コロナワクチンの副反応:不眠症、気分が晴れない(うつ病)、食欲がない女性、鍼と漢方薬で著しく改善した例(上)

「夜は眠れない」
「一日中どんよりして気分が晴れない」
「食欲がなく体重も減る」——
コロナワクチン接種後、77歳の女性を襲ったつらい不調。

鍼灸と漢方で少しずつ表情が戻り、眠気・食欲・気分が改善していく過程を記録しました。

目次

今まで治療したコロナワクチン副作用の例

こんにちは、李哲です。
コロナワクチンの副作用(副反応)を治した例は、今までいくつか書きました。記事にしたのは以下の3つ。

今日はもう一つ公開します。

鍼灸はコロナの諸症状を治せるだけではなくて、コロナワクチンの後遺症も治せる事を知って下さい。

コロナワクチン後の不眠・うつ症状:77歳女性のケース

77歳の女性。
カルテに書いた一番の気になる症状は、以下のとおりです。

  • 夜は眠れない
  • 一日中、気分が晴れない

私は詳細を聞きました。
彼女が言うのは、今年に入ってから食欲がなくなった。体重が落ちるのが嫌で、むりやり食べているけど、それでも1.5kgは落ちている。コロナワクチンを打つ前は、多少の不眠症があったけど、今回みたいに酷くはなかった。一番苦しいのは、気分が晴れないこと。

帽子をかぶった高齢女性が頭を押さえ、腰に手を当てて苦しむ様子。コロナワクチン接種後の不眠とうつ症状を表すイメージ
コロナワクチン接種後、重い不眠とうつ症状に苦しむ77歳女性のイメージ。一日中気分が晴れない辛さが伝わります。

コレステロール値なんか、気にしなくて良い

飲んでいる病院の薬をチェックしたら、コレステロールを下げる薬を数年前から飲んでいるそうです。この前、元気にさせる〇〇点滴をしに病院に行ったとき、彼女は先生に言われました。「コレステロール下げる薬は止めたほうが良いです」

でも、彼女は止めるのが怖くて朝だけ飲んでいる。いつもかかっている主治医の指示でコレステロールを下げる薬が出たので、飲まないとかかりつけ医がなくなるのが怖いそうです。

私は彼女に説明しました。
コレステロールを下げる薬、短期記憶障害を起こします。その後は記憶力の大幅の減退、認知症。歳を取ると血圧、血糖値、コレステロールなど、みんな高くなります。つらい自覚症状さえなければ、体のシステムは正常に動いています。検査値は気にしなくて良いです

血圧・コレステロールなどの検査結果用紙、聴診器、緑の葉と白い花が置かれた写真。西洋医学の数値より症状を重視する中医学の考えを表す
検査値が高くても辛い症状がなければ健康。中医学では自覚症状こそが体の真実のサインです。

西洋医学は検査値で病気があるかないかをチェックするけど、中医学は患者さんの自覚症状で健康であるかどうかをチェックします。辛い症状がなければ、あなたの免疫システムはうまく作動されている事を示す。体に不調が出たら、必ず辛い症状としてお知らせしてくれます。

どんな時が健康で正常であるのか?
中医学では6つの自覚症状で定義しています。読んだことがない人は、ぜひ参考にして下さい。

ワクチン後遺症を中医学でどう診るか

彼女の五臓六腑の状態を簡単に説明します。

  • 寝付けられないのは肝臓がダメージを受けたことを示す。
  • 夜中に何度も目が覚める、一日中気分が晴れないのは、心臓がダメージを受けていることを示す。
  • お腹が空かない・食欲がないのは、脾胃に問題があることを示す。

📗関連記事:食欲がない・お腹が空かない原因を中医学で解説

ワクチン接種後に様々な症状が現れているので、コロナワクチンで上記の臓器がダメになっていると判断できます。

今日鍼をしたツボは公孫、内関、合谷、太衝、神門、中脘、関元、三陰交、百会。いずれも精神安定、脾胃の強化がメインになっているツボです。太衝は肝臓を強化して解毒作業を助けるため。西洋薬を飲んできた方には、ほとんど刺しているツボです。

