していますが、治療より患者さんの生活のクオリティーを先に確保してほしい。
風邪薬を飲むと胃が荒れる。そして、慌てて胃を保護する薬を処方する。
鎮痛剤を飲むと肝機能異常・腎機能障害になる。そして、慌てて肝機能・腎機能を良くする薬を処方。
処方した薬で新たな症状が増えて、また薬を追加。追加した薬でまた新たな症状が増えて、また薬を追加。。。いつになったら薬が減りますか?
これが生活のクオリティーですか?
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西洋医学にも一応QOL(クォリティ・オブ・ライフ、生活の質)というのがあります。しかし、これはあくまでも治らなかった人達の為の設定。
治せそうだったら、こんなQOLなんか貴方には説明もしません。先に手術して抗がん剤やって、ヘロヘロで死にそうになり、抗がん剤・放射線療法を受ける体力もなかったら、「じゃ~~~QOLの為に緩和ケアをやりましょう」などを言う。
なんで最初からQOL言わないんだ?!

西洋医学の治療では、クオリティーなんかどうでも良い。”治療”して殺さないと、西洋医学のメンツが潰れる。ボロ儲けもできないから。
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中医学の診断でよく自覚症状を聞くのは、その自覚症状をなくすためです。内臓のバランスを整える事で。自覚症状が良くなる事は、生活のクオリティーが上がることです。そうでしょう?
中医学こそ慈悲で患者さんの為の医学です。
以前書いた乳がん治療記録。残念ながら彼女の癌は治せなかったけど、少なくとも辛い諸症状は改善されています。
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私はよく思いますが、
生活のクオリティーを下げる治療は、全部法律で禁止するべき!
しかし、西洋医学のたくさんの先生たちが自ら反対しない限り、良心的な先生が増えない限り、悲劇は続くと思います。患者さんたち、先に目醒めて自分で自分を守るしかないです。
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鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。

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