こんにちは、李哲です。
コロナワクチン接種後の副作用を鍼で治した例、下篇になります。前回の治療内容は以下をご覧ください。
食欲は良好、週の半分は良く眠れるようになった
2022-5-6
彼女の報告:
睡眠は一進一退。夜は自然に眠れるかどうかが心配で、ずっと気になっちゃう。
日中はちゃんとお腹が空くし、食欲も良好。
運動も毎日している。
2022-5-13
彼女の報告:
週の半分はよく眠れて、半分は寝つけるのに1~2時間かかる。
不慮の事故、気胸はその場で治した
2022-5-27
彼女の報告:
寝つけるのにはまだ時間かかるけど、前よりは良い。
鼻水とくしゃみがまだある。
前回、背中の鍼をしてから背中が3日間痛かった。今は胸骨の少し左側が歩いたりすると痛い。じっとしている時は痛くない。
彼女の報告を聞いて、私はすぐ分かりました。
前回の鍼で気胸になっています。解決策として右の然谷を刺しました。少し回した瞬間、胸骨の左側が痛いのは治り、彼女はちょっとビックリしていました。
気胸は鍼治療のミスです。幸いにも鍼でまた治せること。以下の記事で詳しく説明しているので、参考にしてください。
食欲は絶好調、途中覚醒はあるけど良く眠れる
2022-6-4
彼女の報告:
毎日寝ている気がする。
鼻水とくしゃみは前よりだいぶ良いけど、喉に集まっている感じがして気持ち悪い。
今日は天突穴を追加したら、喉の調子はもっと良くなったそうです。
2022-6-21
彼女の報告:
夜1~2回は目が覚めるけど、またすぐ眠れる。前より睡眠が良くなっているのが分かります。
食欲は食べ過ぎるくらい良いです(笑)
喉に痰が集まるのは前より減っている。
食欲不振は鍼治療だけではなくて、漢方薬でも抜群の効果があります。以下は一つの症例、参考になると幸いです。
2022-6-28
彼女の報告:
この2~3日は喉に痰が集まる感じはない。
睡眠は同じで、途中で目が覚めるけど、またすぐ眠れて朝起きたときには寝たりない感じがない。
不眠症は内臓の問題だけではなくて、心も関連している
2022-11-8
彼女の報告:
3週間前に娘さんと先生に「さっき寝ていたよ!」と言われてから、「あっ!私寝ていたんだ!」と気付き、その日からは睡眠がずっと良い。「今夜も眠れるかな?眠れるかな?」の心配がなくなったのが大きなキッカケかも。
今1番気になるのは、喉に痰が集まること。鍼してからだいぶ良いけど、やはり痰が絡むのが気になる。
彼女の報告から分かりますが、自分自身にプレッシャーをかけています。
「眠れるのかな?眠れるのかな?眠れなかったらどうしよう?」
繰り返す心配で、本当に眠れなくなるわけです。
私の助言は、「眠れるなかったら起きて良い。本を読んだりテレビを見たりして構わないです。何時に寝なきゃ!というプレッシャーをかけなくて良いのです」
人間の体と精神はつながっています。鍼で体を治せるけど、精神・性格などは治せない。「自分が寝ているかな?」と心配している心のモヤモヤを治したら、不眠症がもっと早く治ったかも知れません。
今までの治療経過を振り返る
彼女の治療経過を振り返ってみます。
最初はコロナワクチンの副作用で、ひどい不眠症・食欲がない・うつ病になりました。
2022ー2ー18から鍼治療を始め、2022-3-4にはお腹が空いてご飯がいっぱい食べられました。また、日中は気分が晴れてないけど、夕方から寝るまでの時間は晴れるようになりました。2022-4-8には、お腹が空いて来る・気分がだいぶ安定していると報告してました。この時点で、彼女の最初の悩みは解決できています。かかった時間は2ヶ月くらい。
彼女は鍼治療しながら漢方薬を併用していました。飲んだ漢方薬は柴胡加竜骨牡蛎湯と酸棗仁湯がメイン。両方とも睡眠障害を改善する漢方薬です。鍼+漢方薬だと相乗効果があり、治療期間の短縮につながります。柴胡加竜骨牡蛎湯を応用したのは、以下の症例もあります。どうぞ参考にしてください。
2022年4月から11月まで治療したのは以下の内容。
- 睡眠をもっと安定させる。
- 鼻水とくしゃみを治し、1年中続く花粉症を治す
- 花粉症が改善された後は、喉に痰が集まる症状を治療
- 夜間頻尿(治療回数を重ねることで、徐々に尿意で起きることはなくなりました)
鼻水・くしゃみなどの花粉症、治療に時間がかかった原因
一般的に花粉症は回数がそんなにかかりません。
彼女がめちゃくちゃ時間かかったのは、2つの原因があります。
1つ目は、歳をとっているので、自らの回復能力が少ない。
2つ目は、運動不足で内臓が弱いから、回復が遅れている。
ちなみに、彼女の寝付きが悪い・痰が多いのも運動不足が関連しています。
●運動不足で脾胃が弱くなる→脾胃が弱くなると痰の処理が落ちる→痰がたまる。
●運動不足で脾胃が弱くなる→気血不足→睡眠障害。もっと簡単な言葉でいうと、日中疲れてないから夜眠くならない。彼女がもし毎日1万歩くらい歩いて、ほかに筋トレとかすれば、夜は良く眠れるはずです。
疲れているのに眠れないケースもあるけど、これも鍼で治せます。関連記事は以下をご覧ください。
コロナワクチンの副作用、うつ病・不眠症は氷山の一角
彼女はもともと不眠症があったけど、コロナワクチンを打ってから更に眠れなくなりました。そして新しい症状、1日中気分が晴れないうつ病が増えました。中医学理論で解釈すると、不眠症・うつ病は肝臓・心臓などの臓器に毒素が溜まっているからです。
人間の体は、自然な毒を分解できる力を持っています。しかし、ワクチンの毒は人工的に作られた毒。相当の体力がないと、なかなか自ら分解処理できません。その時、免疫システムを強化する・助けるのが漢方薬と鍼灸の役割。
コロナワクチンの副作用に遭った患者さんを何人も治療しました。心臓が痛い・動悸などの方がいれば、後頭部が痛い方もいる。薬疹の方がいれば、視力障害・ひどい倦怠感・ひどい上腕の痛みの方もいる。幸いにも皆鍼で改善・完治されたこと。
コロナワクチンの副作用は、人によって症状が違います。上記の副作用はみんなかわいいもので、氷山の一角に過ぎません。心臓がやられて、血栓症が発生し命を落としたら全て終わりです。
以下のツイッターをご覧ください。すでに2000人近くワクチンで死にました。コロナの諸症状は漢方薬・鍼灸で治りますよ。なんで死ぬ代価を払いながらも、ワクチン打ちたいですか?
ツイッター見てたら、西洋医学の先生がコロナワクチン後遺症の治療を専門的にやるみたいです。
西洋医学のワクチンで後遺症になったのに、また西洋医学の治療を受けますか?良くも勇気がありますね。その先生はどんな薬で治療するのか、その薬には副作用がないのか、すごい気になりますけど。
鍼灸・漢方薬は西洋医学と全く違います。
副作用がないだけではなくて、治療効果も西洋医学より優れている。
ワクチン後遺症で苦しんでいる方は、有能な漢方医もしくは鍼灸師を探してください。あなたの辛い症状が100%治るとは言えないけど、必ず改善できます。
(おわり)
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