こんにちは。李哲です。
私のおばさんの施術記録、数回分をまとめて書きました。
鍼で体が温まる、冷え性が治る。
また、サプリメントで逆流性食道炎の諸症状が起きる事を知って下さい。食べ物には気をつけないといけません。
腰が燃えるように熱くなった
2018-10-24
いつもの鍼をして15分後に腰の鍼を回したら、おばさんが悲鳴を上げました。
「今日めちゃくちゃ響く！腰が燃えるように熱い！」
なぜか今日は、とてもうまくできたようです。腎虚証なので腎臓を補う時は熱くなると、とても良いです。まだ腕が足りないので、毎回熱くなるとは限らないですね… ほかにもアツアツになった女性がいます。以下の記事、参考になると幸いです。
鍼した日はとても良く寝られて腰痛も緩和
2018-11-14
おばさんはいろいろ教えてくれました。
「鍼した日は、体が重くてグッスリ寝られる。腰痛は鍼を受けると良くなるけど、また徐々に悪くなる感じ。でも、前より進歩しているのは分かる。便通はもしちゃんと３食を食べれば出ると思うよ。今は基本的に軽く２食。太るから炭水化物も取らないんだ。最近寒くなったせいか頻尿がすごい、昨日は夜中に４回も起きたよ」
関元、中極を刺せば良いのに、おばさんは関元を怖がっているので、ほかのツボで代用しました。董氏奇穴の腎関と復溜で。効果がなかったら、またお灸とか考えるつもりです。
米など炭水化物を取らないのが、便秘の一つの原因
おばさんの話で一つ分かりました。
便秘はもちろん内臓の不調も関係していますが、食べてないのが一つの原因であります。常識で考えても理屈に合いますが、胃袋の食べ物が降りながら腸を圧迫しないと、便も出ません。
炭水化物を取らないのもいけないです。
昔のおじいちゃん、おばあちゃんたちは米を食べても太ってはないでしょう？
炭水化物が最大の原因ではない。
太る原因はほかにあります！
目が回る症状は、前回の鍼をしてから再発してない
2018-11-23
おばさんが言うのは、頻尿がまだある。さっき行ったばかりなのに、またトイレに行きたくなる。腰痛は良くなったり悪くなったり。
先週鍼をしたけど、肩甲骨の外側と下のほうが痛いのは変わらない。痛みはピンポイントで痛いと言うので、今日は鍼をしないで刺絡しました。黒い血がけっこう出ました。
頭と目が回るのは前回鍼をしてから、発作してないそうです。ただし、今日鍼を抜いた時にベッドを動かしたら、少し目が回ると言ってました。前回の目が回る症状を治した記事は、以下をご覧ください。
鍼治療後は手足が暖かくなるけど、触った限りまだ冷たい
今日はわりと寒かったので、鍼している途中で寒くてトイレに２回も行きました。鍼治療後に手足が暖かくなったと言っているけど、私が触ってみたらにまだ冷たい！
ここまで冷え症が強い人は、最近の患者さんの中ではおばさんがナンバー・ワン。おばさんが言うのは、「昔から冷え症だった。夜は布団に入っても寒くて、２時間経っても足が冷たくて寝れなかった」
昔、治療した女性の中で印象深い方がいました。おばさんより冷え性が強いかも知れません。なぜなら、お風呂から出てすぐ部屋に走って行かないと体が冷え切るからです。幸いにも諸症状が治療で改善されました。詳細は以下をご覧ください。
もともと関元など刺せば、もっと体温を上げられますますが、おばさんは関元を怖がっているので他のツボで代用しました。効果がなかったら、また考えます。
今日は関元に鍼ができなかったので、帰る時に艾を渡し自宅でお灸するように教えました。ここまで冷え症だと、鍼だけでは足りない。必ずお灸を数百個やらないとダメです。
以下は施術の画像。
腎兪、大腸兪、脾兪、胃兪、京門に刺した鍼。
後谿（こうけい）：腰痛にも良いし、肩甲骨周りの痛みにも良い。手も暖かくなるツボ。
酵素サプリで、胃の上が痛い・食道がつらいなどの逆流性食道炎症状が現れた
脾兪、胃兪に鍼したのは、逆流性食道炎の症状があるから。
おばさんが言うのは、「食事の後に胃の上・食道あたりがつらい。昔はなかった症状だけど、この前１週間の断食をしてから、逆流性食道炎の症状が生じた」
よく聞いたら、断食の間に食べたのは酵素サプリと水のみ。
１週間続けたら頭がフラフラするし、ぼっとして何も考えられないから止めた。もともとは２週間断食するつもりだった。少しずつご飯を食べ始めたら、思考能力と活動能力が戻ってきたそうです。
サプリメントは体に百害あって一利なし。今回の逆流性食道炎は、明らかに酵素サプリを飲んでから現れました。以前にも酵素に関して議論したことがあります。以下の記事、参考になると幸いです。
おばさんの話を聞いて、私は嘆くしかなかったです。もう過ぎたことなので、今は頑張って脾胃を修復して、逆流性食道炎を治すのが目標。
断食は基本的にオススメしません。一日三食は必要な理由は、過去記事でも討論した事があります。
食欲がないのは、早めに治さないといけない
最近の２回くらいは、腰に鍼をしても「腰が燃えるように熱い！」と言ってない。腎兪あたりを押してみたら、硬さもだいぶ減っているので反応が減ったかも知れない。ただし、回すと響きは強いそうです。
食欲を聞いてみたら、相変わらずないと言ってました。時間になったから食べる感じ。お腹が空いて食べるのではない。
これは本当に困りました。
食欲があるかないかは、とても大事です。五臓六腑の修復にはエネルギーが必要、エネルギーは消化系の力で得られるから。
食欲がないのは脾胃の機能がとても弱い事を示します。
脾胃は後天のもと。
脾胃を早く治さないと、後々になって必ずもっと大きなトラブルが起きます。
ほかの患者さんからも聞きますが、小さい時から食欲がなかったそうです。そんな時、周りに漢方医・針灸医がいれば、今はもっと体が丈夫なはずです。以下は食欲不振の乳癌患者さんの治療例、参考になると幸いです。
子供がいる親はよく見てください。子供の食欲がなかったら、必ず漢方医もしくは針灸医に治してもらってください。早ければ早いほど良いです。病気が芽の段階で解決すれば、後々の大きな病気にはならない。
（おわり）
コメント
id:yawatakomaginu
ME さん
ブコメありがとうございます。今後も宜しくお願いします。