性欲が強すぎる・止まらないのは、実は「陰虚証」という体質の乱れが原因のことがあります。
中医学では、漢方や鍼灸でこの体質を整えることで、性欲を正常化することができます。本記事では、実際の症例をもとに、性欲が強すぎる原因と改善方法を詳しく解説します。
性欲が強すぎるのは「陰虚証」が原因
陰虚証で火が強い人は、性欲が非常に強い傾向があります。
歴史的な例では、漢成帝が趙飛燕の足に触れるだけで性欲が湧いたり、ビル・クリントン元大統領が女性問題で話題になったケースが挙げられます。これらは典型的な陰虚証の症状です。
クリントン氏は、腎臓の陰不足により血液がドロドロになり、6年間で3回のバイパス手術を受けました。
後に肉食を控え、ベジタリアン食に切り替えたことで体質が改善されました(この例から、食生活改善も陰虚証の治療に有効であることが分かります)

別の症例では、性欲強い 男性が来院。露出度の高い女性を見ただけで勃起し、頭部に大小の炎症や膿が出る症状がありました。
彼は過去に過度な性行為(自慰含む)があったと認め、これが陰虚証を引き起こした原因でした。この男性は、性欲が止まらない状態に悩み、日常生活に支障をきたしていました。
西洋医学では「自慰は体に良い」とされますが、これは誤りで害しかない理論です。過度な自慰は腎臓の陰を消耗し、性欲を異常亢進させる害があります。
中医学では、こうした症状は内臓の不調として扱い、根本治療を目指します。
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陰虚証の3つの主な原因(李哲の解釈)
性欲が強すぎる「陰虚証」の原因は以下3つです。これらを理解することで、「性欲 抑える方法」が見えてきます。
1. 夜更かし
夜更かしは、肝臓と腎臓の血液を大量に消耗し、陰を傷つけます。特に女性は髪の毛が抜ける原因にもなります。(関連記事:髪の毛が抜ける原因と腎臓)
例えば、夜遅くまでスマートフォンやパソコンを使う習慣は、腎臓の陰を徐々に減らし、性欲の異常や疲労感を引き起こします。十分な睡眠(特に23時前就寝)が腎臓の陰を養う最良の方法です。
2. 西洋薬の副作用
コレステロールや血圧を下げる薬は、肝臓と腎臓に負担をかけます。これにより生殖機能が低下し、性欲が強すぎるまたは逆にED(勃起不全)になるケースが多発します。
例えば、スタチン系薬剤や降圧剤は、長期使用で陰虚証を悪化させます。関連症例は薬の副作用でEDになった例を参照ください。西洋薬を減らし、漢方薬で体を整えることが重要です。
3. 過度な性行為・自慰
適度な性行為は健康に良いですが、過度は腎臓の陰を消耗します。精子は腎臓の貴重な“陰”であり、出しすぎると陽気が逆流し、性欲が止まらない状態になります。
上記の男性のように、些細な刺激で性衝動が起きるのは、過度な性行為が原因です。適正な頻度については性行為の適切な頻度を参照ください。年齢や体力に応じた節度が、腎臓の健康を守ります。
中医学で性欲を正常化する方法(李哲の説明)
性欲が強すぎるのは内臓の病気であり、中医学で治療可能です。 逆に性欲がない場合も同様に治療できます。
西洋医学では「セックス依存症」を心の病気とし、精神科を勧めますが、これは誤りです。精神科の薬はEDや認知症のリスクを高めます(薬の副作用と陰虚)。
中医学では、以下の方法で根本治療を行います。
漢方薬(甘露飲など)
漢方薬:甘露飲のような処方は、腎臓の陰を補い、過剰な火を抑えます。患者の体質や症状に応じて、生薬の組み合わせを調整します。
鍼灸
鍼灸:以下のツボを使用します:
- 関元:下腹部のエネルギーを整える
- 中極:生殖器系のバランスを調整
- 太衝:肝臓の気を巡らせ、ストレスを軽減
- 腎兪:腎臓の機能を強化
- 肝兪、心兪、三陰交、血海:陰(血)を養い、全身のバランスを整える
これらのツボは、症状に応じて選択。定期的な鍼治療は、性欲強い 男性や女性の症状を効果的に改善します。
生活習慣の改善
夜23時前に就寝し、肉食や刺激物を控えることも重要です。クリントン元大統領の例のように、食生活の見直しは陰虚証の改善に大きく寄与します。
患者には、ストレス管理や適度な運動も推奨しています。
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症例:公衆での異常行動が漢方で改善
以前、「炙甘草湯」で重度の貧血が改善した母親の症例を紹介しました。今回はその母親が、10代の娘さんの深刻な問題で再来院した事例です。
娘さんは10代で大病を患い、退院後、神智がもうろうとし、診察中も眠そうで質問に答えられない状態でした。母親によると、退院後に急激な体重増加が見られ、これは病院の薬の副作用によるものと考えられます。
こうした症例は女性患者で多く、詳細はピルを1か月飲んで急に太った女性の例で紹介しています。
さらに深刻なのは、母親が周囲を確認してから小さな声で打ち明けた症状でした:「娘が公衆の場で自慰行為をするのです。他人がいても気にせず、道徳観念がないように見える。私は止めさせたい。」 この異常行動は、家族にとって大きな悩みでした。
診断プロセス
診察で以下の症状を確認しました:
- 性格:怒りっぽく、イライラしやすい
- 便通:便秘気味でスッキリしない
- 小便:やや黄色で濃い
- 舌診:舌は薄い赤、乾燥はなし
- 脈診:微小で弱い
これらの所見から、陰虚証(いんきょしょう)で火が強い状態と診断しました。陰虚証は、腎臓の陰が不足し、体のバランスが崩れることで、性欲が強すぎる原因となります。
この状態は、性欲が止まらない症状や異常行動の背景にあると中医学では考えます。
治療と結果
症状を考慮し、以下の漢方薬「甘露飲」を6日分処方しました:
- びわの葉、麦門冬、天門冬、生地黄、熟地黄、茵蔯、石斛(せっこく)、枳穀、甘草、黄芩