足の甲と内側に鍼を刺した状態の写真。赤文字で「太衝(肝経)」「公孫(脾経)」と表示。コロナワクチン後遺症の不眠・うつ・食欲不振改善に重要なツボ
太衝(肝の解毒・精神安定)と公孫(脾胃強化)のツボに鍼を刺した再現写真。この2穴は本症例で最も頻繁に使用され、効果が高かったです。

鍼1回で睡眠が改善し始めた変化

2022-2-22
彼女の報告:
以前は夢をよく見たけど、今は夢を見なくなった。
寝付けるのに、まだ1時間かかる。途中覚醒もあり。気分が晴れないのと食欲がないのは変化なし。
コレステロールを下げる薬を止めたけど、近所のかかりつけ医との付き合いがなくなるから心配。

私は彼女を慰めました。
「なにかあったら、漢方薬と鍼で治るので心配しなくて良いです」

心配症は体調の回復に有利なものではない、だからなるべく排除しようとしています。ニハイシャ先生1の症例を見て分かりますが、心配症で病気は悪化します。

📗関連記事:乳がんを悪化させる過度な心配症

夜は気分が晴れてきたけど、日中はまだ晴れない

2022ー2ー26
彼女の報告:
日中、気分が晴れないのは変化なし。夜は気分が晴れてきたけど、今度は寝付けするのに1時間以上もかかって苦労する。途中覚醒も何度もある。食欲がないのは同じ。

2回治療して変わったのは、夜の気分が晴れてきただけでした。進歩は遅いですが、少しでも兆しが見えてきたので引き続き治療。

今日から彼女は柴胡加竜骨牡蛎湯サイコカリュウコツボレイトウを飲み始めました。

📗関連記事:更年期の不眠・情緒不安定が柴胡加竜骨牡蛎湯で改善した例

眠気が来るようになった

2022ー3ー1
彼女の報告:
昨夜は自然に寝てしまい、昼も珍しく眠気がきて昼寝をした。以前は全然眠気もなかった。不安・気分が晴れないのはまだある。

今日刺した鍼は大体同じ。
鍼治療が終わってお茶を飲むとき、彼女は以前と違って笑顔で冗談も話してました。前回までは心配が多い暗い顔。

鍼は効果があるのか?
皆さん自分で判断してください。

📗関連記事:整体で表情乏しい統合失調症の女性が笑顔に!

不眠症は更に改善され、日中の酷いうつは消えて、食欲も少し戻ってきた

2022-3-4
彼女の報告:
夕方から寝るまでは気分が晴れてきた。日中はまだ優れてないけど、前みたいにドヨンとして何もしたくないのは消えた。食欲がないのも改善し、少し食べたあとはお腹が空いてくるのが分かる。

昨日は4~5時間よく眠れた。朝起きて倦怠感がないから、よく眠れたでしょうねと彼女は話してました。

今日鍼を刺すとき、一大進歩がありました。お腹が4回くらいゴロゴロ音がするのが聞こえました。でも、彼女本人は気づいてない。おそらく、鍼の響きで痛くて気づいてないでしょう(笑)

📗関連記事:半年でやっと足つぼでお腹が雷みたいにゴロゴロ鳴った

鍼した翌日は、めちゃくちゃ調子が良い

2022-3-8
彼女の報告:
3-4に鍼をした翌日、めちゃくちゃ調子が良かった。ご飯もお腹がいっぱいになるまで食べられた。

前回、合谷に鍼したのが内出血して青あざになって、彼女は心配でまた眠れなくなったそうです。あい…本当に。私はお店のメールアドレスを教えて、「何かあったら一人で心配しないでメールください」と彼女に話しました。

今日刺したツボは心兪、肝兪、腎兪、天柱、大チュ、後谿。神門、内関、合谷、太衝、公孫、上脘、中脘、下脘、関元。

背中の骨格イラストに心兪、肝兪、腎兪などの兪穴がラベル付きで示された図。中医学で内臓と直結する重要な背部ツボ
背中の兪穴(心兪・肝兪・腎兪など)の位置図。心・肝・腎の機能を直接整えるツボで、本症例の後半治療で多用しました。