これらの生薬は、腎臓の陰を補い、過剰な火(熱)を抑える効果があります。1ヶ月後、母親と娘さんが再来院。娘さんの神智ははっきりし、私と正常に会話ができるまでに回復していました。
小声で母親に「まだ公衆の場で自慰しますか?」と尋ねると、笑顔で「イエス様よ!本当に感謝しています。もうなくなりました。先生に感謝します。」と答えました。
この症例は、陰虚証を治療することで、性欲 強すぎる状態が改善した典型例です。
この治療では、漢方薬が娘さんの内臓のバランスを整え、過剰な性欲を抑え、精神的な安定を取り戻す助けとなりました。こうした結果は、中医学の強みを象徴しています。
※アメリカで活躍する中医師・鄭智城先生1の症例、难言之隐的母亲和女儿(2013年10月31日発表)を李哲が完全翻訳しました。
まとめ:性欲の異常は中医学で根本治療
性欲が強すぎる、性欲が止まらない状態は、腎臓の「陰虚証」が原因の内臓の病気です。西洋医学では心の病気と誤解されがちですが、中医学なら漢方や鍼灸で根本的な治療が可能です。
「性欲 抑える方法」として、夜更かしを避け、腎臓を養う生活習慣を心がけましょう。専門家に相談し、適切な治療を受けることで、健康的な体と心を取り戻せます。
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この記事では『黄帝内経』の記述をもとに腎虚の本質を詳しく解説し、さらに西洋薬が腎臓を弱らせるメカニズムについても紹介しています。陰虚証との違いを理解したい方におすすめです。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 性欲が強すぎるのは病気ですか?
A. 中医学では、性欲が異常に強い状態は「陰虚証」という体質の乱れが原因と考えます。腎臓の陰が不足し、体内に余分な火(熱)が生じることで性欲が高まり、コントロールが難しくなります。漢方や鍼灸で体質を整えることで改善できます。
Q2. 性欲を抑えるために今日からできることはありますか?
A. あります。特に効果が高いのは「23時前の就寝」「肉・辛い物・酒を控える」「夜のスマホ使用を減らす」など、腎臓の陰を守る生活習慣です。これだけでも性欲の異常亢進が落ち着くケースが多くあります。
Q3. 過度な自慰は本当に性欲を強めてしまうのですか?
A. はい。中医学では、精(腎の陰)を消耗しすぎると陰虚が悪化し、逆に性欲が止まらなくなると考えます。適度な頻度を守ることが、性欲の正常化と腎臓の健康にとって重要です。
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鄭智城先生はアメリカで開業している漢方医。様々な面白い症例があったので、翻訳させていただきました。人物紹介と診療所情報は、オススメの漢方医・鍼灸医(海外)をご覧ください。

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