鍼が終わってお茶を飲むとき、彼女はなぜか肩をすくめてました。

私「肩は熱くなりました?」
彼女「そうです」
私「熱くなったのは良いことです。新しい血液が巡っていることなので」

📗関連記事:鍼で腰が燃えるように熱くなった例

肩こり・首こりも1回で激減!コロナワクチン後遺症の意外な症状

2022-3-18
彼女の報告:
肩こり、首こりは随分良くなった。今は少しだけ気になる。三角筋の外側が痛いのは、まだ少しある。3月16日に震度6の地震があったから、昨日も地震が心配で眠れなかった。

最近、花粉症の症状が強い。鼻水はずっと出ている、涙もよく出る。ほかの人は薬で抑えているけど、自分は流しっぱなしだと笑ってました。

今日はいつものうつ伏せ、仰向け両方とも鍼をしました。花粉症対策のツボも追加。

📗関連記事:花粉症の鼻水・くしゃみを鍼灸で軽減した症例

2日に1回よく眠れるようになり、日中の気分も晴れてきた

2022-3-23
彼女の報告:
花粉症の症状、鼻水とくしゃみがひどい。
最近は2日に1回、よく眠れた感じがする。
日中の気分はずっと晴れている。

今日、私が見る限り、彼女の笑うときが非常に多かったです。

2022-4-1
彼女の報告:
お腹がよく空いてくる!
夜は大体眠くなるようになった。

静脈瘤が気になるというので、「たくさん歩いて足の筋肉をつける方法以外に漢方薬もあります」と教えたら、彼女は笑ってました。「飲んでいる漢方薬が多いので、もう良いです」

📗関連記事:足が痛くて力が入らない女性、1週間の漢方薬と鍼で治った

お腹は良く空くし、気分もだいぶ安定してきた

2022-4–8
彼女の報告:
お腹がよく空く。
気分もだいぶ安定して、あともう少しの感じ。
鼻水、鼻詰まりはまだある。

今日はなぜか右くるぶしの下が痛いと言ってました。
左の束骨穴に鍼をして回したら、一瞬で右くるぶしの痛みが治って、彼女は驚愕の表情でした。

鍼の即効性を理解した人が、もうひとり増えましたね(笑)

📗関連記事:くしゃみが100回も止まらない花粉症、鍼を刺した瞬間に治った

2022-4-15
彼女の報告:
睡眠の質はまあまあ良かったけど、3日前から眠れなくて、毎晩お酒を200mlくらい飲んで寝ている。昨日は寝付けられなくて諦めたら、自然に寝てしまった。お腹がよく空くし、花粉症以外に特に辛い症状はない。

今日は花粉症と不眠症対策のツボを刺しました。

📗関連記事:花粉症の目のかゆみ、鼻水が垂れるのはだいぶ良くなった例

3回目ワクチン迷う患者さんに私が強く警告した理由

2022-4-26
彼女の報告:
今日は花粉が少ないとテレビで言うけど、朝からくしゃみ・鼻水がすごかった。睡眠は良→悪→良→悪の繰り返し。悪いときは3回尿意で目覚める。良いときは1回もトイレに行かない。

鍼治療が終わってお茶を飲むとき、彼女が話しました。
「3回目のワクチン、どうしよう~と迷うところです」

一緒に来て鍼を受けた娘はびっくりした顔で話しました。
「ワクチンでひどい目にあったのに、また打つの?!」

私は警告しました。
食欲がない、眠れない、一日中気分が晴れないのは、すべてコロナワクチンを接種してから起きました。癌などの重い副作用ではないので、まだ治せます。ワクチン接種の積み重ねで、副作用もどんどんひどくなると言われています。万が一、重い副作用が出たら鍼でも無理!3回目のワクチンで何か副作用が出たら、私はもう治療しません!」

~下篇は以下の記事をご覧ください~

  1. 倪海厦(ニハイシャ)先生(1954—2012)はアメリカの著名な中医学先生。漢方・鍼灸・風水・占いに精通した天才倪海厦(ニハイシャ)先生の生涯を紹介しますで詳しく書きましたので、よかったらご覧ください。

    ↩︎
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